『志の輔独演会』に行って来ました。
落語はまだ志の輔さんだけなのですが、とっても面白い。少々お疲れ気味で行っても、あ~~来て良かった~~。笑ってスッキリ!!って感じで帰ってこれます。
今回は初めて前座のお弟子さんの落語を聞きました。枕での話し面白かったなぁ~~。恵比寿に引越したことをお知らせしなくてはなりません。なんて言って、家賃がとっても安くて、ポストに入っていた駐車場の月極料金より安くて、鍵が錠前で・・・・・・困る事はないけれど、外から錠前をかけられたら出られない・・・・想像すると楽しいわよね。
長唄の松永鉄九郎さんの講演(笑)、これもフムフムと興味深い話でした。
本題の志の輔さんの落語、『ディアファミリー』『柳田格之進』。面白かったなぁ。
枕となる話も楽しくて、時事ネタが入るので勉強にもなる。今回の尖閣諸島の話がもちろん出るのだけど、誰が投稿したかよりも、その前にもっと話し合わなければならないことがあったのではないか・・・・・・って言う志の輔さん。深くうなづいてしまった。確かさださんもコンサートで言ってたなぁ。
私達の身の回りはどんどん便利なものが増えたけど、何か大切な物を忘れて来たのではないか・・・・・・・・悲しいけどうなづいてしまう。これもさださん言ってたなぁ~~なんて思って、終演後ロビーに出たら、さださんの『主人公』が流れてた。
柳田格之進・・・・・いい話。
浪人柳田様が大店の主のところへ、碁の相手に通う。
ある日、番頭が主に預けた五十両が無くなってしまう。番頭は柳田様を疑い、主の断りもなしに五十両の事を聞きに行く。
疑われた柳田様は命に代えて潔白を主張しようとするのだけど、娘が止めて吉原に行きお金を工面すると訴える。
そして月日が流れ、柳田様は出世し、大店では五十両が見つかる。番頭は完全に疑っているから、柳田様から五十両を受け取る時に、もしもお金が見つかったらこの首差し出すって約束してしまう。ついでに主の首もなんて言っちゃう。
結局は娘が許すのだけど、実にいい話だった。
大店の主も番頭が勝手にやったことだけど、自分が責任を取ろうとする潔さがあり、柳田様の苦悩、そして娘の潔さ、素敵な舞台を観たようでした。
柳田格之進の枕は、シーボルト事件について。これは、生で聞かないと楽しさが伝わらないと思うから書かないけど、この話結構長かったのね。終演後にこんなに話すつもりじゃなかったって、志の輔さんも言ってました。6時開演、終演8時50分。こんなところもさださんみたい(笑)