とある事情で夏にどこも行けなかったので、11月の3連休を満喫することに。行き先は、黒部峡谷。前から行きたかった場所です。東京からは、北陸新幹線はくたかでビュンと。朝6時台の新幹線でした。早い!
黒部宇奈月温泉駅から富山地鉄の新黒部駅に乗り換えます。駅前には、黒部峡谷を走った機関車が展示されていました。
今回は、事前に申し込んだ「黒部峡谷パノラマ展望ツアー」の受付をするため、黒部峡谷鉄道の宇奈月駅に早めに到着しました。出発時間まで時間があったので周辺をぶらぶら。山彦橋から黒部川を渡る列車を撮影。紅葉が映えます。この時期に来てよかった。
山彦橋を渡ると宇奈月ダムが見えました。もう少し時間があれば、近くまで行ってダムカードをもらいに行きたかったな。
11:30過ぎに列車が出発しました。事前に申し込んでいて必ず座れると油断していたら、トイレでちょっと遅れて行ったら川側の席が全部埋まっている。そもそも座る場所が4席ぐらいしかない。早めにホームに降りればよかった。
でも、座席からはエメラルドグリーンに輝く黒部川を見ることができました。水深と太陽光の関係からエメラルドグリーンに見えるそうです。受付の人いわく、こんなにきれいに見えるのも年に何回かぐらいだそうで、今日のツアー客の普段の行いが良かったのが原因とか。信じるか信じないかはあなた次第w
列車が進むと、中世のお城のような建物が出てきます。実はこれ発電所。なかなか凝った建物です。
ところどころで、上下線の入れ違いで停車しました。山を登っていくごとに、一段と紅葉が深くなります。
そうこうしているうちに、欅平駅に着きました。1時間くらいかな。そして、今日の最大の目的、それはパノラマ展望ツアー。今回のこのツアーでは、一般に開放されていない関西電力の施設内を通って、黒部の山々を展望しにいくというもの。
欅平駅のホームで待っていると、トンネルの中から、ツアー専用の機関車とトロッコがやってきました。ここからは、関西電力の専用鉄道です。ヘルメットの着用が義務付けられました。
通ってきたトンネル。
専用列車でスイッチバックしながら、トンネルの奥に進んでいくと、竪坑エレベータがありました。このエレベータは、この区間の勾配がきつくて、資材の運搬ができないことから、設置されたとのこと。もともと、この専用鉄道は黒部の発電所を作るために資材運搬用に作られたものですからね。
トンネル内には、黒部第四発電所に向かう列車が待機していました。
一行は、さらに進みます。こんな急勾配なところを歩きました。黒部ダム建設当初は、このトンネルの上部にウインチをつけてトロッコを引っ張って、資材の出し入れをしていたとのこと。
トンネルを出ると登山道を行きます。途中、木の橋を渡っていきます。ちょっと怖い。
登山道を登っていくと、雪をかぶった立山の山々を見ることができました。綺麗な景色です。来てよかった。
その後、欅平駅まで戻ってきてツアー終了でした。欅平駅付近の猿飛峡まで行ってきました。紅葉がきれいでした。
欅平駅を17:00前に出発しましたが、窓が無い車両のため、帰路は寒かったです。