“足るを知る”

つれづれなるままに日くらし、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなくブログしています。

凹型を、建物用のシリコンコーキングで作る

2016年03月20日 | 工作
原型を粘土で作り、それを型を取っていくつか作る。以前2液性の型取り用のシリコンゴムを使っていたのですが、1個~3個ぐらいだったら何とか取ることはできるけど、細部はどうしてもシリコンゴムの型が欠けたりするので、沢山作りたい場合は、凹型をいくつか作っておく必要があった。型原料のシリコンゴムが高くついていました。(1キロで4~6000円)

何か身近な安いもので、型を作れる材料はないかと試行錯誤していまして、今回、シリコンコーキング(300グラムで250円程度)を使えないかと試してみました。そのまま使うにはちょっと流動性が悪かったので、型を取れる流動性をもたせるためラッカーシンナーで溶かして、それを原型に塗布してみました。

シリコンコーキングは、厚く塗ると芯まで硬くなるのに時間がかかります(2週間ぐらいかかる場合もあります)。薄く塗り(5ミリ程度の厚さならだいたい1日で硬化するようです)を硬化したら塗り重ねる・・・を何回か繰り返す必要があります。

今回の型取りは、原型はロウで作りました(大きさは10㎝ほどの人形体積が100CCほど)原型に流動性を持たせたシリコンコーキングを刷毛で塗布しました。大体1~3ミリの厚さに塗布されたと思います。翌日、シリコンコーキングをカートリッジから絞り出しながら、全体に5ミリ程度の厚さに塗り重ね、その上を、ラッカーシンナーをふくませた刷毛で表面の凸凹をなくしました。二日ほど置いてシリコンコーキングが完全に硬化した後、型の外カバーの割型を石膏で作りました。

出来た型を使って作品を作ってみましたが、以前使った、型取り用シリコンゴム製の型よりはるかに使いやすいし、丈夫です。これぐらいの粘りのある型取り用のシリコンゴムだったら1キロで1万円前後するのでは?と思います。

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