ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

闇に咲く花

2008-08-21 23:41:26 | 観劇

こまつ座の舞台『闇に咲く花』を観てきました。

笑いもたくさん盛り込まれているのですが、悲しくて悔しい話だった。

設定は神社、昭和22年の話。戦死したと思っていた息子が戻ってくる。記憶喪失で戻って来れなかった息子、記憶が戻り喜びの再会。でも、C級戦犯の罪でグアムに連れ戻されてしまう・・・・。

C級戦犯となり、ショックで再び記憶を失い子どもになってしまう。このまま記憶が戻らなければ・・・・息子を助けられる。でも、医者である親友の治療で記憶が戻ってしまう。すぐに秩父の山に匿おうとするのだけど・・・・・逃げられず、軍事裁判。戻ってこない・・・悔しかった。どうにかならないのか・・・と思った。現実にもあったのだろうと想像すると、言葉にもならない。

この舞台で、神社の持つ意味を考えさせられました。神社は生・・・生きる場所。だから、お葬式はしない。神社が一輪の花でいられるように・・・誰もが、ふと寄って元気になれる場所であるように・・・・。

そして、『人間は自分達のしたことを忘れてはならない。忘れたフリをしてはいけない。過去の失敗を記憶していない人間の未来は暗い。何故って、同じ失敗をまた繰り返すに決まっているからね』と言うセリフが印象に残りました。

やはり、語り継がなければいけないことなんだと思う。

3つ隣に小市慢太郎さんがいらっしゃいました。その他、女優さんも数名いらしたのですが、名前が分からず・・・・・絶対、何かの舞台で拝見した方達なんですけどね。

そして、帰りのエレベーターでのこと。とっても混んでいたのです。友達と最後に乗り込むときに、ブッーってなったらどうしよう・・・って思うくらいの混み方ね。入り口ギリギリに乗り込んだら、後方から『閉めますよ』って、とっても素敵な男性の声がしました。

やはり、文章にするとこの素敵な雰囲気が伝わらないなぁ~~~。声も素敵だったのですが、雰囲気がとっても優しくて一瞬ほれました。わかります~~~とにかく、イケメンに出会ったという事です。エレベータ内では友達も私も無言だったのですが、思いは一緒でした。感じの良い人だったなぁ~~~

コメント
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