デーツ ＝ ナツメヤシ ＝ 火星ヤシ

一日3回の食事だけでは飽き足らず、合間合間にモノを食べてしまう間食は忌み嫌われがちですが、広義においては、毎日の規則的な食事の間に摂る補助的な食事（軽食）であって、問題は何を食べるか？

ここ最近、注目を集めるようになったドライフルーツの中から
一風変わった「デーツ(dates)」なるものを妻が買ってきたので紹介します

「デーツ」は果実がナツメに似ていることからナツメヤシとも呼ばれる“ヤシの木の実”。

その歴史は古く、イスラム教の聖典コーランに「神の与えた食物」、旧約聖書には「エデンの園の果実」と記され、紀元前数千年も前から灼熱の地域で暮らす人々の健康を支えてきた実なのです。

また、砂漠の過酷な条件下で育成される故、その生命力の強さから“生命の木”と呼ばれ、鉄分・カルシウム・カリウム・リンなどのビタミン・ミネラルが豊富に含まれた栄養価の高い実で、美容と健康にもよい食品として親しまれるデーツは、今や北アフリカや中近東の数国で生産され、世界中に輸出されています




日本に入ってくるデーツは種を抜いて“ドライフルーツ”として販売されることが多く、
これが思いの外美味

未熟だとリンゴのようにサクッとした歯触りで仄かに甘く、 熟すと果肉は軟らかく甘味が強い独特のトロッとした食感になるようですが、ドライフルーツにしたデーツは非常に甘く、少々ネットリとした食感がクセになる美味しさでした。

1日に食べる目安は3粒ほど。
補助的な間食と言えど、あまりの美味しさに食べ過ぎは禁物です。

因みに「カファレル」の“はちとてんとう虫”のチョコレート同様、
こちらは「火星ヤシの実」として某作品の主人公が事あるごとに口にしていたオヤツでした。


【過去の記事より．．．恐らくこちらで購入できます】

*[FAR EAST BAZAAR（ファーイーストバザール）]