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手芸好きの女性が多いのでしょう。私は不器用なのですが、芸術とまで言われるアップリケを見てみたいと出かけました。
やはり素晴らしいです!野菜・魚・鳥などのモチーフが多かったです。実際によく観察してスケッチをしてからデザインを決めて制作されるそうです。ですからリアルです。
どれだけ布があったのかと驚くほどで、生地の色、模様をデザインに合わせて選び、切り取ってアップリケにしてあるのですが、その縫い方の細かい事 驚きの連続です。
例えば、ヒョロヒョロのゼンマイや、ひなげしの茎等も細長ーく切った布を細かく細かく縫い付けてあるのです。
布も木綿、麻、フエルト、タオル、ネル、レース、藍染め、紐,皮等いろいろ、古そうな柄のものもあり、布は旧家から頂いたりしたようです。
子育てなされつつ、40歳から始めたアップリケ。野菜はチラシのあるようにその断面の美しさを好まれて制作したようです。
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もうこれらの作品は 幼稚園児のスモックにしたアップリケとは次元が違います。芸術造形作品です。
展示作品は膨大の量で、額装アップリケ絵の他、のれんあり、屏風ありで150作品ほどありました。
紙の切り絵もされるようになり、切絵日記も展示されていました。
どのくらいの時間かけて作られたのかと とても感動した展覧会でした。
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