漢拏山は韓国で一番高い山(標高1,950m)で、世界遺産にも登録されています
ここに来るのは2度目
前回と同様、登りは城板岳コース(標高差1,200m)、下りは観音寺コース(標高差1,330m)、
距離18.3km 標準タイム8時間30分の道のりです
駐車場に着くと、既に満杯、路駐の車の数もそうとうです
やはり登山人口はすごいですね
8:50 登山口にたどり着き、いよいよスタート
緩やかな道が続き、気持ちいいです
余裕があり、話をしながら快調に歩いていきます
休憩所に着きました
青空で気持ちいい~ 5分休憩でみかんを食べました 美味しいね~
ここから少し急になってきます
するとガイドさんのペースが急に上がりました
必死になってついて行きますが、やっとやっとです
次の休憩ポイントに着いた時には息が上がり、胃の辺りに違和感を覚え始めました
う~ん、ちょっと何か変な感じ・・・
笑顔もなくなり、愛想笑いもできず、マジな顔しかできません
「急な所は早く登って、なだらかな所はゆっくり行った方がいい」 というガイドさんでしたが、
私には無理、ゆっくりでないと行けない、と伝えました
そして次の休憩ポイント(ツツジ畑)までゆっくり登りましたが、
徐々に吐き気が強くなってきました
「もうやばい もうダメ ツツジ畑までは行くしかないけど、もうそこでリタイヤしよう」
と歩きながら心の中で思っていました
11:20 どうにかこうにかツツジ畑に到着
着いた途端、強い吐き気に襲われ、
トイレを指さしながら、無言で直行
嘔吐しました
(汚い話ですみませんm(__)m)
ぼっとん便所で汚物を見ながら吐くことになるなんて、夢にも思ってませんでした(>_<)
胃の中の物を全部吐き出し、ボーっとしながらガイドさんの元へ
嘔吐したことを伝えると、自分が服用している薬は胃の薬だからと言ってくれました
4粒もあり何の薬かも分からなかったけれど、藁にもすがる気持ちで飲み、
長い休憩をとりました
話せる状態でもなかったので、もう下を向いたまま無言です
30分位経ったでしょうか 胃のムカムカ感が治まってきて
リタイヤしなくても大丈夫な気がしてきました
そして、頂上を目指すことに
歩き始めた頃には体調も大分戻ってきて、写真を撮る余裕も出てきました
ちょっと紅葉が始まってます
これまでと打って変わって、見晴らしが良くなりました
目指す山頂も見えてきました! この距離だともうすぐ!
吐き気が治まると、体の動きもまた快調になって来ました
山頂手前の長く続く階段も難なくクリア
13:05 着きました!!
頂上にある火山湖である白鹿潭の前で記念撮影
今の時期は水は全くありません
写真撮影待ちの長蛇の列が連なっている山頂標識には見向きもせず、
下りの方が景色がいい所があると、ガイドさんはさっさと山頂を後に下って行きました
前回写真を撮ったので別にいいですけど・・・
山頂滞在数分で、観音寺コースへ下りて行きます
確かにこっちの方が景色はいいです
かっこいい眺め
紅葉には早いと思っていたけど、色付いてきてました
体調は戻り、今度はお腹が空いてきました
ガイドさんに休憩を求め、次のポイントでお昼休みをとりました
が、お腹は空いているものの、何せ嘔吐した後、のり巻きが昼食でしたが、なかなか入っていきません
結局食べたのは1切れのみ
それから頂いたおでんのスープとお菓子を少し食べただけ
それでも何だか元気になりました
ここでゆっくりくつろぎたかったのですが、霧が出てきたため
係員に「早く下りなさい」と声をかけられ、渋々退散
ハイペースで下りて行きます
歩き易い道なので、下りのハイペースは全然OKでした
以前なかった吊り橋が新しくできていました
これ、結構揺れます 吊り橋恐怖症の私ですが、山の中では大丈夫でした
一瞬霧がとれ、辺りがキレイに見えました!
キレイな景色に思わず立ち止まります
頑張って良かった~^^
前回来た時にもかっこいいと思った山、今回は霧の中に見えました
こんな絶壁の山を、ガイドさんは冬にアイスクライミングしたそうです スゴイ
下り口での待ち合わせまでまだまだ時間がありました
なのでまた次の休憩ポイントでかなり長い時間まったりと話をして過ごしました
時間調整後は、また何人もの人を抜きながら、ちゃっちゃと下りて行きます
こんな景色を横目に進み・・
山で体調が悪くなるなんて、初めての出来事でした
いつもはコマメに水分摂取する私ですが、タイミングを逃しあまり飲めていず
更には途中からのハイペースも相まって
脱水症状を起こしていたのだと思います
自分が甘かったです 反省、そして良い勉強になりました
3年前のトレッキング後は1週間激しい筋肉痛になりましたが、
今回はトレッキングの最中もその後の痛みもゼロ
明らかに以前よりも進歩している体が嬉しい
これからは、全身を管理しながら登れるようにならなくては!
帰りの道すがら、今日登って来た漢拏山がキレイに見えました
車内から写真を撮ろうとしたら、シャッターチャンスを逃してしまいました
それに気付いたガイドさんは何も言わずにUターン
牧場 の手前で車を止めてくれました
余談ですが、済州はあちこちに牧場がありました
名物?なんでしょうか・・・?
漢拏山、ありがとう~!