こまつ座の『イーハトーボの劇列車』と観てきました。
出演は井上芳雄さん・辻萬長さん・木野花さん・大和田美帆さん達です。
井上さんは宮沢賢治役です。
色々な人と出会い、色々な人を通して、宮沢賢治と言う人を描いているんだろうなぁ~と思います。
賢治はやはり、純粋な考え方の持ち主だと思ったり、それは理想だけに走っているな~と感じてみたり、観る側もいろいろな思いを感じます。
時代背景としては、決して幸せな時代ではなかったと思うのです。何を幸せと思うかで、変わってくるとは思いますが・・・。
でも、みんな一所懸命生きていたんですよね。
物語の中に、「思い残し切符」というセリフが出てきます。
亡くなる前に、伝えておきたい事、ことば・・・・伝えられない人だって、もちろんいるわけで・・・この切符を車掌さんが何度も賢治に手渡す。
賢治はなんだか理由がわからないのですが、後世に残しておきたいこと、伝えたいことありますよね。なんだかちょっと切なくなりました。
こまつ座の舞台は、笑いもあちこちに散りばめられていて、楽しくもあり心にも残ります。