前回までのあらすじ。(第1話、第2話)
以前から調べてあった避難所が開設されていないと知って焦る私。調べなおし、ようやくたどり着いたそこで、今度は食料の備蓄がないと言われる。再び雨の中をコンビニに向かい、飢える心配はなくなった。
避難場所となっている、公民館? 地区センターのような建物に戻った。ちょっとした集会ができるほどの部屋が男女別に用意されていた。詳しい状況は省きます。
ヨガマット持ち込んでる人がいてあれは賢コだなと思った。(夜はちゃんと布団が出てきました)
夕方3時くらい。突然聞いたことのない音が私の荷物から響き始める。
緊急速報でした。
(この画像は22時になってますが、最初の速報は15時です。紛らわしくてすみません。)
このガラケーにしか入ってない連絡先があるのでとっさに持ってきちゃったんだけど、まさか鳴るなんて思ってないし、聞いたことが無い着信音なので混乱した。
とっくに解約してるのに、緊急速報だけは律義に教えてくれるんですよね。ありがとー
後から分かったのは、ここでは『東京地方』と書いてあるけど、東京全域ではないということ。
おそらく文字数の関係で ああいう書き方になったと思われます。
件(くだん)の着信音はどうも一年おきくらいに聞いたことがあったらしい…。しかし忘れるよね。
結局一晩で6回鳴った。地域が追加される度に鳴るのである。ただしどこの地域かは書いてない。おそらく文字数の(ry。
職員の方に訊いたらこの辺は大丈夫とのこと。最終的に電源切った。寝れないよ
※ 電源切ったというのは、職員の方がついていてくださるのと、上記の通り今回に関して言えば内容が実用的ではないと判断したためです。普通は切らない方がいいと思います。
しかしいろんな意味で、如何に異常事態か分かる話である…。
そして夜6時くらいには地震、8時頃にはTwitterを見てたら多摩川の氾濫の動画が流れてくるなど、忘れがたい一夜になりました。
翌、日曜の朝8時過ぎ。絵に描いたような台風一過の青空の下、あちこちに台風の爪痕が残る町を、ほとんど使わなかった大荷物を抱えて家路についた…。