ここ最近、不正車検で検挙されるケースが相次いでいますが、その背景についてあなたは御存じだろうか?
令和3年5月末日現在での自動車登録台数は約8,200万台。(社団法人 自動車検査登録情報協会発表)
車の整備工場数は91,533工場。車の整備会社数は72,523社。(2020年現在)
つまり、自動車登録台数に対して自動車整備士の人材不足で現場が回っていないのが主たる原因です。車検入庫があれば、顧客から『明日又は明後日迄に車検を終わらせろ。』と言われれば、企業とすれば、当然顧客の要望に応えねばならない。期限に間に合わせるには、どうしても手を抜かなければならなくなる。結果、陸運局の検査官に書類不備を指摘され不正が発覚する。
※闇車検は例外
では、何故、自動車整備士が人材不足に陥っているのか?
①待遇が悪い(自動車整備士さんの賃金が安い。)
②労働環境
③雇用のミスマッチ
この3つの問題を解決しない限り、不正車検の問題は解決しないでしょう。
詳しくは、森本モータースさんの動画をご覧下さい。↓
最後に。
早く車検を済ませたいなら、自分で直接陸運局に車を持ち込んで車検を行う『ユーザー車検(完全予約制)』をやればいいのです。費用は検査官から不備を指摘されない限り、自賠責保険料(24ヶ月分)+重量税(2年分)+継続検査申請書一式(50円/部)+検査手数料1,800円で済みます。
※自動車税(軽自動車税)は全額納付している事。