【ＷＢＣ】 日本４Ｘ－０中國

いよいよＷＢＣが始まつた。
緒戰は中華人民共和國（中國）との一戰。

一絲亂れぬとはお世辭にも云へないセレモニーの後、兩國國歌の演奏。
さすがに中共は軍隊の國だけあつて、各選手が國歌を歌つてゐる。
それに對して日本はと云へば、見事に一人も歌つてゐない。
野球といふスポーツに「國際大會」が殆ど無い所爲かだらうか。
これがサッカーだと過半數の選手が歌つてゐるものだが・・・
そもそも觀衆から君が代が聞えてこないのが情けない。

それはさてをき。
王貞治氏の始球式でゲーム開始。

日本の先發投手はダルビッシュ。
最初こそストレートが低過ぎて決らなかつたものの、４イニング投げて無失點、四球１つだけといふ内容。

３囘裏。
日本は、２番・中島が四球で出壘して２盜。
３番・青木がヒット、中國のセンターのエラーで中島が生還して、１點先制。
５番・村田が外角低めの球を引つ張つて、レフトに２ラン。
このイニング、３得點。

５囘・６囘は涌井が投げて、被安打１の無失點。

６囘裏。
まるで草野球のやうなボークで、３壘から福留が生還し、４點目。
プレートを外さずに、そのまま１壘にボールを投げようとするなんて・・・

７囘は山口、田中まーくん。
８囘は馬原。
９囘は球兒。

球兒は１４０キロ台前半のストレートしか投げられない。
１３９ｋｍのストレートなんてのもあつた程で、まだまだ調整不足なのかもしれない。

試合開始前にはコールドで日本が勝つだらうと思つてゐたのに、終つてみれば４－０。
それも、打つたヒットの數は５つと同じ。
投手力は明らかに日本のはうが上に見えるので、これは打つはうの問題だらう。
結局、村田の２ラン以外は相手のミスによる得點だ。
これを除くと２－０の接戰だつたといふことになる。

打てないといふと俎上に擧げられるのがイチロー。
イチローが無安打といふのは殘念なかぎり。
１壘ゴロ、３壘ゴロ、ショートゴロ、２壘ゴロと、「サイクル内野ゴロ」。
韓國戰では、イチローもさうだが、打線に奮起して貰ひたい。
あれだけのメンバーが揃つてゐるのだから、状況に應じたバッティングをして、「線」として繋げて欲しい。



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