ガザの停戦合意はトランプ次期米大統領の成果です。
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◆イスラエルとイスラム組織ハマス、ガザの停戦に合意 実現の背景にトランプ次期大統領の強い〝圧力〟
イスラエルとイスラム組織ハマスはパレスチナ自治区ガザの停戦に合意した。仲介国カタールと米国が15日発表した。6週間戦闘を休止し、ハマスは人質33人を解放する。履行開始は19日。背景にはドナルド・トランプ次期米大統領の強い圧力があり、20日の就任直前の妥結となった。
合意の第1段階でハマスは人質のうち女性や高齢者、負傷者を解放、イスラエルは拘束するパレスチナ人数百人を釈放する。ガザ住民は避難先から全域に帰還可能となり、イスラエル軍はガザの人口密集地から撤収する。
第2段階でハマスは男性兵士を含む人質を追加で解放し、イスラエル軍はさらにガザからの撤収を進める。
トランプ氏はハマスに対し、就任までに人質を解放しなければ「中東に地獄が訪れる」と脅していた。イスラエルに対しては次期政権の中東担当特使を派遣し、ネタニヤフ首相に妥結を迫った。
トランプ氏は15日、停戦合意は米大統領選で「私が歴史的な勝利を収めたからこそ実現した」とSNSに投稿した。「米国とイスラエルの人質が帰国できることを喜ばしく思う」と合意を歓迎した。