(前日からの続き)
現世に生きる以上、霊要素だけで、人が
生きてゆける筈はありません。
肉体を養うために、人間は喰べもし、
また飲みもしなければなりません。
そしてこの必要最小限の条件を満たす
ためには、人は社会の中で、職を得、
立場を得なければなりません。
宇宙神から分かれた神の分生命(わけ
いのち)である、本来の人間の
本心本体のかがやきが、こうした日々の
必要に迫られるなかで、いつしか霊波動、
精神波動よりも、物質波動優先となり、
業想念が渦まいて、光の子である真性を
失っていったのです。
こうしたことは、あなたには今更という
気もなくはないのですが、あなたが今、
おちいっている世界、孤独の世界は、
業想念におおわれた肉体人間の性質、
思いグセに他ならないからです。
あなた方の会といえども、神様の世界、
完全調和の世界からみれば、まだまだ
人間の業というものが、幅をきかせて
います。
在世中、会員のみならず、会員の家族
その他、私のところに訴えられる業の
波を、私は瞬間瞬間に世界人類が平和で
ありますようにという、祈り言のなかで
光にかえ、或いは人類の持つ想念の波を
浄めながら、それでもなお、業の波は、
情け容赦なく、私に押しよせてくる
という歎きを、詩にうたったことが
ありました。
あなたは覚えているでしょうか、勿論、
私は、人間の真性が光であることを
識っていますから、この歎きにとらわれる
ことはありませんでしたが、それでも、
一瞬、深く、その歎きは私をとらえ、
うたわずにはおかない気持ちへと私の心を
駆り立てたのです。
この人間世界が、人智から神智へと
むかうためには、肉体を脱いで自在身
となった神界の私と、救世の大光明団に
支えられている、会の二つながらの
働きが会長を助け、三位一体の愛の光
として、働かなければならない時期に
さしかかったのです。
あなたが両者から受けた、癒しようの
ない苦しみは、実は私がもし肉体の個我、
宗教者、教えをひらいた者の宿命として、
多くの人のなかで、霊覚のままに語る
ことを神から許されなかった私が、人間
としての孤独に押し流され、その禁を
破ったとすれば、容易に受けたであろう
苦しみです。
(つづく)
現世に生きる以上、霊要素だけで、人が
生きてゆける筈はありません。
肉体を養うために、人間は喰べもし、
また飲みもしなければなりません。
そしてこの必要最小限の条件を満たす
ためには、人は社会の中で、職を得、
立場を得なければなりません。
宇宙神から分かれた神の分生命(わけ
いのち)である、本来の人間の
本心本体のかがやきが、こうした日々の
必要に迫られるなかで、いつしか霊波動、
精神波動よりも、物質波動優先となり、
業想念が渦まいて、光の子である真性を
失っていったのです。
こうしたことは、あなたには今更という
気もなくはないのですが、あなたが今、
おちいっている世界、孤独の世界は、
業想念におおわれた肉体人間の性質、
思いグセに他ならないからです。
あなた方の会といえども、神様の世界、
完全調和の世界からみれば、まだまだ
人間の業というものが、幅をきかせて
います。
在世中、会員のみならず、会員の家族
その他、私のところに訴えられる業の
波を、私は瞬間瞬間に世界人類が平和で
ありますようにという、祈り言のなかで
光にかえ、或いは人類の持つ想念の波を
浄めながら、それでもなお、業の波は、
情け容赦なく、私に押しよせてくる
という歎きを、詩にうたったことが
ありました。
あなたは覚えているでしょうか、勿論、
私は、人間の真性が光であることを
識っていますから、この歎きにとらわれる
ことはありませんでしたが、それでも、
一瞬、深く、その歎きは私をとらえ、
うたわずにはおかない気持ちへと私の心を
駆り立てたのです。
この人間世界が、人智から神智へと
むかうためには、肉体を脱いで自在身
となった神界の私と、救世の大光明団に
支えられている、会の二つながらの
働きが会長を助け、三位一体の愛の光
として、働かなければならない時期に
さしかかったのです。
あなたが両者から受けた、癒しようの
ない苦しみは、実は私がもし肉体の個我、
宗教者、教えをひらいた者の宿命として、
多くの人のなかで、霊覚のままに語る
ことを神から許されなかった私が、人間
としての孤独に押し流され、その禁を
破ったとすれば、容易に受けたであろう
苦しみです。
(つづく)