富山きのこクラブ

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アカモミタケやヒメサクラシメジ

2009年11月09日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
昨日は11月とは思えないほど暖かい日でしたね。

さて、この陽気に誘われて昨日は県内のドライブに連れてもらいました。
特に礪波市の千光寺のモミ樹下では、大きなミネシメジと共にアカモミタケや、能登で「あずきごけ」と呼ばれるヒメサクラシメジが多数見られたのですが、これらは全て採集適期を過ぎておりました。残念!今月初め頃なら新鮮な個体だったと思われます。

この時期、石川県のモミの樹下には、アカモミタケなどに混ざってキハツダケ(「ダケ」と濁音なのは珍しい)が発生するのですが、富山県内ではまだ見つかっていません。もともと富山県内にはモミは多くない樹種ですが、上市町立山寺付近や氷見市周辺部にはモミが見られますので、もしこの時期にモミの木の下に行かれましたらぜひキハツダケを探してください。キハツダケは、一見色の褪せたアカモミタケに似ていますが、ヒダに傷をつけると白い乳液が少し出て、その後青緑色に変色する特徴があります。
また富山市四方の八重津浜では、砂浜でケシボウズタケの仲間を探しましたが見つかりませんでした。

_/_/_/_/_/  富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/


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