ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書21(黑武御神火御殿)

2024-08-20 16:57:42 | 読書
宮部みゆきさんの三島屋変調百物語シリーズ、第六巻『黑武御神火御殿』です。

このシリーズ、やはり怖いです。
今回は
泣きぼくろ

姑の墓

同行二人

表題の黑武御神火御殿の4話です。

これで31話が終わりました。

5巻までは聞き役は、おちかでしたが、この巻からは三島屋の次男、富次郎に引き継がれています。おちかはお嫁入りしてしまったからね。

黒武御神火御殿は、とある屋敷に迷い込んでしまった六人の話。どうしても、その屋敷から出ることができない。どうやったら出れるのか、あれこれ探索しているうちに一人ずつ殺されていく。生き残るのは…誰?そしてこの屋敷の秘密は?
三島屋に届けられた印半纏から話が始まるのだけど、けっしてハッピーエンドにならないところが、リアルであり一層怖さを増幅させるのかもしれない。
それにしても、よくこんな話が書けるなぁ〜。書いていて怖くないのだろうか…などと、どうでもよいことを思ってしまった。

百物語だから、まだまだ続くわね。
楽しみ〜
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読書20(冬季限定ボンボンショコラ事件)

2024-07-20 16:43:38 | 読書
米澤穂信さんの小市民シリーズ『冬季限定ボンボンショコラ事件』です。
これでこのシリーズ終わりなのかな~。

高校生活3年間がこのシリーズで終わります。なぜ2人が小市民目指すことになったのか、わかります。

謎があると自分の知識をひけらかすように、真実を解こうとする小鳩常悟朗君。誰も真実を探ってくれなんて言ってないのに、すごいなぁとか言われたいのか…自分の推理力、知恵のあるところをさらけ出したい…そんな事って大人になってなければ、多かれ少なかれ誰もが経験していそうと思う。

今回はその出来事を(3年前の)きっかけに殺されそうになる。シリーズの中で一番怖さがあるかも。
大学受験も出来なくなる大怪我となり、浪人は確実。これで終了か〜。
謎は小佐内ゆきさんの協力もあって、無事解明されるけど…。

出来れば大学生になった小鳩常悟朗君と小佐内ゆきさんのコンビを読んでみたいと思う。

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読書19(巴里マカロンの謎)

2024-07-03 23:30:07 | 読書
米澤穂信さんの小市民シリーズ『巴里マカロンの謎』です。

表題の巴里マカロンの謎の他、「紐育チーズケーキの謎」「伯林あげぱんの謎」「花府シュークリームの謎」、4つの短編です。

どの話も日常の謎をが主ですが、紐育チーズケーキと花府シュークリームは事件となりそうでした。

そんないろいろな謎を、小鳩常悟朗君と小佐内ゆきさんが解いてしまうというパターンは変わらずです。
だいたい犯人はあの人だろうなぁと途中気がつくものの、なんでそうなった?がわからず、真相が知りたくでどんどん読み進めてしまいます。

個人的には伯林あげぱんの謎が面白かったです。

タバスコ入りのあげぱんを食べたのは誰なのか…途中で小佐内さんでは?と思うのですが、なぜ小佐内さんが口にしたのか…ラストでなるほど〜と思いました。

小市民シリーズ、まだ続きますよ〜

それにしても、読むたびにおもうのは、こんなに冷静沈着な高校生っているかしら…
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読書18(秋期限定栗きんとん事件 下巻)

2024-06-28 19:45:27 | 読書
米澤穂信さんの『秋期限定栗きんとん事件 下巻』。

上巻に続いて、連続放火事件を解決すべく新聞部の瓜野君が動く。
でも、この瓜野君…自分が人より優れていると自意識過剰ではないかと思ってしまう。ちょっと嫌な感じ。

下巻で見事に解決するのだけど、新聞部部長であり、主人公の小鳩常悟朗君の友達である堂島健吾君がいいなぁ~と思ってしまった。

小市民をめざす小鳩常悟朗君と小佐内ゆきさんが主人公なのだけど、前作で別れてしまい、なんと!この物語ではそれぞれ彼女と彼氏ができる。
小鳩くん…恋愛に関して不思議な感覚だな。結局、振られるんだけど、その理由にものすごく納得してしまった。
そして小佐内さんは、やはりちょっと怖いかも。
この人の行動力は復讐にありで、徹底的に相手を打ちのめす。今回の対象は新聞部の瓜野君。一年後輩の彼氏なのに、ラストでそういうことかと思った瞬間、怖かったわ。

まっ!瓜野くんもここらへんで、鼻をへし折られてよかったと思うけどね。

この文章、意味分からないね〜。とにかく面白い小説だったと言うことです。
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読書17(秋期限定栗きんとん事件 上)

2024-06-23 19:19:27 | 読書
米澤穂信さんの小市民シリーズ3巻目。
『秋期限定栗きんとん事件』上巻です。

前作で小市民を目指していた、小鳩常悟朗君と小佐内ゆきさんか決別してしまい、ふたりの会話がないのが、ちょっと寂しく感じる。

今回は小鳩くんの同級生、堂島健吾くんの新聞部が舞台だったりする。新聞部後輩の瓜野君が連続放火事件の真相に迫るんだけど…

ここに小佐内ゆきさんが絡んでくる。一応、瓜野くんの彼女になってるんだけど、なんか企んでいる気がする。そう思うと小佐内さんは策士で、ものすごく怖い人に見えてしまう。

小鳩くんには彼女ができるんだけど、これもなんだかなぁ~って感じで…読み手としてはやはり小鳩君と小佐内さんのやりとりが見たいなぁ。
小鳩君は小市民を目指しながら、ついついいろんなことを思慮深く推理してしまうのだから、いい加減小市民は諦めたほうがいいと思うわ。

タイトルになっている栗きんとんは、上巻では出てこない。下巻で出てくるのかなぁ。
楽しみ楽しみ〜。
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