Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

別冊NHK100分de名著 時をつむぐ旅人 萩尾望都

2021-06-28 00:00:00 | いろいろ


NHKの番組を見損ねたので、どんな内容だったのかこのテキストを待ってました。

内容は以下の4人による読解とご本人のインタビューです。

『トーマの心臓』をよむ――小谷真理
『半神』『イグアナの娘』をよむ――ヤマザキマリ
『バルバラ異界』をよむ――中条省平
『ポーの一族』をよむ――夢枕獏
萩尾望都インタビュー

私はほとんどテレビを見ないので、たまに見るとそのテーマが好きなほど内容の浅さにがっかりしたり、進行の仕掛けなどはいいから「早よ結論を教えてくれ!」とせっかちになるので、読むという形をとったのはたぶん良かったです。

とりあげられた中、「バルバラ異界」は作品そのものを全部読んでいないのでその解説も飛ばし読みした以外は、どの解説も丁寧でわかりやすい上にポイントもついていて、尚且つ作品と作者への愛にも溢れ、いちいちうなずきながらあっという間に読んでしまいました。

心に残ったキーワードは、

・全受入れの愛
・母の呪い
・異端の孤独

1970~80年ごろに描かれた作品が、半世紀後にとてもわかりやすい時代になっていたのか、それとも個人的に私が最初に読んだ時にはアタマが足りな過ぎてそういうテーマに気付かなかったのか、とてもシンプルながら汎用性が広く、これをクリアしたら人生楽勝じゃないか、というテーマばかりでした。

つまり、番組の解説本を読んで、「人(家族含む)に条件を求めず、母の呪いを切り罪悪感を丸めて燃えるゴミに出し、自分は孤独だと認めて生きたい」と勇気が出た、なんとも単純な私でした・・・




Queen Rock Tour - The Official Rhythm Game

2021-03-01 10:26:00 | いろいろ


クイーン公式のスマホゲームが無料でDLできるよ、というお知らせが来てこのトレイラー見たら、

来年再開されるワールドツアーでアダムも頑張ってくれてるけど、フレディファンにとってフレディがゲームキャラとなってますますレジェンドぶりがupしたことにウルウルしました。

キャラがかわいいのでやってみてます。リズムに合わせてタップするだけなのでゲーム不慣れな私でも参加できて、タイミングよく正しいポジションタップすると「パーフェクト!」「グレート!」と誰かに褒めてもらえるのが嬉しい(笑)。シルバーディスクやゴールドディスクも獲得できます。

でも衣装を着せ変えページで何をどうしていいかわからなくてオロオロすると、キャラフレディが待機体制で目をパチクリして自分を見下ろしモジモジしております。すでに座礁・・・

ヒストリーをたどるので今1974年のロンドンにいるのですが、次は「東京」〜〜〜キタ!無料ニンジンの先に美味しそうなものが!

しかしもっとツアーで修行したり課金しないと東京まで行けないみたい。




The Bravest Knight Who Ever Lived

2021-01-29 10:37:00 | いろいろ


かぼちゃ頭のアーサーのような王子・・・と思ったら、彼は騎士。

ロイヤルファミリー、ドラゴン、魔法使い(アニメの方)、トロール、冒険・・・まるでマーリン・・・と思ったら、LGBTQ版子供向け絵本です。

騎士のセドリックはドラゴンを倒し、プリンス&プリンセスを助け、お姫様に求婚されても「That isn't how it ends.」=コレジャナイ感を抱き、勇気を出して自分のエンディングを求めるのです。

「騎士と王子が結婚して末長く幸せに暮らしました、めでたし、めでたし。」で終わるのですが、

アニメ版もありまして、そのカップルが女の子を養子にして育て騎士教育をしているというパワーアップの面白さです!

この子供向けのお話、「ゲイとカミングアウトしたら俳優生命終わり」と未だに言われるアメリカではどのように受け入れられているのでしょう。アニメができたということは本が評価されたということですよね。

本は日本アマゾンにKindle版があり、ハードカバーは一時的品切れのようです。



ボリス雑貨店

2020-11-08 12:11:00 | いろいろ


前の記事に書いた「MOE」を読んでヒグチさんの絵本が読みたくなったので、表参道にあるショップ/ギャラリーまで買いに行ってきました。新刊の原画展も開催されているからです。

ヒャ・・・怪しい人が写真撮ってますね^^;



入り口の外、だまし絵風の床がグラフィックです。



コロナ対応で人数制限はありますが列はなく入れました。2階にもアンティークと本とオリジナル製品のショップがあり、そこの方が狭いので入れる時間に整理番号を配布して若干制限が厳しいですが、私は朝11:30頃1階の受付で「1階を見た後すぐ入れるなら入りたいです」とお願いしておいたら大丈夫でした。12時頃に着いた人は14時と言われてましたので、タイミング次第ですね。

1階でこの2階用のチケットをもらって階段を登ります。



裏には有効スタンプが。チケットでさえも可愛くて嬉しいな。



こちらは2階ショップです。1階ショップの全体像はグーグルマップで見てください。



本は「せかいいちのねこ」と「ながいながいねこのおかあさん」の2冊、それと記念にキーホルダーを1個買いました。初めて読んだ本のお話は、どちらも心に触れる内容でした。絵だけではわからないよさを知りました。

本の裏表紙を開けたところにステッカーと割印を押してくれます。なんだか特別な本という気持ちがますます強まります。上の紙はスタンプのインクが付かないように挟んでくれたお気遣い。



サインの方にも紙が挟まっています。



「ながいながいねこのおかあさん」はぶんがキューライスさんによる共著ですので、お二人のサイン本です。こちらにも別の紙が挟まっています。それに子猫の大きなステッカーも付いていました。私は付録とシールに執着があるのでとても嬉しいです。



こちらには特製のステッカーと割印。



記念にキーホルダーもレジに出したのに、そこで無料の袋か有料のエコバッグかを聞かれて、記念に「有料エコバッグ」と言ってしまいました。いったいいくつ記念が必要なのか私は。だってかわいいもん・・・有料エコバッグの絵柄はお店の看板と同じのもありました。



そもそも私にとって最初のヒグチユウコは、こちらの雑誌「シュプール」の綴込みシールでした。当時「君の名前で僕を呼んで」のエリオのイラストシールが欲しくて。


その後、友人宅に遊びに行った時に、友人夫妻のお嬢さん7歳に「ヒグチユウコさんの本」を見せてもらって色々教えてもらったことがずっと心に残ってたんです。あの小さな読者の解説がなかったら、あまりにも完成されているキュートでシュールな画家さんの本を私は読まなかったかも・・・。


MOE12月号

2020-11-05 17:24:00 | いろいろ


絵本の雑誌「MOE」は、今年6月号の「ピーターラビット特集」でふろくのピーターファイルに釣られて初めて買ってみまして、今出てる12月号「ヒグチユウコ特集」も便箋とシールのふろくに釣られました。笑

シールは口絵についています。



ヒグチユウコの美麗イラストが載ってるだけでも満足ですが、別のところで私の気に入ってる「スキウサギ」というキャラの作家キューライスさんの才能を初めて認めたのがヒグチユウコさんで、その2人の共作絵本「ながいながい ねこのおかあさん」が発売されたというニュースも感動でした。



スキウサギとはラインスタンプで見つけたキャラで、普段は無料スタンプしか使わない私が珍しく購入してまで使っているのがこのスキウサギという妙なピンクの兎キャラなのです。



それぞれ好きなのですが、絵柄がまったく違うのでおふたりに繋がりがあったなんて?!共作絵本まで出ちゃうなんて?!

さらに、ヒグチユウコの雑貨などを取り扱う青山のギャラリー/ショップ「ボリス雑貨店」では今、「ながいながい ねこのおかあさん」の原画の他に、ピーターラビットの号に付録で付いていてとてもよかった絵本「ゆめぎんこう」byコンドウマキの原画も展示中ということです。

「MOE12月号」は最新号なので書店で発売中。