Soul 虎の穴

nickey king




 アラバマからバーミンガム・リズム・セクションがバックを受持つシングルを。シンガー名義なのかグループ名義なのかは不明だが、歌っているのはウイリー・ダーリントン。ライター・クレジットでも確認できるが、あの特徴的な歌声聞けばコレクターならばピンとくるだろう、そうあの人。といっても、そんなコレクター(モダンソウル・コレクター)は果たして何人いるのかは不明。ただバーミンガムというだけで触手が動くサザンソウル好きもいるはず。いずれにしても、マニアックである事に変わりない。こう書くのも内容的にマニアックというか非常に取っ付き難いからである。流麗とは程遠いシャカシャカ・ポコポコしたサウンドにしゃくり上げるウイリーのヴォーカルがユニークなダンス・ナンバー。ロニー・ストークスあたりが好きなら気に入るかな?許容範囲広く聞く向きには味わい深い内容とも言える。70sソウルは多様な音楽要素が混じり合ったものであるから、この辺りの良さも許容出来てこそ、などと思ったりもするのだが。
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