ヨーロッパ大陸に広まる革命の影響を恐れて、ワイト島に避難中のお話でした。
ので、のんびりムード満載、^^;ボーダー柄のTシャツ(時代柄ニットだろうとは思います)姿のプリンス・アルバートが拝めただけでも眼福眼福。
↓このお姿は、子供達と使用人が繰り広げる「ウェリントンVSナポレオンの戦い」を眺める図なのです。平和ボケってますね。
海水浴の場面もあり、女王はさすがにプライベートビーチでのご遊泳のようですが、当時は異性に水着姿を見られるのはマナー違反だったようで、
このような個室に車がついたBATHING MACHINE(水泳機?)なるものの中で着替え、その大きな車輪で水の中まで移動していきなり深いところにボチャンと入水。
しかし背の低い女王様、背が立たないところで溺れ掛け、「陛下!」と追いかけてきた衣装係のスケレットに助けられ岸に戻りました
の図がこちら↓
議会に手紙で指図するのに号を煮やしたヴィクトリアは
「私たちがロンドンに帰れないなら、ロンドンがここに来ればいいのよ。」
と首相と外相を呼び寄せたのですが、ちょうど彼らが到着し側近&使用人一同も完全プライベートなはずの水着姿の女王様を囲む図と相成ってしまいました。
それが嬉しいのかニヤニヤが隠せないパーマストン卿。
女王に「その顔は何?」と指摘されても
「顔の配置はどうしようもございません」
この閉鎖的な島で家族と時間を過ごすうちに、皇太子の教育をめぐって意見対立してしまうロイヤル夫妻、
最終的には夫を押し切ってロンドンに帰る決断をしたヴィクトリアに、静かなる抵抗でドアを閉めたアルバートでございました。。。。
その対立ムードから始まるエピ4。
朝から別々に朝食をとりながら手紙の交換でさらに対立は悪化。
王家でも朝食はトーストにマーマレードとゆで卵。卵のてっぺんをスプーンでコチコチやって食べてみたいな。
写真では見難いのですが、黒いほっそりした犬もアルバートそっくりさん。
外国大使の謁見にも同席せずケンブリッジへと行ってしまったアルバートとますます仲が悪くなるヴィクトリアでしたが、
ロンドンではコレラが大流行、ソーホーの通りには3日間で127人もの死者が出るほどの猛威を振るいます。
ヴィクトリアがお気に入りの忠実なスケレットは料理長のフランケテッリと結婚退職していたのですが、彼女もまたその犠牲者に。
スケレット、女王の側で働けることをとても誇りに思っていて、フランケテッリはいつも自分よりも女王を優先する彼女にイライラしていました。でもそのシーンが出るたびに、私はスケレットの気持ちがとてもわかって家庭よりも仕事を優先する女性がいてもいいんじゃないか、って思っていたので、彼女の結婚退社も残念でしたが、せっかく夫とホテル経営という新しい人生を選択したのに、妊娠して「女の子だったらヴィクトリアと名付ける」と言って亡くなってしまって悲しい!!
女王も彼女に辞められて、裏切られたような気持ちになっていましたが、最後は使用人にもあんなに寄り添い、やっぱり「国民の母」とのちに言われた君主だなあ・・・と。
その折れた気持ちが彼女を夫の元に返してまた夫婦仲がおさまると言う・・・悪いのかいいのか、物事には両面があるということで。
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