仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

映画 『ROOKIES-卒業-』 を觀た

2009-07-21 21:10:46 | ドラマ、映画
豪雨の中、 映畫 『ROOKIES-卒業-』 を觀に出掛けた。

自宅の最寄驛から2つ目の驛にある小さな映畫館で18日から上映されてゐた。
夏休みに入つたとはいへ、平日の午前中なので、觀客は座席數の半分程度。
それでも小さな子供を連れたお母さんが目立つた。
私の前も隣も子供連れ。
上映中に騷がしいのではないかと心配したのだが、子供たちは一樣に大人しかつた。
小さな子供には、むしろ面白くなかつたかもしれない。

TVドラマの放映は觀てゐなかつたのだが、DVDを借りて來てこれまでのところは觀てゐた。
「スポ根」アニメを觀て育つた世代の私にとつて、理性では馬鹿馬鹿しいと思はれる内容でありながらも、知らず知らずのうちに感動してしまふ内容だつた。
今囘の映畫もドラマと同樣、9囘2アウトからの滿壘ホームランなどといふ「お約束」の設定にも關らず、涙を流してゐる自分がゐた。
卒業式の日、ナインのひとりひとりが教師に「ありがたうございました」といふシーンなど、過去のさまざまなシーンが蘇つて來て、涙なくしては觀られなかつた。
私はハンカチを持つてゐなかつたので、こつそりと手の甲や指で涙を拭つてゐた。
暗闇の中なので、素直に感情があふれ出たのかもしれない。
涙を流すのも、氣持ちの良いものだ。

私の隣の席に坐つてゐた、子供連れのお母さんも、ハンカチで涙を拭つてゐた。
その向うに坐つてゐた小學生と思はれるお孃さんは存外平氣な顏をして觀てゐるやうだつた。
やはり、この映畫は大人が觀たはうが感動するのかな。






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