オカシのキモチ

日々の昼ごはんとお菓子作り、
そして休日は散策という名の食べ歩き。
食いしん坊夫婦の備忘メモです。

いざ、横浜へ...その11(中国伝統工芸「花文字」)

2016年06月18日 | ├ 神奈川県
先日に引続き、元町中華街を散策した時のこと

比較的に小じんまりした店舗が軒を連ねる中で、
一際幅を効かせた8階建ての店構えをしているのが『横浜大世界』。




観る・食べる・買う・体験する”を詰め込んだ中華街最大級の
総合エンターテインメント施設ということですが...
1階店頭から通じる物販エリアは思いの他、空いていたので立ち寄ってみました。

公式では地元横浜のロングセラー商品に限らず、オリジナル商品も含めて
約3,000点もの幅広いお土産を取り揃えているとのことですが...
そのボリュームを感じることもなければ、コレといって魅力を感じるモノもなく、
すんなりと出てしまいました。
(この界隈を牛耳った店構えが性に合いません:笑)

が...店頭脇コーナーで何やら色鮮やかな「花文字」を描く絵師の姿に喰い付いてしまいました。



▲地味で慎ましい店構えなのに一つ一つは秀逸b

花文字」とは、気の流れによって様々な事象を捉える風水術であり、
2000年以上もの歴史を持つ中国の伝統芸術の一つ。
正式には「花絵文字」といわれ、源流は中国伝統書術、
中国彩虹書法と呼ばれる技法に端を発しています。
古来中国では皇帝や皇室の運気上昇と隆盛を願って、
お抱えの風水画家にこういった技法を使って運勢を高める花絵文字を描かせる習慣があったそうです。



▲実際に描く様を見なかったら印刷かと思うくらい色鮮やかw

こちらでは本場中国から「花文字書術」を習得した風水画家の工芸師を招き、
「福」や「健康」といった定型文だけでなく、自分の名前など好きな文字を描いてくれるのです。

序盤は全く“乗る気がなかった”自分ですが...(笑)
妻に促されて自分の名前(一文字)を描いてもらったところ、
完成までの数分間、その妙技に釘付け。

絶妙な配色とグラデーション。
下書きナシで巧みに刷毛を走らす一連の動きに静かに感動してしまいました



▲各モチーフに開運の意味が込められています

一文字500円と敷居の低い価格設定ですが、
これだけ手ブラで持ち帰るにはあまりにもお粗末。
一文字用の額(1000円)をしっかり用意しているところに自信の表れを感じます(笑)

とはいえ、中国2000年の歴史を持つ伝統工芸をお手軽に体感できたのは一つの収穫。

2016”と記載があるので、今年後半はご利益があるといいですね。
来年は妻の名前で描いてもらいましょうか。

(つづく)


【過去の記事より...伝統工芸あれこれ】

*[夏の京都2015 vol.4 ~京友禅体験工房『丸益西村屋』~]


*[お得な切符で一泊二日旅行(福島編3 ペタペタ...赤べこ絵付け体験)]


*[冬の沖縄2011その11~首里織体験~]

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