ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

観劇 その14

2010-04-04 00:14:41 | 音楽

年度末の忙しさと慌しさが終了し、少し落ち着くかと思ったのだけど・・・・・新年度の忙しさと慌しさに日々追われています。

夕食を食べると、そのまま意識がなくなり夜中に目覚める悪循環・・・・・・(笑)私の時間配分が悪いのか・・・・・

そんな中、1週間前にさだまさしさんのコンサートに出かけました。さださんは、コンサートでなく講演会と言うべきなのでは?とつくづく思いました。今回も面白くためになる話満載でした。←歌じゃないんかい!!

めざましテレビでも紹介されていましたが、厚生年金会館ファイナルコンサートです。さださんはコンサート数174回です。これ最多数だそうです。

今回のトークを一つ。

さださんは幼少からバイオリンをしており、これがかなり優秀でした。さだ少年はバイオリンのために、中学から東京で一人暮らしを始めるのです。その当時、長崎へはJR(当時は国鉄だよね)雲仙(字はひらがなかな?)で23時間57分かかったそうです。

中学生だから故郷、両親が恋しいのは当然。でも、仕送りがないと帰れない・・・・。裕福とはいえない家庭だったそうで、帰りたいけど帰れない気持ちを抱えて、毎日東京駅に通って雲仙に乗り込む人々を見ていたそうです。

そしてある日、入場券を握ったまま電車に乗っちゃった・・・・・・。もちろん、車掌さんが来るから、切符のないことは分かるよね。今思えば正直に言えばいいものの、さだ少年はとっさに『あれ、ない』と無くしたようにふるまった。本人曰く、決して嘘は言ってないって・・(笑)

すると、前に座っていた大学生のお兄さんが、どこまで行くの?と聞き行き先が同じと分かると、旅費を払ってくれた。これだけじゃなくて、お兄さんは食事も食べさせてくれた。

長崎に到着して、さだ少年は実家まで2時間以上かけて歩こうと思って(財布がないわけだから・・)お兄さんと別れる。ところが、お兄さんは走って追いかけてきて、歩けるわけないじゃないかと、またお金を握らせてくれた。

もちろん、実家に戻ったさだ少年は、おかあさんに話して翌日にはお金を返しに行く。

さだ少年は『人に優しくするって言うのは、こういうことなんだ』って思ったそうです。『きっと、現在だってこういう優しさを持っている人はたくさんいると思う。でも、今の社会はこういう優しさを持っている人が損をするしくみ・・・・社会になっているのが現実。どうしてこんな社会になったのか・・・・・』って、話したことがすっごく印象に残った。

このお兄さんとはそれきりだそうです。コンサートで何度も話すのは、そのお兄さんに会えるかもっていう気持ちもあるようでした。

5時に始まり、休憩なしで3時間。8時に終了。スタッフから、何度も『今日は5時始まりですから、いいですね。ファイナルだけど、お願いしますよ』と長くならないように、釘をさされたらしい。

トークは大笑いの連続。私はセンターブロックの通路側だったのだけど、通路をはさんで2列前にいた男性の笑い声がとにかくよく響く。あれでは前に座っている人大変だろうな~~~って、思うくらいだった。

途中、客席が明るくなった時があったので何気なくその男性を見て・・・・・・あっと驚いた!!今拓也さんだった。隣に岩崎宏美さんもいた。今さんの笑い声は、発声練習のように豪快でありました。

それにくらべ、私達の隣にいたおばさん・・・・おしゃべりばかり。さださんのトークにいちいち大声で反応する。さださんはあなたに話しているんじゃないのよ!!って注意したくなるほど、うるさかった~~~~。

コメント
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