ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書26(今宵も喫茶ドードーのキッチンで。)

2024-10-12 16:23:05 | 読書

標野凪さんの『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』です。

初めての作家さんの本です。

共感する部分が多く、ふっと心が休まる感じです。

心にゆとりを…とか、自分で自分を労らず、誰がいたわるのですか…とか、他人の基準に振り回されず、自分の芯をしっかり持とうとか…。

 

良い本だな〜と素直に思いました。

 

夕方から開店するお一人様専用の喫茶ドードー。こんなお店があったら、行ってみたいなぁ。

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読書25(赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。)

2024-10-04 20:37:43 | 読書
青柳碧人さんの『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』です。
解説のけんごさんか書かれているのですが、赤ずきんが探偵役であり、西洋童話をモチーフとしたミステリー小説。まさにこれです!

今回はシンデレラ、ヘンゼルとグレーテル、眠れる森の美女、マッチ売りの少女がモチーフになっています。そのままの童話を思い描いていると、とんでもないことになります…というか、童話のイメージが崩れます。

そういう物の見方もあるのね〜程度て読むとよいのかも。
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読書24(むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。

2024-09-22 18:38:06 | 読書
青柳碧人さんの『むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。』です。

誰もが知っている昔話を違う角度から捉えてミステリーとしてしまうって感じかな。
動物の立場から見た昔話だったり、裏の裏があるみたいな…。だから、読んでいてわからなくなって、また前に戻り誰が何を言ったか確認すること、何度もありました。

竹取探偵物語
 かぐや姫をこう捉えるのか〜かぐや姫が探偵と言う設定、面白かったです。

七回目のおむすびころりん
 欲深い人は変わらず欲深い

わらしべ多重殺人
 わらしべ長者だけど…最後にめでたしとなったのは悪人だよね

真相猿蟹合戦
 動物目線の真実と言っていいのかな。

猿六とぶんぶく交換犯罪
 真相猿蟹合戦に繋がる物語。 
 復讐の連鎖だなぁ

読み終えてもすぐに忘れてしまうのよね。素直に面白かったと言えないのは何故なのか…

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読書23(よって件のごとし)

2024-09-15 14:57:24 | 読書
宮部みゆきさんの三島屋変調百物語シリーズ八の続です。

第一話 賽子と虻
 博打好きの神様、ろくめんさまにまつわる物語。博打に負けて虻を殺さないから、守るからと言う条件で虻を祀ることになった神様。
でも妬みの呪を虻に願うと…呪われた姉を守るためにある方法にでた少年、直後大きい虻にさらわれて神様の賭博場で下働きをすることになる話。ラストは藩替えにより状況が変わる切ない物語。さらわれたときから、笑えなくなった少年が、最後は笑顔を取り戻してほしかった。

第二話 土鍋女房
 川の渡し守の男の話。
これも神様が出てくる。いや、神様と言う名の妖なのかもしれない。
土鍋に棲む妖に見そめられてしまう。

第三話 よって件のごとし
 ちょっとホラー?
化け物に襲われた池の向こうの世界の住人を助けるために立ち上がった男たちの物語。
化け物に噛みつかれると、その人も化け物になり人を襲う。ゾンビ?倒すには首をはねるしかない。
村人たちを助けられるのか、ドキドキした。
ラスト近くで、一人の老人が犠牲になるくだりが悲しい。自分が盾となり噛みつかれるのだけど、噛みついた化け物は弟だからと背負って1人村に戻っていく…
読んでいて思わず、あ〜〜と声がでてしまった。

ここまでで三十七話。
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読書22(魂手形)

2024-08-30 12:17:48 | 読書
宮部みゆきさんの三島屋変調百物語シリーズ七之続、『魂手形』です。

第一話、火焔太鼓
 とある城下町、不思議な力で火災を制する。その不思議な力とは?
ラストは切ない物語でした。

第二話、一途の念
 団子売りの娘が語る、母の一途な物語。
一途なだけあり、理不尽にもこらえて生き、子どもを育て、幸せに終わるかと思ったら、これも悲しいお話。残された子ども達に幸あれと思う。

第三話、魂手形
 おばけが出てくる。夜読んでいると、後ろを振り向けなくなるし、夜中にふと思い出すと怖くなる。でも、このおばけにはおばけになる理由があって、そのおばけのための復讐劇。おばけが無事に成仏できて良かった。

このシリーズ、やめられません。
怖いけど、次を早く読みたくなる。
今回はラストに聞き役の富次郎に、不穏な出来事があるかもっていうところで終わります。
悪いこと、起きないと良いけれど…。

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