台湾に行っていて07の感想を書きそびれていたので、今回08の前にざざっと行きます。
07で何よりも辛かったのは・・・
あの天使のような二人、ドゥワイトとカロラインがおじさんの反対から駆け落ちを企てるも、決行の夜ドゥワイトのその天使の行動が原因となり約束の場所に行けなくなってしまったのです・・・・涙涙!
カロラインはその前にデメルザを訪ねた時に「男性というものは気が変わりやすいものじゃない?」と不安を口にしていたので、ドゥワイトが意に反して来れなかったとは想像せず、お別れの手紙を彼に残してロンドンに帰ってしまいます。
最初はわがままお嬢さんとばかり思ってたカロライン、ロスの事業を匿名で支援したり、何よりも都会の美女なのに誠実で頭がいいという、天が2物も3物も与えた女性なので、ぜひともこの二人には結ばれて欲しいのになあ~!
一方、ロスは銅を掘り当てる情熱を失っていてデメルザの心配も聞かず密輸に参加してしまい、密告にて軍に情報が漏れ、それに気づいたドゥワイトが助けようとしたことが原因でカロラインにも会えなくなってしまったのでした。
何気にロスいい友達に甘える結果になってる・・・友達の恋人に経済的にも助けられているのも知らずに。
<このあたりから08に>
ロスはまたまた裁判に出頭することに。ドゥワイトも。
あ~こう言う懲りない男、奥さんにとっては辛いですヨゥ。違法なことに手を出すとはヤクザな道へまっしぐら。しかも友の結婚まで結果的に妨害したし。
ドゥワイトの方は夜中の不審な行動で罰金又は懲役という判決に。くううう。彼は天使だからロスのせいだとは言わないし、罰金だって自分で払うと言い張る。天使の行動を見るのは落ち着かないものですね。
ロスの方は使用人とのうまい計らいで辛くも無罪放免。ほっとしたデメルザが街でエリザベスの馬車に会うと、そこにジョージもいて「またしても運に恵まれたご主人でいらっしゃるな」と皮肉を言いながら馬車に乗り込んでしまいましたよ・・・あれ?ジョージってエリザベスの息子の名付け親だったみたい・・・フランシスと仲いい時期があったからね。
家で一息つくロスは、デメルザにエリザベスへの金銭援助の告白をします。彼はフランシスが銅山の負債を残して死んだ責任感を一人背負っているつもりで、デメルザが街でエリザベスとジョージを見たことを告げても(エリザベスの心配をしているのはあなただけじゃないのよ、という意味でね)ロスは「エリザベスが受け入れるわけがない」とキッパリ。
ロスがエリザベスと自分とのつながり(元恋人)に疑いもない発言ですよね~この時のデメルザの返事が「Yes,Ross(はいはい)」と短く終わってたのが印象的。この時会話で優位に立っていたのは実はデメルザだったという意味ですね。
ロスの銅堀からは何故かTinがザクザクと出てきました。Tinとはスズ、ブリキという訳があるのですが、鉱物元素としてはSnでスズとして扱った方が良さそうです。ロスたちの反応から、銅ほどの価値はないにしても、ないよりはあった方がまだいいみたいです。
ところでエリザベスの母が倒れて、回復の見込みなく一生介護が必要となります。エリザベスは自分が世話をする覚悟をするのですが、おばちゃんが「私が前からいるんだから優先よ」とギャーギャー騒いでる(笑)。(おばあちゃんかと思ってたけど、フランシスの伯母さんみたい。)
そ・こ・へ!!
ジョージ登場!!
窮地に陥ったと弱気になってるエリザベスに、求婚するのです。
愛の告白と自分が提供できる物品リストを並べたてるのです。家、使用人、ロンドンやバースへの旅行とそこで手に入る最新流行のファッションetc,..これらのオファーを上品に謙虚に、「あなたが金目当てで結婚をしないのはわかっています」と言いつつも・・・・
『仕事ができる男は女にモテる』とかの男性雑誌のコピーが頭に浮かびました。
「返事は今しなくて構わない」と去るジョージ、呆然とするエリザベス。
そこへ来た!おばちゃん!
「And the devil taketh him up into an exceedingly high mountain
and showeth him all the kingdoms of the world
and saith, "All these things I will give thee..."」
この台詞は引用ぽいので調べたら聖書でした。
マタイ4章からの1節:
悪魔はイエスを非常に高い山に連れて行き、世のすべての国々とその繁栄ぶりを見せて、「もし、ひれ伏してわたしを拝むなら、これをみんな与えよう」と言った。
おばちゃん、耳が遠いフリしてジョージの本音をいっぱい聞いてたからね~
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エリザベスからの手紙で彼女がジョージとの結婚に合意したことを知ったロスは、手紙を読んですぐ馬に跨りエリザベスの家へ。
「こんなことをするのはやめて」とデメルザが止めるのも聞かずに。
寝静まる家のドアを蹴破って侵入してエリザベスに食い掛かるロス・・・
まあ、ロスらしいと言ったららしいけど、なんか嫌。
「俺の天敵との結婚なんて許さない」と強硬手段で朝までエリザベスのベッドに。
おばちゃんは知ってるし、エリザベスは嫌がってないし、服を着て帰るロスとは何やら和解の様子で私には何が何だかわかりません!
ロスが家に帰って「仕方がなかった」とデメルザに言ったところで、
見てる私は「何が?」とデメルザの冷たい目に完全感情移入です。
デメルザ、1発では足りない、もっとやれ!!!