バーティー・カーヴェルさん

あんまり自分のおバカさん加減に呆れてしまいました。先日ロンドンで見た舞台「Bakkhai／バッカイ」の主役の１人、ペンテウス役のBertie Carvel/バーティー・カーヴェルが、つい先きごろBBCで放送されたドラマJonathan Strange & Mr Norrellのジョナサン・ストレンジだったと気づかなかったからです・・・！

と言うのも、記事には書かなかったのですが、一応シリーズ７話全部見たので顔くらいは覚えていたはず・・・なのにねえ・・・いくら髪型の違いとヒゲの有無があるからって、ドラマ７話分かなりの時間お顔は見たわけだし、バッカイの方も３回舞台を見て、しかもステージ後に出て来たお姿も至近距離で拝見したというのに、同一人物だってわからないって、自分の識別能力を疑いますよ、これは。


Bakkhaiより　photo:Marc Brenner

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バッカイを見に行ったのはこれまでも書いたとおり、ベン・ウィショーさんを見るのが動機だったわけですが、舞台を見ると、上の写真のパリッとしたスーツの時の堂々とした若き支配者の風格のバーティさん、その後の別の役との対比がお見事だったんです。

ちょっとネタバレになるかな？とあまり触れて来なかったのですけど、写真が公開されていない女装姿と、それからパリっとしたスーツのペンテウスの母親役も演じているんですね。しかもヒラヒラの薄い半裸に近いドレス姿で女性の役を。スーツを着ている時には、ガッチリ型の体格に見えるのに（目の前で見ると細身の方でした）、女性を演じている時には体格までなんとなく丸みのある女性に見えるという不思議を目にしてしまいました。

実を言うと、ドラマのジョナサン・ストレンジのキャラクターは、個人的には特に好みではないんですけれども、あの時代劇に対しては思い入れがある（ノレルさんが好き）し、ストレンジを演じた俳優さんとしてリスペクトしているのになあ。なんで気づかなかったの、１ヶ月前の私！！！そのリスペクトの気持ちを伝えたかった・・・

教訓：パンフレットはもっとしっかり気合いを入れて読んで観劇しよう！
　　　ちゃんと経歴に書いてあったし！