中田様
山田様
伊藤様
富山きのこクラブの皆様へ
中田様が有峰で採られたきのこはほぼ「オドタケ」で間違いないものと思います。
このきのこは青森県と栃木県(日光)で採れたものを元に、長沢先生らが新種記載をされたもので、山田様からもメールをいただきましたが、北海道でも知られています。
学名の種小名は「食べられる」という形容語がついているように青森などでは食用にされています。
また長野県のレッドデータには種名は出てくるものの、まだ情報不足になっています。
本日、このきのこを生でいただき、良い標本を作ることができました。
ちょうど栗林さんも来園されている時でしたので2人でしっかり観察させていただきました。
またその後、押しつぶしですが、菌糸にクランプがあることと、胞子がアミロイドであることを確認しました。
それにしてもいち早く「オドタケ」でないか?と書かれた伊藤さんの眼力には恐れ入りました。
この種は珍しいこともあって「青森のきのこ」しか載っておりませんし、浅井さんの「きのこ雑記」以外に良い写真が出ているのを知りません。伊藤さんはどこでこのきのこをお知りになったのでしょうか?
貴重なきのこの寄贈、どうもありがとうございました。
今後、調べて今度のスライド会に発表したいと思います。
_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/
オドタケを試食してみました。
少量でしたが、すまし汁とホイル焼きにしました。ホイル焼きは かさ、柄の部分ともシャキシャキとした食感で絶品でした。あるメーカーのHPでは「御洞茸」として研究所での人工栽培ができたそうです。
_/_/_/_/_/ 中田 一治 _/_/_/_/_/
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