海辺の近くに住んでいるのに
昼間の海は悲しい
家族で海に行くなんて夢
夜の海は涼しい
花火をしてる人も
少し離れれば見えない
見えなければ羨むこともなくて
父が寝静まった頃
私は度々夜のお散歩にいく
真っ暗で
先が見えない
真っ暗で
波がそこにあるのも分からない
真っ黒で波音だけが響く
ああ自由だ
あなたが見た海と空は交わらない
私の見た海と空は真っ黒だった
海が見たいと言ったのは
きっと誰かと見たかったから
それがあなたとなら
何か変わると思ったのかもしれない
時を超えて きれいな海を見せてくれたよね
あの太陽は未来だと思う