富岡多恵子 / 物語のようにふるさとは遠い
久しぶりに教授絡みの音楽を聴いていた。
富岡多恵子
1935年7月28日生まれ 大阪市出身
詩人、作家、評論家
1976年に発売されたアルバム。
ジャケはアラーキーの写真
作詞は富岡、作曲は坂本龍一
歌詞カードは読みやすく、グランド・ピアノを演奏する長髪の教授と歌う富岡さんの写真が入っている。
ラジオ番組で浄瑠璃の三味線と即興で詩を朗読する企画が披露されたのをビクターのディレクターが偶然聴いていて
詩の朗読のレコードを作ることを提案したことがきっかけとのこと。
詩と歌謡曲への謀反を考察
当時は詩を書かなくなっていたが、このアルバムのために書いた。
無名の才能ある20代の男性音楽家という注文のもとディレクターが連れてきたのが
東京藝術大学大学院の学生だった教授だったとのこと。
キーボード、パーカッション、ドラムス、ヴィブラフォンは坂本龍一
エレクトリック・ベースは吉田健
のクレジットもある
1. 物語のようにふるさとは遠い
曲が始まる感じは、教授っぽい。オネアミスの翼っぽさすらある。
独特のヴォーカルと演奏によって生み出されるグルーヴは、ちょっと癖になるかも。
ヴォーカルは、男性なのかと思った。
2. 月の夜
ベースの音が鈍く響く
ピアノもパーカッションも入ってる
どうしてなの なぜなの
3. 母よ怒れ
タイトルの歌とピアノで始まる
ピアノは教授っぽい
途中でドラムス、トライアングルっぽい音
息子は出て行った女のところへ
娘は出て行った男のところへ
4. 青い小さな花
ピアノの流れるような演奏とヴォーカル
シンセやエレクトリック・ピアノ、ストリングス
ドローンっぽく音が流れて終わる
5. 歌いましょうひとりで
ピアノとスプレーを噴射したような音
ストリングス
歌
お父さんの好きななんだったんだろうな … 関西弁で詩を読む
6. その日は明るい晴れた日だった
6:40とこのアルバムで最も長い曲
ポップな感じで始まる
ヴォーカルの音程の幅があんまりないので単調な感じもしてきた。
7. 昨日の娘
ドラムス
キーボードと鉦っぽい音にシンセ
歌詞はちょっと難解
昨日の娘はもういない 逃げた娘
8. 鳩が鳴いている
キラキラの音
ピアノ
スポークンワーズで始まる
シンセとピアノとヴォーカル
ノイズっぽい音もチューニングっぽい音
ドラムス
9. 中折帽子をかむったお父さん
酷いお父さんの犯したことや人柄を歌っている
ピアノはとても教授っぽく
今までは聴かないアルバムだったけれど、割と楽しく聴いてるな♪
10. いろは唄
ドラムスとピアノ、シンセ
ポップな始まり
いろは唄の始まり
季節の変化を歌ってるのかな・・・
11. 夜
アコースティックギターのこもった感じの音
シンセっぽい音は電子ピアノか
12. 思い出は重く
ドラムス
ピアノ
エレクトロニカな音もある
歌っているけど
それは言えない
中島みゆきっぽくも感じて来たヴォーカル
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