Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

SURGE

2022-04-04 10:40:15 | ベン・ウィショー

2021年に公開されたアニール・カリア監督映画「SURGE」を見ました。

ベン・ウィショー主演の同じ監督の2013年短編作品「BEAT」の長編と言って良いかと思います。

BEAT;どんどん打つ、負かす

SURGE;(感情などの)大波、高まり

タイトルも連動してますね。

どういう映画かは予告編を見ると大体わかるのですが、主人公ジョゼフは空港のセキュリティで働き、乗客の荷物や体をチェックしています。現場の上司に怪しげな乗客を割り当てられてしまう、従順で真面目な青年です。この空港はスタンステッドで、ロンドン北部の不便な場所にある格安航空会社専用空港なので、ロンドンの表玄関ヒースロー空港などに比べると、客層もその分落ちるし庶民的な空港です。そこの従業員は当然そんなに高い収入はないでしょうに、休憩室では「キャロットケーキは貧乏人の食べ物」とジョゼフが自分の誕生日ケーキとして買って来たものをバカにする奴がいるのには滑稽だし、言われたジョゼフはむかつく感情を抑え、その時キャロットケーキをぱくぱく食べていたリリーは彼の中で大切な人となります。

ジョゼフは実家は出ていますが、両親が新しい洗濯機を設置するのを手伝って欲しいというので行ってみると、父親は息子を無視して一人で文句言いながら洗濯機と格闘、ジョゼフは何か役に立とうとしますが「そこに置かないで」とか文句を言われて立場なし。親子3人で食事をすれば「飲む音大きいわね」と言われるし、食事の後にキッチンに入るとジョゼフのバースデーケーキを準備していた母親に「サプライズだったのに」とまたまた怒られる。

これは!

バカバカしいと思いながらも「仕事だから」すべきことをし、良かれと思ってしたことをいちいち揚げ足取られても「家族だから」と許す・・・誰にでもある「あるある」です。ここまではググッとジョゼフは自分と同じだと観客を引き寄せます。

ジョゼフは感情を抑えるのに、飲んでいたグラスを口に押しつけすぎてガラスが割れてしまい、口の中に刺さったグラスの小さな破片が口の中で気になって気になって舌先でずっと口腔内をモゾモゾするんですが、この辺から、あ、その気持ちはわかるけど、口を動かしすぎてヤバい人間の顔になってないか?と違和感を感じ、

さらにバスの中で5歳の子供とシンクロして見知らぬ乗客の毛皮を触ったり、さらには匂いを嗅いだりして子供からも「あたしだってそれはしてない」と言いたげな顔で見られているジョゼフ。

自分のフラットに戻り、レトルト食品のパックを執拗にフォークで刺したのもまだ「あるある」と私は思いましたが、ここから彼は感情を行動に移し始めてしまったのです。晴れ晴れとした顔つき、姿勢、になって職場に向かいます。鬱屈していたさっきまでとは別人のようです。

それでもいきなり別人になるのではなく、ロンドン「あるある」のクレカのエラー、カードをATMに食べられてしまう、銀行の窓口に行ってもパスポートか免許証がないと解決してもらえないという袋小路に追い詰められ・・・誰でも経験するような怒り、無力感が手カメラの揺れる画面でジョゼフの視界のように(実際はジョゼフが映っているのでそうではない)観客も不安定な混沌に追い詰めて、ジョゼフの脳内歯車が狂っていく過程に自然に引き込まれてしまいます。

ジョゼフの行動は狂気に支配されてしまうのですが、なりふり構わなくなるのではなく、彼の中の正義というのはあり、理不尽なことや人に対して我慢しなくなるというのか・・・バスの子供にシンクロしたように社会的ルールから自分にとって重要でないことから自分を解放したら、彼の顔に微笑みが来たわけです。

道を歩くのに微笑んでいる大人はだいたいヤバい人ですが、ジョゼフの内面を丁寧に映し出すことで、狂気が最初からヤバい奴に降りてくるのではなく、抑圧された心が狂気に解放される過程に観客も感情移入させられてしまうのはすごいです!

ジョゼフの実家はロンドン郊外のテラスハウス(つながった家)で労働者階級。お母さんが用意してくれたお誕生ケーキも、冒頭で同僚が「貧乏人のケーキ」と言ったキャロット・ケーキだったのが笑えないジョークのようでしたが、ジョゼフが弾けて中流階級のウェディングパーティーに紛れ込んで勝手に飲食を始めてしまうシーンで出てきたのはチーズ・ケーキでした。う〜む・・・日本人にとってはキャロット・ケーキの方が外国っぽいカフェなどに行かないと食べられない贅沢品と私には思えるのに、リッチなケーキはチーズ・ケーキだなんて、監督のカリアさんを日本のコンビニに連れて行ってあげたいものだ・・・

で、心は解放されたけれど、身体は傷だらけ、ウィショーさん、痛い!痛い役!そしてまた脱ぐシーンありで全身の演技・・・またまたなぜ監督はウィショーさんを脱がせたいのか何故なんだ!世の監督に問いたい。脱がなくても表現力が落ちるわけではないウィショーさんですからあまり俳優を痛めつけないで作品を表現してこそ監督の力量が試せるのではなかろうか。

 

 

 

 


産婦人科医アダムの赤裸々日記

2022-03-12 18:22:00 | ベン・ウィショー


先日イギリスBBCで放送されたばかりのドラマが、邦題「産婦人科医アダムの赤裸々日記」(ぷっ=3)となってWOWOWで放送されます。4/6です!エピ1は無料放送のようです。





医療ドラマなので医療語彙を調べずともサクサクと見れる!
!WOWOWさんには縁がないかと思ってましたが今回ばかりはどうしましょう。

枝龍さんのブログでコリン・モーガン出演の「ロンドン、追う者たち追われる者たち2」がAXNミステリーで4/24に放送されることも教えてもらいながら、AXNミステリーはいったい何で契約しようか・・・ともまだ決められてないグズグズの私。



春のイギリスドラマ祭りか~!!!!!
ワッショイ!
ウィッショイ!


The Sunday Times 08 Feb 2022

2022-02-20 10:56:00 | ベン・ウィショー

ウィショーさん:セーター/PRIVATE WHITE VC. パンツ(見えないけど)/キングスマン ケイさん:ブレザー/ポール/スミス

やっと内容レポです。しかしウィショーさんとアダムさんがお揃いのような服を着てるので顔の形が▽と△で対照的なのが強調されてププッ。編集さん狙ったな。

この度サブスクしたので全文読めたのですが、長くてレポするのにプリントアウトしてみたらなんと12pにもなりました。ですので印象に残ったパートの抄訳となります。誰も求めてないかも知れませんが・・・


ー 自伝ということで自分を演じる配役について、アダムはジュディ・デンチにやってほしいとプレスに言っていた。「悪いことにならないように、劇場の大御所貴婦人をあげといたんだよ。」とは言え、始めから彼のウィッシュリストのトップにあったのはベンだった。

ー BBCドラマ化された「This Is Going to Hurt」は消耗しきったジュニアドクター時代の全てを綴ったもので、出てくる「brats(ガキ) and twats(陰部)」は大学医学部での産婦人科の通称。2017年に出版され記録を破砕する9ヶ月の間ベストセラーに留まり、150万部売れ、37語に翻訳され、ナショナルブック賞のブックオブイヤーに輝いた。ケイはセンセーションを起こし、政府に出向いて医療の状態について助言もした。この雑誌でのコラムも書いている。成功、というわけです。

ー この作品は広い意味では、トラウマを処理できず感情から遠ざかることとジョークで痛みを隠している人間のポートレイトだ。数年に及ぶ睡眠不足と過労をユーモアのマスクで隠し、残酷なコンサルタントが言うよう「産科のキャリアのどんな成功の果てにも君の名前が書かれた死んだベビーでバスが埋まるほどになる。」そう、ドラマはコメディだが、暗い方のやつだ。

ー インタビューはスタジオで、ちゃんと座れないほど豪華でオーバーサイズの椅子が設置されている。ケイはその端っこにちょんと座り前にかがんで、目には不安が浮かび悪戯っぽく口をひねって。もうひとりのアダムこと、スクリーンではデイム・ジュディ・デンチではなく映画スター=ベン・ウィショーが、もう一つの椅子の後ろの端に座った。

ー 「自分を演じる俳優を見つけるプロセスって、デートのように始まるんだよね。自分も選ばれなくてはならないから。」とケイ。脚本をベンのエージェントに送ったのち、二人はコヴェントガーデンのカフェで会った。「この男を演じられるかな?」
って考えながら僕を調査していた?とケイが聞くと、ウィショーは「それは考えないようにしていた。今でもまだ気まずいよ。」とキャラクターの解釈について触れる。
キャラが今ここに座ってるからというんじゃなくて、「あなたの書いたものは、とても容赦がなくて、そして私的なことでしょう。僕がそれをどう感じたらいいか、それをまた別の人にどうぶつけるか。奇妙な感じ。」「彼はアンチヒーローなところが好き。彼はとても笑えて、とても残酷で、そして賢いのに、あの無能さが・・・僕はあなたが無能だって言ってるんじゃないからね!」とケイの膝に手を置き安心させた。

〜ドラマのキャラ=アダムは実際のケイとはまた別のキャラを作った

ー 「スクリーンのケイはやなヤツだし。」書いてて1番楽しめたのは彼のことをあからさまに軽蔑している人たちとケイのやり取り。実はケイはカメオ出演もしていて、サイクリストになってアダムにひどいことをしている。

ー ウィショーにとって色々封印してこととドラマはタイムリーな関連性があるのが明らかだ。舞台は2006年だが(しましま注:え、じゃアダムさん当時25歳?!その役をウィショーさんが・・・)そのテーマは間違いなく2022年のパンデミック騒ぎと重なる。「僕たちはこれをNHSへのラブレターにしたかったんです。」ケイも同意して「この組織を『文明の最も偉大な功績』として描きました。」と。だが盲目的に讃えるのではなく事実をあるがままに伝える義務を感じていた。

ー 日記に綴ったNHSの官僚制度を一つ一つ伝えるにはドラマでは時間が足りなすぎるが、まとめて串刺しにして、患者、スタッフ、ドクターたちみんなの人種や階級問題で沸き起こる緊迫状態をうやむやにはしていない。ケイは簡単ではない人間関係の小さな軋みを感じる感度が高かった。『This Country』のアシュリー・マクガイアの演じたホートン・コンサルタントによってNHSないの階級問題が見事に表現されていた。

ー もともとのプランAでは、使われなくなった病院でロケをする予定だったのだが、パンデミックで廃病院がこぞって現役復帰したため、チームはプランBとして、使用されなくなったイーストロンドンの大学に病棟を再現した。細部まで恐ろしいほど本物のようだったとケイ。「超音波の機械も完全に2006年のものだったよ。」

ー ウィショーの準備もまた痛手を被った。アダムが実家に戻って母親と会話をし、シューベルトを弾くのは、小さいけれど重要なシーンだ。それに専門用語も覚えなくてはならない。医学部の学生はトレーニング中に5000もの単語を習得する。そして産科の手順のあれこれにも詳しくなくては。カメラの前で緊急帝王切開手術をした経験は感動だったという。「ショックでしたね。ベビーはあんなに小さくて、生きている。きっとあれを見た人たちは違う!ってそういう風にはやらないよ、って言うんだろうなあ。」

ー 本物のドクターやナースたちが見て「チッ」としたを打つ医療ドラマは多いけど、彼らが「正しくうちの病院だ」と思うようなものにしたかった、とケイ。

ー ふたり共興味をそそられたのは、(ウィショーにとっては「恐れた」)4番目の壁(しましま注:スクリーンのことですね)を破ってテレビの視聴者に直接語りかける手法だ。これによってケイの原作中の夥しい脚注を画面に持ち込むことができた。

ー ボンドのQからペルーから来たクマ、パディントンの声、バフタやエミー賞に輝いた「英国スキャンダル」のジェレミー・ソープとウィショーのキャリアは幅が広いが、これぞコメディというのは2005年の「Nathan Barley」以来となる。なんでコメディがないのでしょう?
「顔が悲しみを誘うからだと思う。」と真顔で言うウィショー「みんな僕が苦しんだり常に困難に陥いればいいと思ってる。」

ー 「医者をやめた時、次はどうするか決めてた?」とウィショーからの質問にケイは「辞めたら、パートナーとの関係も破綻した。端から見たら大失敗だった。事実、そうだったのかも。」でもカップルの家を売ったので、半年間、クリエイティブな道へ行くための経済的余裕ができた。「雇われ殺し屋」のようにライターとして働いて、エジンバラフェスで日記のパフォーマンスをしたら出版社への道が開けた。

ー ケイ家は医者の家系なので医者になるというのは若いうちから何も考えなくても当たり前のことだった。パブリックスクールからインペリアルコレッジへ進み卒業するどこかで、自分の選んだキャリアが好きではないと気づいた。がすでに遅かった。

ー ウィショーの場合は正しい仕事に就かねばというようなプレッシャーはなかった。初恋である「演技」は両親に励まされたのだ。「がんばれ、やりたいことをやりなさい。」2003年にRADAを終えた時にはすでにあちこちのユース劇団のクレジットに名前が出ていた。というウィショーの生い立ちを聞いたケイは一瞬寂しそうに「君のご両親がうちの親に何か言って欲しかったよ。」そして「親は子供に最善を尽くしたい。あれが彼らが知っていたことだった。」とも。

〜NHS問題が長めに語られたので長めに省略〜

ー ケイは「医学界は社会から10年遅れている。」と振り返る。「性差別、人種差別、同性愛嫌悪が減るのは頭の古い経営陣とコンサルタントが引退したら。」
(しましま注:日本なんか社会全体で100年遅れているとため息)

ー パンデミックで丸1年仕事ができなかったウィショーは家にこもって完全に目的を見失っていた。「精神分析医かセラピストを目指して勉強しようかと思ったんだけど・・・何をしなくちゃならないかを調べてみて、それはできないと。」

ー 3度目の出演となる「No Time To Die」公開が3度も延期されたのは休むチャンスにはならなかったのだろうか?「全然。全く休息にはならなかったよ。」

ー 演技でなければ、彼は何をしていたのだろうか?「僕は何もスキルがないし、役立たずなんです。よく思うんです、なんの役にも立たない人間だって。」

ー 「若い頃の自分にアドバイスするとしたら?アップルの株を買えってかな。と言い放つケイ。ウィショーは拷問されたような顔を空に向けて「僕は・・・賢くなったと思えない。」そしてついに口を開くと「年をとるのは嫌だし、見たくないし、自分の・・・」まで言って口を閉ざし、一瞬マーマレードサンドイッチを失くしたクマのように見えた。

〜この後ケイさんの話が続く〜
 さすがライターだけあり、それに元口の悪いドクターだけあり、よくしゃべる。(失礼!)私のブログ的にはウィショーさん周りは訳したのでこれにて十分かと。
 まあ、このふたり、同じ年なのに、16年前の役を演じたウィショーさんさすが超越してます。










The Times サブスクリプション

2022-02-18 10:13:00 | ベン・ウィショー


The Sunday Times」の表紙になったアダム・ケイ著(原作/脚本とも)の自伝ドラマの主演ウィショーさんとケイさん。すごい!国民的な騒ぎ!

上のリンク先へ飛ぶと、本文の冒頭だけ読めてその下は有料サイトになっているのがThe Timesのウェブ版です。今までも度々ウィショーさんの映画やドラマが公開になると表紙やインタを特集してくれてましたが写真を紙で欲しいのでイギリスから紙雑誌を購入しておりました。

それがこのたび遂にウェブ版のサブスクをしてしまいました!引越しで紙媒体の始末にほとほと困ったから・・・だけでなく、12ヶ月で£5というキャンペーンだったから・・・(値段につられたセールは買って後悔すると誰か言ってましたっけ)!

内容は追って紹介したいとは思っておりますが、今ひとつだけ・・・

この表紙のウィショーさんはポール・スミスのスーツでとてもかっこいいのですが、ウェブ版には表紙はなかったんです。涙



This Is Going to Hurt感想

2022-02-11 19:56:00 | ベン・ウィショー


2/8にBBCiPlayerが大盤振る舞い全7エピ一挙公開しましたが、ちびりちびりと見てました。ハードな内容につき1エピ見るとエネルギーを消耗してしまいました。

原作本を読んで内容は知っていたつもりが、ドラマ用のオリジナルもあるし、多分本の内容もほとんど忘れていたようでした。

オリジナルとしては南アジア系のジュニアドクターキャラは本には登場してなかったし、しかし彼女の存在がとても全体のストーリーに良い役割を果たしていてここは大納得。

本との対比で確かでないのが、本では確かパートナーは女性だったような。だとするとドラマ化にあたり、そして世の中の変化に伴い、作者アダム・ケイがNHSドクターとしての葛藤だけでなくゲイとしての心境も描きたくなったんだなと。

2000年初頭はまだマイノリティーへの理解も浅く、そのことはゲイだけでなくアジア人後輩の身にも襲いかかる差別で相乗効果ありでした。正直言うと彼女はアダム(ウィショーさん)のことが好きだし、教養のない白人労働者階級に差別されるしでたやすく感情移入してしまいました!

ところでドラマのトレイラーなどが公開されてから、ウィショーさんのクマ(目の下の方)のある無表情な顔がとても気になっていましたが、まあNHSの産科病棟の様子を1エピでも見れば、こっちの目の下にもクマができそうなくらい疲れるのがわかり納得でした。

病院以外のシーンも結構あって、ジャケットにタイというスマートなお洋服着ると、ウィショーさんのドラマだ!と嬉しくなりました。というのもウィショーさんそういう服は仕事以外で着ることがないような気がするからです。

原作にあまり存在感のなかったのが親と出身の家のことで、中の上くらいの多分イングリッシュ家庭だったんですね。それで母親はいつも保守的なきちんとした格好した女性でシューベルトとかがするりと出てくる会話があり、同じゲイでもパートナーの職業は弁護士の方がマシ、という。ドラマではそんな家庭とアダムの友人のやはりポッシュなカップルを見せて、そしてNHSに対比して高額な私立病院も批判的に描いていて、彼の人生のチョイス(アイリッシュのパートナーとか、その後のテレビやコメディ作家の職業)に説得力が感じられました。

さて、ドラマ、何回でも見たい。けど、医療ドラマだから仕方ないけど、また帝王切開とか血を見るのが怖いんです。

そうそう、私自身も2001年にNHSで出産しましたが、確かに待合室で待ったし、行くたびに違うドクターで同じお医者さんにずっと見てもらえたらなあなどと思いましたが、皆信頼できるドクター達でした。そして産まれる時へその緒が首に巻き付いていたので吸引されて私は急遽パチンと切られてしまいましたがその時縫合してくれたドクターはアフリカ系女性でしたので、日本に比べてダイバーシティは100歩も進んでいました。一方、その後入院した6人部屋の患者さんたちが「帝王切開の後が痛い」と夜中にナースコールする人とか三つ子がいつも泣いてるとか、私がゆっくり産後の体を休められない状況を作っていたのはよ〜く覚えています。(個室に変えてもらいました)ドクターたちから見たら、あの状況が毎日というわけか。。。