今回の新型コロナ禍への、国を挙げての対応の主眼は、主権者の国民が全体的に病死苦からの脱出を目指すことにあったと云えます。この病苦と死苦は、仏教で説く生老病死という四つの苦しみのうちの二つを占めています。生というのは此の世に生まれることで、生まれなければ老いることもなく、病むこともなく、死ぬこともないので、生は苦しみの根本だと認識することができます。
しかし生あれば老病死苦は避けられないとはいえ、生き方の注意次第で、今回のコロナ禍に巻き込まれる確率などは減らすことができます。この病死苦を減らすことができれば、より天寿を全うできる確率は増えます。これが緊急事態宣言が発令された意義でしょうか。また、こうして新たな感染者数を制御しているうちに、より効果的で副作用も少ない治療薬の開発が進み、コロナ禍による病苦と死苦の発生を軽減することもできるでしょう。
そうこうしている間に、最初の予想を上回る成果が出て、39県の緊急事態宣言が解除され、残る8都道府県でも近日中に解除できそうな状況になりました。これも法に従順で善良な日本人の協調性の賜物かもしれません。
然るに、そうは云っても、当分の間はコロナ禍による病苦と死苦をゼロにすることは難しいでしょう。油断は禁物です。また仮にコロナ禍が終息しても、新たなウイルスが発生するなどして、此の世から病苦が無くなることはありません。
しかし、しかしですよ。「此の世から生老病死苦は無くならない」と云うだけでは、余りにも情けない。それ故、仏教のような教えが伝えられているのでしょう。
もし仏教を修めて金剛の身を得れば、生活の苦しみも、老いる苦しみも、病む苦しみも、死ぬ苦しみも、これら一切を「どこ吹く風か」と、平然と見送ることができるようになるのです。この金剛の身を得るための修行法を、「法身如来に基づく病死苦からの脱出法」と云うことができます。
しかし生あれば老病死苦は避けられないとはいえ、生き方の注意次第で、今回のコロナ禍に巻き込まれる確率などは減らすことができます。この病死苦を減らすことができれば、より天寿を全うできる確率は増えます。これが緊急事態宣言が発令された意義でしょうか。また、こうして新たな感染者数を制御しているうちに、より効果的で副作用も少ない治療薬の開発が進み、コロナ禍による病苦と死苦の発生を軽減することもできるでしょう。
そうこうしている間に、最初の予想を上回る成果が出て、39県の緊急事態宣言が解除され、残る8都道府県でも近日中に解除できそうな状況になりました。これも法に従順で善良な日本人の協調性の賜物かもしれません。
然るに、そうは云っても、当分の間はコロナ禍による病苦と死苦をゼロにすることは難しいでしょう。油断は禁物です。また仮にコロナ禍が終息しても、新たなウイルスが発生するなどして、此の世から病苦が無くなることはありません。
しかし、しかしですよ。「此の世から生老病死苦は無くならない」と云うだけでは、余りにも情けない。それ故、仏教のような教えが伝えられているのでしょう。
もし仏教を修めて金剛の身を得れば、生活の苦しみも、老いる苦しみも、病む苦しみも、死ぬ苦しみも、これら一切を「どこ吹く風か」と、平然と見送ることができるようになるのです。この金剛の身を得るための修行法を、「法身如来に基づく病死苦からの脱出法」と云うことができます。
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