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◆露国防省、ウクライナにおける生物兵器に関する米国の活動についての事実を提示
ロシア国防省は、9月5日から9日、ジュネーブで行われた生物・有毒兵器禁止条約締約国会議の中で、ロシアの主導により、米国とウクライナによる条約第1条と第4条の違反に関する会議が実施された際に、ロシア側が提示したウクライナにおける米国の軍事・生物学的活動の物的証拠に対して、いかなる代表団もその信憑性について疑いを抱かなかったことを明らかにした。ロシア軍の放射線・化学・生物学防護部隊を率いるイーゴリ・キリロフ中将が発表した。
「ロシア国防省が以前発表した実際の文書のコピーと、ウクライナ領内における軍事・生物学的プログラムに関する活動の遂行を確認する物的証拠が、審議に付すために会合の参加者たちに渡された」
またキリロフ氏によると、米代表団はウクライナで生活が豊かではない市民や精神病院の患者を対象に生物学的研究を行っていたことを認めた。
「この問題の議論の際に、米代表団はそのような事実を認めたが、一方、病原性生体材料のサンプルが米国へ渡されたのは『かなりまれだった』と指摘した」
キリロフ氏はまた、ウクライナ保安庁、ウクライナ農業政策・食料省、ウクライナ国家獣医局の代表者で構成された部門間委員会が2013年にウクライナにおける米国防脅威削減局(DTRA)のプロジェクトを縮小しようとしたが、ウクライナは米国の圧力に 抵抗することができず、譲歩したと伝えた。
ジュネーブで米国とウクライナは、ウクライナにおける軍事・生物学的活動に関する文書を緊急廃棄した理由についての質問に答えなかった。またウクライナ代表団は、メチニコフ防疫研究所における危険な生物学的薬剤の不当な量の保管についての質問を無視したという。
米国とウクライナによる生物及び毒素兵器の禁止に関する条約の第1条と第4条の違反を受けて、ジュネーブで9月5日から9日まで、生物兵器禁止条約(BWC)締約国会合が開かれた。ロシアが会合の開催を提案した。
スプートニク 2022年9月20日, 02:16