ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書16(夏期限定トロピカルパフェ事件)

2024-06-18 21:35:34 | 読書
米澤穂信さんの「夏期限定トロピカルパフェ事件」です。
春限定…の続編です。
前回は日常の謎が多かったのだけど、今回の後半は本格的な事件が関わってくる。

謎があるとそれを突き詰めて解きたくなる小鳩常悟朗、高校2年生。
同じく大人しい雰囲気を持ちながら、企むことには天下一品の小佐内ゆき。
この二人、何も関わらないをモットーに普通の小市民を目指しているのだけれど…

そんなわけにはいかない。今回は小佐内さんに裏の裏をかかれてしまった感じ。小佐内さん、すごいわ~。自分の身の危険をかえりみず、計画を企んでしまう。

この二人の関係、好きだったんだけど、この事件をきっかけにラストではコンビ解消となる。このあと続編、秋期限定…ではどうなるのか…ある意味楽しみ。
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読書15(春期限定いちごタルト事件)

2024-06-13 17:25:18 | 読書
久しぶりの米澤穂信さんの『春期限定いちごタルト事件』です。
ずっと積ん読になっていた本の1冊。
これはシリーズになっているので、しばらく続きます。

高校1年生になった小鳩君と小佐内さんの物語、この二人日常に起こる謎に黙っていられない。小鳩君はすぐに推理をしてしまう。小佐内さんは、執念深い。自分がされてイヤなことは、黙っていられない。反撃にでてしまう。

そんな二人がある出来事をきっかけに、推理をするとかそんなことはやめて小市民として生きていこうと決める。

過去に何があって小市民をめざしたのか、気になるけれどまだわからず。気になる〜

人は誰も亡くならず(殺されることなく)日常の謎を解いていくのが面白い。
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読書14(銀座四宝堂文房具店Ⅲ)

2024-06-06 16:12:34 | 読書
上田健次さんの『銀座四宝堂文房具店Ⅲ』です。
「ブックカバー」「シール」「原稿用紙」「フィールドノート」「模造紙」の5話です。
どの話も良いお話でした。

どの話も文房具が出てくるのですが、文房具は奥が深い。
メモ帳一つにしても、いろいろあるんだなぁ~と改めて知りました。

フィールドノートに出てくるコクヨの野帳は、手にとってみたくなりました。もともとは測量士とか外で仕事をする人がつかうものみたいなのですが、表紙がしっかりしていて書きやすいんだそうです。そしてポケットにピタリとおさまるようです。
もう、メモ帳なんて使う機会がないけれど、今度文房具店で探してみようかと思います。

上田健次さんの物語は、どれもがあたたかいのです。
まだまだ続編出るかな〜すでに次の作品を楽しみにしています。

四宝堂文房具店の店主、宝田硯さん。実在していたら惚れるなぁ(笑)人の気持を穏やかにさせる人、素敵です。
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読書13(銀座四宝堂文房具店Ⅱ)

2024-05-25 20:41:03 | 読書
上田健次さんの「銀座四宝堂文房具店」の2巻です。

単語帳、ハサミ、名刺、栞、色鉛筆の短編5編です。

1巻に引き続き、読み終えると、心が穏やか、あたたかくなります。

その中から『名刺』が印象深かったです。
働くこと、仕事とはどう向き合うべきかを教えてくれる話でした。
仕事にランクはつけたくないけれど、地味な仕事でも懸命に取り組んでいる姿を、見ている人はしっかり見てるんですよね。

この物語の中では、素晴らしい上司に出会った人の話なのですが、この上司は人としても立派です。
それでも時は残酷で、別れは必ず訪れるのですね。
でも、大事なことは受け継がれていく。
いい話だなぁと、つくづく思いました。
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読書12(銀座「四宝堂」文房具店

2024-05-19 17:49:49 | 読書
上田健次さんの、銀座四宝堂文房具店です。
万年筆、システム手帳、大学ノート、絵葉書、メモパッドの5つの短編です。

文房具好きには興味ある内容です。メモパッドにこんなに良いものがあるのかとか、すぐにでも文房具店に行って確認したくなりました。メモパッドのロディア、気になります。

ストーリーはどれもあたたかいお話です。
『万年筆』は育ててくれた祖母に初任給で贈り物をするのですが、それに同封する手紙にまつわる話。

『絵葉書』は別れた妻が亡くなり、遺言で弔事を頼まれる話。これは涙がこぼれそうになりました。

『メモパッド』はいわゆる不良少年が洋食屋の大将に拾われ更生していく話なのですが、昔の仲間が来て逃げざる負えなくなり、それから数十年後、寿司店を持つまでに成長した少年が大将に再会するまでです。
生きていくうえで大切な事を教えてくれた大将との再会は涙です。

何よりも四宝堂文房具店の店長、宝田硯(けん)さんの佇まいが良いです。穏やかで聞き上手。この5つの物語にすべて寄り添って、行くべき道を教えてくれます。

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