Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

魔術師マーリン 文句もあれど

2016-10-28 09:12:00 | コリン・モーガン
昨日で「魔術師マーリン 5」のGYAO配信が終わりました。

前に1度見てロスに陥り、ラストが見たいけど見たくないという矛盾のため5日間くらいかけて毎日10分ずつ見てついに終わってしまいました。

そこで好きなシーンのスクショを記念に。

気分が最高に盛り上がるのは、いつも静かなマーリンが窮地に陥ってドラゴンを呼ぶ叫び声をあげる時。魔法の呪文だけど「ドラゴン」だけは聞き取れる(笑)。

そしてドラゴンは必ず来る!



ああ、美しい。



ドラゴンとドラゴンロードのマーリンとどっちが偉いかわからないけど、威張りながらもいつもマーリンを導き助けてくれる健気なドラゴン。



さて、本当に最後の戦いは前後編でシリーズ最後の12,13話です。

アーサーを宿命の敵モードレッドから守るために立ち上がったマーリン。
ただし加齢の術ちう。この姿が伝説の姿よ、という設定。
かっこいい!



加齢の術中は肉体はその年齢のはずなんだけど、あの重たいアーサー+甲冑を持ち上げるのにはびっくりした。その設定を無視しても中の人コリンよく運べたなあと感心。



ここでもドラゴンが来てくれる。彼自身の寿命も近いのに。友達を救いたいマーリンの願いに、この世の理を説く。ドラゴンや魔法によっても変えられないものがあると。仏教のようだなあ。





マーリンは最終回の最後の30分くらいにやっと自分が魔法使いであることをアーサーに告白するので、アーサーの最初の拒否から、マーリンの真実の姿は魔法があっても変わらないことを理解し、彼を全面的に受け入れるのがラスト10分あたり。マーリンが目指した「魔法が認められた平和な王国」は最後の10分だけ実現するのですね。えーん、短いよう~

物語としては、アーサーは永遠の王なので終わらないとはいえ・・・



そして、健気なマーリンのラスト数10秒が忘れられず、マーリンも私たちの中で永遠に生きていくという巧い脚本でした・・・すっかりやられた。





しかし、物語の展開上しかたないとはいえ、アーサーの鈍感ぶりは最強でした!
いつも誰にでも騙されちゃうの。それ以外にも顔と力持ち以外にいいところないのに伝説の永遠の王ってんだからなあ。イギリス人としてはそれでいいのかなぁ。でも貴族じゃなくても騎士になれるとか、王妃に使用人の有色人種を登用したあたりが21世紀のイギリス人の平民層には響いたのかも知れませんね。

前にも言った文句ですけど、その王妃のキャステイングがやっぱり物足りなかったなあ。騎士たちにイケメンを揃え、アーサーの宿敵モードレッドに天使のような男の子を立てた割に、キャメロットを受け継ぐにはなんか説得力に欠けてたと思えてなりません。すみません、好みでなかっただけかな。


最後に、ステキなところを見つけたんです!
イングランドにある古城Warwick Castleにマーリンのアトラクションがあるのです。中にはコリン・モーガンのワックスちゃん(英語版マーリンのwikiに写真あり)も!死ぬまでに絶対に行きたい~