ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

観劇14(八月納涼歌舞伎)

2024-08-04 23:37:14 | 観劇
『八月納涼歌舞伎』の「第三部 狐花」を観劇。
歌舞伎座に到着して知った本日初日(笑)


脚本は京極夏彦さん。

いわゆる復讐の物語。
結論から言うと、歌舞伎という名のストレートプレイだったように感じる。

ある一家を襲う四人組。
事前に赤ちゃんを家のものに託して逃がす母親、美冬(市川笑三郎)。四人組の一人はこの美冬に横恋慕して一家皆殺しを計画。

それから25年。

彼岸花を深紅に染め付けた着物をまとった美しい青年、萩之介(中村七之助)が現れる。しかし、この男はこの世にいるはずのない男だった…


萩之介の騒動に絡んで自らの過去の悪事と何かかかわりがあるのではと警戒する上月監物(中村勘九郎)。

そこに憑き物落としを行う武蔵晴明神社の宮守、中禅寺洲齋(松本幸四郎)が現れる。

四人組のメンバーは次々と殺害され、残すは監物一人。

ラストはどうなるか…


途中で逃がした赤ちゃんは七之助さんでは?と思ったのですが、違いました。
七之助さんは美冬と監物の間に出来た子どもで、双子の兄。妹は雪乃(中村米吉)。

母親である美冬さんは監物に捕らえられ、牢屋に閉じ込められたまま亡くなります。七之助さんは復讐をしようと画策するのですが、ラストは妹とともに殺されてしまいます。

この時点で逃がした赤ちゃんは松本幸四郎さんなのか〜とわかりました。憑き物落としがどう立ち向かうかが見どころです。

中村勘九郎さんの悪役、初めて観ました。本当にとんでもなく悪いやつです。

娘の中村米吉さん、みごとにきれいな方でした。本当に女性かと思ってしまうほどです。

七之助さんは変わらず、美しかったです。

全体を通して彼岸花が良いアクセントになっていて、不思議な世界観を出していました。

コメント
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