花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

薬害肝炎感染被害者救済法案が可決した

2008年01月11日 | 医療・健康・食生活・衣生活

 全国5訴訟原告団が中心になって提訴し、5年の歳月を掛けて戦った薬害肝炎救済法案が、今日、参議院で全会一致で可決成立した。これに先だった衆議院でも全会一致で可決したのに継いだものだ。

 本当に全国訴訟原告団を中心にして戦った患者と遺族の皆さんのご苦労には、私も心から拍手をしたい。
 大阪原告団等に出された和解案は、感染時期や症状によって救済する人を線引きするものだったが、原告団は一致団結して、「自分達は全国300万人の感染被害者の代表として戦っているのだから、線引きは許されない。それは被害者に更に被害を上塗りする行為だ」として、敢然とその和解案を蹴ったのだった。
 これで決裂するかも知れないと考えられた矢先、急遽、原告団と福田総理との会見が実現し、昨年末に福田総理がした救済法案提出表明によって、特別議員立法として、国の責任を認め、被害者全員を救済するという法案が作られたのだ。
 そして今日、可決した。

 自民党が民意を無視しては政権を守れないという状況が一方にあり、もう一方には全国訴訟原告団の高潔、人道的な目標を掲げた粘り強い戦いがあって、今日のこの成果を手にする事ができたのだと私は思う。
 この法律ができたお陰で、これから新たに資料を作って提訴する人達がいることと思う。それらの人達に対して、関係者は好意的な対応をして欲しいと希望したい。

 訴訟原告団の皆さん、本当にお疲れ様でした。そして薬害被害根絶への道を開いてくれて有り難うございました。これからはどうぞお体を大切にして下さい。

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