ピッツバーグからのこのシングル、古のモダンソウル・コレクターには懐かしい曲だろう。プロデュースには「BURG」で知られるラリー・マギー。そのあたりからも、いかにもピッツバーグ製作と言えるレコードだ。録音は80年代になるミディアム・アップのダンス・ナンバーで、シンセ・ベースが時代を表わす。このような80sサウンドは、先に触れたような一昔前のモダンソウル・ファンに人気の曲であったが、この数年にクラブミュージックをとりかかりにモダンソウルとして70sを中心に聞いてる人にも好まれている曲でもあるのは極めて珍しい。モダンソウルという意味合いが世代に差異があるにも拘わらず、こういった例は稀であろう。
はてさて、今までモダンソウルという言葉を使うのを避けてきた当ブログではあるが、今回のビルにおいて敢えて使ってみた。考察するに良い機会だと思ったからだが。ではそのモダンソウルとはなんぞや。今ではかなり広義の意味になり混乱しているように映るがどうだろう。長い年月、聴かれ続けるビル、モダンソウルというものを体現していると捉え、とりかかりに考察してみよう。と思ったが、やたらと長くなりそうなので続きはまたの機会に。モダンソウルに興味があれば各々に考えてもらうとしたい。
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