♪がんばろう、私♪

山や旅行のお話し

南八ヶ岳(硫黄岳~横岳~赤岳)縦走 二日目③

2011年07月07日 21時15分32秒 | トレッキング・山登り

赤岳登頂の喜びも、やはり浸っている余裕などなく、すぐに下山開始です

ここからドドーンと1,400mも下り続けなくてはなりません・・・

そして、赤岳直下はまたまた急な岩場なのです 気を抜く暇がありません

はるか向こうには絶壁の岩肌を登っている二人組(↑)が・・・

下ってきた道を振り返る 

 

急な岩場が終わると、ガレた道  が続きます

私は岩場よりも苦手

滑るかも、という悪いイメージが頭にこびりついているため、超へっぴり腰

転ばないように着いていくのがやっとです

途中振り返ると、縦走してきた山々が一瞬見えました!

左の半分ガスがかかっていて丸い平らな山が硫黄岳

そこから右へゴツゴツとした横岳が続き、一番右が赤岳? それとも赤岳は隠れている?

よく分かりません・・・誰か教えてください・・・

とにかく、ここを歩いてきたんだな~と感慨もひとしお

 

苦労して歩き続け、行者小屋  に着きました

ここから先は比較的楽な登山道です 

下界は何だか天気が良いです 

もくもくと歩き続け、美濃戸山荘  に着きました

ここまでくれば、もうあと少し 一気に脱力モードです

皆さん、美味しそうなソフトクリームを食べてました 私は瓶コーラを一気飲み

お店の方が、サービスで漬物を出してくれました

汗をかいた体に、しょっぱい漬物は超ウマイ

 

最後は林道歩き

この辺でつま先の痛みを感じ始めました

急な下りが続いたせいもあるかもしれませんが、

今までこんな経験はありませんでした

2枚履きの下の靴下を登山用にしなかったのが悪かったのか、上の靴下が少し薄かったのか・・・

我慢するしかありません

ひたすら歩き  ついに八ヶ岳山荘のある美濃戸口  に到着

長い長い一日が終わりました

 

コースタイム

5:00 本沢温泉 - 6:04 夏沢峠 - 7:10 硫黄岳 - 7:36 硫黄岳山荘 - 8:43 横岳 - 10:04 赤岳展望荘

- 10:22 赤岳頂上小屋(昼食) - 11:27 赤岳南峰 - 12:39 行者小屋 - 14:30 美濃戸山荘 - 15:27 美濃戸口

(各ポイントでの休憩、昼食時間も含む)

標高差 登り 約800m 下り 約1,400m

 

ガスっていたため、最高だという眺望は残念ながら見れませんでしたが、

雨にあたらなかったことだけでも、お空の神様に感謝!

曇りのおかげで暑さもほどほど、それはそれで良かったです

 

この二日間は、私にとって良い経験となりました

初体験の岩場も鎖場も梯子も、楽しかったです

ただガレ場の下りは苦手意識が更に強まってしまいまいた 私に克服できるのでしょうか・・・

下山後、筋肉痛もなく、清々しい気持ちで帰宅しました

 

・・・そして翌朝

起きようと布団の中で足をほんのちょこっと動かした途端、

強烈な大腿の痛みを感じました やっぱり、筋肉痛になってました

最大級の筋肉痛に、階段の上り下り、椅子の立ち座りが大変なこと、辛いこと

その強烈な痛みは3日間続きました・・・

4日目の今日、少しだけ痛みの程度は軽くなったものの、まだ続いていて、普通には歩けません

同等の山に行くには、もうちょっと筋力強化が必要のようです・・・^^;


南八ヶ岳(硫黄岳~横岳~赤岳)縦走 二日目②

2011年07月07日 20時59分24秒 | トレッキング・山登り

横岳登頂  の感動もそこそこに 『赤岳』 へ向け出発 

まずは横岳を下りますが、ここからも、岩場、鎖場、梯子

ガスっていると目的が見えず、周囲の景色も楽しめず、ただただ歩くのみ

 岩を横切り

梯子を下り  ←この辺はガスが晴れてた~♪

どんどんと岩場を下りて行きます

 

 

岩の間から可愛く咲いている花が見守ってくれてます 

 まだまだ進みます

来た道を振り返ると  こんな感じ

 

地蔵ノ頭   を通過し、 赤岳展望荘に到着

目的地はまだまだ ここから更に260m登らなくてはなりません

ラストスパート  

 またも花に励まされながら

山頂まで続く岩場  まだ序の口 

この後、勾配は急になり両手両足4本での岩登りになります

息もあがるし、離れないよう着いて行こうと必死で、写真を撮ってる暇などありません

みんな四つ這いで必至ですが、

最後尾の山慣れした添乗員さんは

ホイホイと足のみで上がって来ていたようでした スゴ過ぎ

「もうだめ~、死ぬ~」と思ったところで、山頂(北峰)に到着!

 

赤岳山頂は、赤岳頂上小屋  のある北峰と

一等三角点と神社  のある南峰に分かれています

晴れてれば眺望は最高のはずも、残念ながらガスの中

北峰でひとまず昼食休憩 南峰はもう少し先にうっすらと見えます 

・・・と思ってたら一瞬ガスが晴れました

休憩を終え、さぁ、あそこの南峰へいざ出陣!

 

そしてついに・・・


赤岳(2,899m) 登頂!

 

喜び200%です!

この瞬間、必至で登って来た苦しさもキレイさっぱり忘れ去っています

この春までは角田山と弥彦山位しか経験してなかった私ですが、

少しずつ他の山に登り始め、ここまで来れるようになりました

ますます山が好きになりました

緑も好きですが、こういう岩肌に心奪われます

もっともっといろんな山に行きたいという願望がフツフツとわいてきました