4月16日のC型肝炎の治療歴があり、腹部CTで肝左葉に多発性に見える腫瘍像を認めた58歳男性。紹介したがんセンター消化器内科から初回の返事が来ていた。
PET-CTで腹腔内リンパ節、さらにVirchowリンパ節転移を認めて、腹腔内の他の臓器には集積を認めず、胆管細胞癌と診断された。さらに上部・下部消化管内視鏡検査・肝生検を行って確定診断をつけてから、化学療法を検討する方針ということだった。
PET-CTがあるといっぺんに診断がついてしまうのだった。多発性でなく、肝内胆管に沿って浸潤しているのだろう。転移性肝癌ならば肝全体に腫瘍があるはずなので、納得できる結果だった。
土曜日の早朝に高熱・頸部痛・頭痛で救急搬入された32歳女性。リンパ節腫脹以外には所見がなく、生検はしてないが、組織球性壊死性リンパ節炎としてプレドニゾロンを開始した。30mg/日で開始して、今日は解熱して頸部痛も軽快していた。希望もあり、今日退院にして外来でプレドニゾロンを漸減とした。
國松淳和先生のレシピ通りに行う。著書や講演では、合わせて25日処方とされているが、30mgから5mg刻みなので合わせて30日処方だと思うが、25日は勘違いなのだろうか。
今日は地域の基幹病院呼吸器内科から肺癌の緩和ケア目的で74歳男性が転院してきた。来週も同科から2名の患者さんが転院予定で、下請け業は盛業だ(ひとりはリハビリ目的でひとりはお看取り目的)。連休の半ばで、ちょっと周囲でも倦怠感が漂う。病院(高台にある)から見える木々の若葉がきれいだ。
胆管癌は予後悪いとしても・・・
日本消化器内視鏡学会会員32000人
日本超音波医学会会員7100人
4.5倍ですね。