Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

The Fall 0304

2016-10-24 19:56:00 | コリン・モーガン


スペクターは病院を移ることに。

そして前回のラストで子連れ心中しそうだったスペクターの妻は、未遂で発見され薬物と水で3人とも危険な状態で、スペクターの出る病院へと入院です。

うわぁ、家族全員。アイルランドも無料のNHS(国民医療サービス)なのかしら?全く余計なお世話だけど医療費が気になる(汗)。

そして息子を見ても記憶のない6年以内に生まれているのでわからないスペクター。

弁護士チームは、弁護の突破口としてステラに目をつけました。階級が上の警視が普通やらない現場の仕事を自分でやっていること、以前警察でのスペクター取り調べでも通常の警察のやり方ではなく親密で個人的な会話のようだったこと。

・・・むむ。録音が残っているこういうネタを、このチームは法廷でどうプレゼンしてくるのか・・・・ステラがまずい立場に追い込まれそうな予感が?!

ステラはスペクターに殺される夢や父親が朝起こしに来る夢を見ていて、精神的にきつそうです。でも父親の夢の時に、過去の恋人?にしてはかなりの年上だなあ、ステラ守備範囲広いなあと思ってしまった。そしたら「パパ、あと10分寝かせて」って・・・クールなステラの少女の顔を見た気がしました。

スペクターの過去も気になるけどステラの過去もだなぁ。

淡々とシリーズ1からの登場人物を追っていて、はっきり言って暗いです辛いです。心の裏側に響くようなミニマルな音響効果もあり、全体に暗いトーンだしちょっと「ロンドンスパイ」の空気にも似ています。

スペクターとかなり前に関係があって、再開して監禁され瀕死の状態で発見された女性がステラにだけ個人的に話したいと、記録用には話さなかったスペクターと何をしたかの詳細を告白しました。

多分ステラが女性だから話してくれたのかもしれない。そして個人的な告白をされるとは、どんどん関係者と近い関係になっていく感じが怖いです。このへんの話もやがて法廷シーンの伏線になったりするのかしら?

スペクターの家族の事故がニュースになったのも、世間的には警察が批判をかいそうな気がしてステラが心配なんですけど。

そして記憶の抜けたスペクターは、精神病棟へと移り、看護師もガタイのいい男性になりました。前の病院では美人で優しい看護婦さんだったから「体から抜け出すことができた」なんて告白もできていたようだったのに。男性看護師もいい人ぽいですが、普通の入院患者だった時に比べて個室という名の独房。

自分の罪を覚えてはいないけれど、「本当に自分が記録のことをしたのなら、逮捕で救われた」という無害で頭の良いスペクターにどんどん同情してしまいます。

うわあ、まんまと脚本に乗せられている感じ!

コリン・モーガンのトム・アンダーソンは、「1時間後に出る飛行機でロンドン行って調べてきて」とまたまたステラに任務を言いつかって、泣き笑いしながら席を立ちました。スペクターの空白の過去に何が隠されているのかな?!

頑張れアンダーソン!!手柄を待ってます。



台湾旅行

2016-10-23 21:28:00 | 異文化
勤務先のパーティーで当たった台湾旅行へ行って帰ってきました。
賞品は、二人分のホテルSHERWOOD2泊クーポンと5万円までの航空券代。

調べてみたら、近い外国とは言え格安航空会社でないと5万円では行けないので、バニラ・エアというお安い飛行機で、初めて成田第3ターミナルから飛び立ちました。できればMJNで行きたかったけど、きっと5万では飛んでくれませんね。

成田第3は、第2ターミナルから徒歩またはバスで行くという、知らないと乗り遅れそうなロケーション。新しくてコンパクトでジェットスターなども乗り入れていました。イギリスでいうライアン・エアーやイージージェットが乗り入れるスタンステッド空港みたいなものですね!

東京ー台北は3時間30分。

初めての場所だというのに、目指すは5スターホテルだというのに、桃園空港からリムジンバスに乗りました。料金は83元・・・1元=3.5円。お安い!



ホテルのお部屋はシンプルで広く、日本人スタッフが部屋まで案内してくれました。テーブルにはフルーツと名物パイナップルケーキが用意され、私の名前入りで支配人からのメッセージカードが添えられていました。

なんと翌日、私がフロントに鍵を預けたらその総支配人が出てきて名刺を渡して挨拶されました。今年のアメリカ独立記念日に私の勤務先へ行ったと写真を見せられ、うちのジェネラルマネージャーとのツーショットも・・・ううう、やはりタダほど高いものはない・・・みたいな気持ちに。

気を取り直して街に。
メトロ1日乗車券150元なりを購入。片道一区間は25元なので迷った末でしたが、ワンデーパスに加えて、このパイナップル王のカードをくれて、なんと降りた駅でパイナップルケーキがもらえるクーポンだというのです!5個入り箱のがもらえて100元くらいの価値はあるので、結局お得でした!台湾は太っ腹。



メトロにはファンタスティック・ビーストの特大ポスターが貼ってあるし!
中国語タイトル「怪獣 なんとか産地」ってかわいい!

ツイッターでアップした「奇異博士(ドクター・ストレンジ)」のバスも街を走ってたし。日本に比べて西洋人モデルの宣伝ポスターやファッション雑誌は少ないのに洋画のこのメジャー感は羨ましいです。



ところでコンビニで売ってるドリンク、この豪華なボトルがいいでしょ?
濃厚系ミルクティー。

しかし別のコンビニ行ったら、このシリーズのアールグレイもあって、中国語で「伯爵なんとか」って書いてあるんですよ。「伯爵」も買いたかったのに、そこを逃したらもう見つかりませんでした。2泊三日は辛い。



ホテルの近くの脇道に入ったら、商店街を発見。
横浜やロンドンやオークランドの中華街と同じ!
違いは、食堂にブティックが入り乱れてるところ。



台北には夜市というのが何箇所もあって、夕方から夜2時頃までやってるそうで、私と友人は地下鉄で帰ってきたかったので12時頃に退散しましたが、上野のアメ横みたいな活気でした。

しかし、台北の全体図は東京の全体図よりも高層です。ハイライズです。
モダンな時代と日本の植民地化の前からあるような古い10階以上のビルも多いです。ハイライズなのに中華なので、まるで仮想都市。

ジェイムズ・ボンドが現れて暴れそうな気がしました。



お店の名前は日本ほどには横文字がはびこってなく圧倒的に漢字がメジャーな中、市内いたるところに「ワトソン」の名前が。



ドラッグストア・チェーンでした。

そうだ、ワトソンで思い出しましたが、日本語で「街」というと一区画の町じゃないですか。面積がある2次元ですよね?だからBaker Streetをベイカー街と訳すことに私は抵抗を感じます。ところが、中国語では「街」は「Street」でした!!!線の1次元でした! ちなみにRoadの方は「路」でした。


棚ぼたで訪れた台北でしたが、印象に残ったのはありとあらゆる日本の店や製品と台北の人の良さでした。

み~んな親切で優しい。

小さい店でも英語が通じる人が多い。日本語よりも英語の方が話せる人は多いと思う。おじさんでも片言の日本語で対応してくれるしなかなか通じなくても嫌な顔をしない。

男子が親切でかつ男っぽい。

そして台北は大きくて清潔(食堂の周り以外は)な街。

豊かな大都会。

そして台湾は脱原発を決定した、アジアの先進国にしては西洋的なところもあるインターナショナルなところです。



ミッドナイト・オブ・マイ・ライフ

2016-10-18 07:35:00 | その他の映画・ドラマ・舞台


マーティン・フリーマン兄貴が出ているミュージシャンの短編映画だというので、昨日から始まった「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2016」という映画祭を見に行ってきました。

以前、ベン・ウィショー出演の短編「BEAT/鼓動」もここの企画で大きいスクリーンで見ましたが、無料ですが予約が必要です。

上のリンク先「2016受賞プログラム1」の中の「A」というグループにマーティンの映画は入っていて、まだこれからも10/20~23の分チケット予約ができますよ。


マーティンが演じたのは実在のミュージシャン、スティーブ・マリオット。



「スモール・フェイセズ」という60年代のバンドのヴォーカリストで、こんな可愛らしい顔なんですが、スモールだったのは顔だけでなく、なんと身長162cmだったそうです!マーティンでも大きすぎる。

この髪型で思い出すのは、ポール・ウィラーですが、ポールも実はジャム時代に彼の大ファンだったのですって。

スモール・フェイセズは人気が出てティーンのアイドルみたいな存在になってしまったことを苦に、スティーブはバンドを解散してしまうような、名声よりも音楽の追求に生きたアーティストだったので、彼を讃えるクリエイターは多く、マーティンも賛同者だったので出演したのでしょうね。

その後別のバンドやスモール・フェイセズを何度か再結成したりソロ活動を続け、80年代にはパブで精力的に演奏しました。音楽をしてなくては生きていけない人だったのですね。

この映画は、「ライブ・エイド」という有名なチャリティフェスをパブのお客さんがテレビにかじりついて見ているシーンが出てくるので、1885年のお話、まさしく人々に忘れられかけていたスティーブがパブをドサ廻りしていた時の一コマです。

ライブ・エイドはアフリカの飢餓を救おうという、当時の人気ミュージシャン、U2やディヴィッド・ボウイ、クイーンなどが総出演して全世界のお茶の間にもテレビ放送された大イベントでした。元人気ミュージシャンのスティーブがパブにいるというのに、誰も注目する人もなくテレビの方に夢中。

でもパブで働く若い男の子だけは彼を知っていて、持ってきていたスモール・フィイセズのレコードにサインを頼みました。嬉しそうなスティーブがサインに入れるのに若者に名前を聞くとファンの子も「スティーブ」。

冗談かと最初顔をしかめた後、本当だとわかると「スティーブはみんな綺麗な顔なんだ」と嬉しそうにサインをしたその時のマリオットの顔が輝いてました。本当に写真で見ると60~70年代の彼はきれいでかっこいいですよね~

80年代にはそんな彼もすさんだ雰囲気になっていて(下の写真)マーティンが演じたのはその頃。



この映画が切り取った時代の6年後に、スティーブは亡くなりました。


The Fall 0303

2016-10-17 23:35:00 | コリン・モーガン
体の傷とともに記憶喪失の治療(コンサルティングと言うの?)を受けるスペクター、医者や看護婦には従順で協力的、記憶の発言は理論的だし的確な表現で話しているので、病院の医療チームとは連続殺人犯とは思えぬ良好な関係を築いています。

ステラ達チームは、発見したスペクターの絵や文字のびっしりと書き込まれたアートブックを鑑識に出し、それを資料に過去に未発掘の犯行があったかを洗っています。

弁護士が病室に訪ね、警察の記録するスペクターの犯行を説明。自分の連続殺人を黙って聞くスペクター。

自信たっぷりで余計なことまでするこの弁護士の中の人、どこかで見たような。思い出した~、「ミスター・セルフリッジ」で悪魔のような貴族をやった人です!あ~あの時の印象のせいか、この弁護士も最初から悪の匂いを感じてしまいますわ。

スペクターの過去も露わになってきていて、もの心ついた時から父はおらず、母は別の男性と暮らしていて、その母も死んで、施設で育った愛を知らない子供だったと、ノートにも書いてあったのが辛い。

弾丸に倒れて生死をさまよった時は、母の声がしてそっちへ行こうとしたら、後ろから別の声が聞こえた。それは娘の声でそっちに引き返したのだと・・・

シリーズ3になってから可哀想なコリンのトム・アンダーソンは、どうやらスペクターの過去の空白を突き止めました。別名でロンドンに存在していたと。2002年にすでに殺人を犯していた?

この時のアンダーソンの顔がとっても嬉しそうでした。成果をボスにいうのがそんな嬉しいのねー。刑事ドラマって悪者以外みんなポーカーフェイスだというのに、そんな嬉しそうな顔しちゃって。ステラが気にかけているもう一人の部下の若い女性はレズビアンで、美人だけど職場の華と言うよりも真面目な人材。何気にやっぱりアンダーソンが華であったのね。

でもそれを聞くステラの表情や態度が、アンダーソンの目を見なくて妙にヨソヨソしいような気がするのですが・・・う~む気になる。





ところで、6年前以前の記憶はあるスペクターのはずが、その記憶はないようだけど・・・?

もしやスペクターは多重人格者?それぞれの人格はお互いに知らないのかな?

裁判が始まってその進行と犯行の内容も報道されて実名を出されているのはスペクターの奥さんサリー。彼女も大変な被害者である。夫のせいで仕事、お腹の子供も失った。なぜ彼女のようないい人がスペクターと結婚したのかな。看護師だから、不安定なスペクターを無意識に守ってあげたかったのかな。凶悪大事件の協力者のように報道されて思いつめた彼女が眠りについた子供たちを連れて車を止めたのは夜の砂浜・・・

奥さん、よからぬことを?!

もし奥さんが死んだら、依頼した弁護士の仕事はどうなるのかな?
そして車の後部座席には、たぶん睡眠薬を飲ませて眠りこけた子供達が。スペクターは娘のために生きなくてはと帰ってきたのに、奥さんは娘のオリヴィアも連れて行ってしまおうというの・・・?

このドラマを見て、初めてスペクターに感傷的な気持ちを持ってしまった私です。

もしや、ステラがスペクターに向ける気持ちとは、こんなような「同情と哀れみと色々混ざった感傷」なんだろうか・・・と思いました。




お馬さまに乗らせていただく

2016-10-15 09:14:00 | いろいろ
せっかく念願の乗馬体験に行ってきたというのに馬の写真がないんです。

あれだ、去年の夏のロンドンでステージドアで俳優さん達を見てもなんとなく自粛して写真を撮らなかったのに近い。緊張で写真を撮る心の余裕がなかったと言うべきでしょうか。

今思うと外側から撮ればよかったのに!と思うも後の祭り。

そういうことで文章だけですみません、

「乗馬体験」レポです。


乗馬のできるところというと、東京からは3時間くらい離れないとないというイメージがありました。ところが、とあるクレジットカードのキャンペーンで「体験レッスンプレゼント」というのに当たって、全国のその乗馬クラブの場所を調べたら、最寄り駅まで私の駅から1時間というクラブがあったのです。

当選!近い!

と舞い上がってお馬さんに会いに。

クラブは、その最寄り駅から送迎バスに乗ること20分の森林の中。今まで私が見た乗馬というのは、娘の乗馬体験について行ったイギリス、イタリア、ニュージーランドでのしかなくて、そのどれよりも茨城県のクラブは大きくて本格的です。

見えるだけでもいくつか柵で区切られた練習場があり、木々で見えないところにも外乗コースがあるという・・・馬たちはざっと見えるだけでも30頭。そしたらなんとそのクラブには100頭のお馬さんが住んでいらっしゃるという?!

ぐるぐると数頭が同じ柵の中で走ってるのになぜぶつからないのだろう?・・・いや考えてみれば、馬は賢いのだから下手な(失礼)人間の指示よりも、単純に自分が他の馬にぶつからないように動くよね。ちょっと安心。

いよいよ私が案内された体験用コースは、厩戸皇子が籠った八角堂のような(山岸凉子のマンガです)形の、おそらく本当は12角くらいにはなっていた木の低い柵で円形にコースが作られた屋根付きスペース。

その隣の待機場所に顔を鎖で繋がれた、本日の私のお相手のお馬さん「Z」に対面したました。ちゃんと名前はあるんですが、一応プライバシーということでここではイニシャル呼びに。Z ! 今度は青池保子の影響でツェットと呼んでしまいそうに。どんだけ思考回路がマンガなのか・・・もう長いこと読んでないのに。

Z、よろしくお願いします。不束者ですが害はありませんのでよろしく、と顔を撫でさせてもらいながらご挨拶して、隣の練習場へ、紐を引く先生の横を一緒に歩かせてもらいました。なるほど、いきなり背中に乗る前に、こうしてお互い初対面なので心の準備をするのですね。

練習場には踏み台があり、そこから先生の誘導でZの背中によじ登りました。「たてがみを手綱と一緒に片手で持って馬の胴の向こう側に脚を回して」と言われてもなお「え?たてがみ引っ張って痛くないの?」と頭をかすめたけど、いやいや、それが手順なんですね、はい、お!跨がれた。

馬の首は上から見るととっても細いです!
こんなに細くて長い首であの大きな頭を支えているとは。

ついにZが動き出すと(もちろん先生の紐の誘導つき。先生が八角堂の中央にいて馬の紐を持てばぐるぐる馬が歩いても先生の移動距離は小さいという仕組み)4本の脚が動くたびに背中の筋肉と骨が私のお尻の下でモニョモニョと動くのが感じられました。スキンシップ&ボーンシップ&マッスルシップか。

その動きにちょっと慣れたら、両足で胴をポンっと打って「進め」の合図をしてくださいと先生に教わりました。これが結構難しくて、強くやってはいけないとビクビクしてしまうと、ちゃんとZに伝わらない。それでなくても慣れない人間が乗っているのだからZにとっても慣れない感触だらけのはずで、合図は明確にしなくては。

3度目のポンでやっと動いてくれて(なめられてるのか私の出し方が悪かったのね)今度は「言うことを聞いたら褒めてください」との指示が。それなら得意だ「Z、ありがとう~よくできたね~!」と首をなでなでしました。

しかしここでまた邪念が。初心者が乗るこのZはお爺さん馬。白髪もなく色艶もよく長身でスリムな美老年だが、そういう人(馬)を褒めるのって難しくないか?

「ありがとうございます」と敬語で言ってはみたがその先がどうしても子供を褒めるような言葉しか浮かばないのです。今冷静になってみると「さすがですね!」とか「わかりました?そうですよ!」が自然だったのかもしれない・・・

両手綱を引いて「止まれ」、曲がる方向の手綱だけ引いて「右」「左」。心の中では「面舵いっぱい」とかまた邪念がつぶやいてましたが、とにかく合図の出し方を教わり、八角堂を8の字に歩きながら、Zの首とたてがみを撫でて褒めまくりました。

「舌をペロペロしてますよ」と先生に言われ、何のことかと思ったら馬がリラックスしている時の仕草なんだそうです。さすが賢いお馬は私の愛を感じてくれたか、もしや私の存在すら無視し始めたのかも・・・それはさすがにまずい。

「ではしましまさん、ここで体操をしましょう。
片手を手綱から離して、馬のお尻に触ってください」

と先生に言われて、私は手を後ろに伸ばして上体も後ろに倒して大きなお尻をサスサス・・・「なでなでですか、クスッ」と先生に笑われて気がつきましたが、それは多分、1度タッチするだけの動きでよかったのに、私ってば余計なことを?!

私が鞍の上でお尻を持ち上げるなどの軽い動きをしてから、今度は「早足」馬のお腹をポンポン2度合図することを教わりました。

すると、ついに、馬の動きで私が上下するという、ドラマで見慣れた光景が!!
頭の中はポルダーク!コーンウォールの崖っぷち!

歩くだけだと何の苦労もないけど、さすがに私のお尻が宙に浮くと脚で鞍のカーブをホールドしなくては不安定で怖い。しかし馬を挟むのではなくて鞍に腿を合わせるようにデザインされているのか、しかも馬の歩調に合わせて私も上下するという、お馬さんとの二人三脚、じゃなかった2人6脚?!嬉しいけどまだちょっと怖いです。

たぶん「早足」の向こうには「駆け足」とかが待っているのだろうけど体験なのでここまで~。

今度はまたたてがみを握らせてもらって、馬の横腹をずり落ちるような格好で降りました。どさくさに紛れてお腹の毛皮に頰ずりしてたら、「しましまさん、後ろだと馬が不安になります」と先生からの注意が。そうか顔から近いところでないとダメなんだ、人間だっていきなり背中やお尻を触られたら驚きますよね。(そういう理屈かどうかの確証はないけど)

足が地面に着くと、うおおお・・・体重が増えたかのように自分の体が重いです。自覚のないまま脚の筋肉を使っていたのでヨロヨロに・・・この感覚は、プールから上がった時とかディスニーランドのスターツアーズから降りた時のようでした。

Zを自分の馬やまで先生について見送りをしてお礼とお別れの挨拶をしました。
しかし一仕事の後にもらったオヤツ(食事?馬は1日のうち何回も食べるそうです)に一直線のZはたぶん聞いてなかった。


先輩さんたちが乗回す大勢のお馬さんを後に、いつか駆け足まで出来るようになりたいものだ・・・と帰りの電車の中では居眠りしてしまいました。