銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

五色湯(東京・椎名町)

2020-03-10 07:13:00 | 銭湯




#五色湯

 




 







✔オール薬湯
✔あふれる物でカオス
✔ガンプラ










#椎名町駅




▲西武池袋線の椎名町駅



▲ここは、日本のマンガ黎明期に若手作家たちが共同生活を送ったトキワ荘の最寄り駅でもある










▲南口に降りる




▲降りたところ


▲右に進む


ちなみに…


寄り道になるが、別の日に来たときに豆まきのイベントをやっていた


▲北口方面の踏み切りを渡ると












▲年男年女の小学生たちが登壇



▲ゲストのお相撲さんも登場すると豆まきが始まった




▲先ほどの右折したところに戻ると


▲そのまままっすぐ


▲ここで立ち止まり


▲左折する


▲すると、もう五色湯がみえてくる








▲薪が置いてあった










▲到着


入り口に立つと、すり切れた暖簾に、積まれた段ボール。
この時点で、なにやら嫌な予感が…。
自動扉の張り紙には「ここは公衆浴場で休憩所ではないので長い間休まないでください」とあった。
女湯は右側で、男湯は左側。
中に入ると、まず驚いたのが左側に段ボールが山積みだったのと、その上に衣服が投げ捨てられてあったことだ。
プライベートと職場の境界がここでは曖昧なようである。
番台に目を向けると、ボクサーパンツ一丁の50代後半ぐらいの男性がなにやらお金を整理していた。
「こんにちは…」と話しかけると「いらっしゃいませ!」と反応があったから、どうやらここの店主らしい(当たり前か)。
ところで、どうして真冬にパンツ一丁だったのか…。ほどなくすると髪の毛を整えて着替えていたので、開店前に一番風呂に入っていたのかもしれない。


貸しタオルがあるか伺うと、「ありますよ」とゆっポ君のタオルを渡してくれて、「シャンプーとかありますので」と入り口横にある備え付けを教えてくれた。


ザッと見渡すと、趣味の世界全開である。
まず目を引くのが島ロッカーの上にあるプラモデル群。ガラスケースに入ったプラモデルが数多く並べられてあり、その半分以上がガンプラだった。
ほかにも戦艦や戦闘機など所狭しと展示してあった。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲現実はこんな整頓された状況ではなかった


入って手前側には、ドリンクの冷蔵庫があり、その両脇をいろんな物が山積みになっている。その奥にテーブルと椅子。奥側にロッカー。
入り口左奥には南国の海の写真。これも店主の趣味か。
古い体重計などもあった。


浴室への扉を開けると、マンション銭湯にしては広めで、島カランが2つある。左右の壁にもカランがあるが、右の間仕切り側のみがハンドシャワー。あとは固定シャワーである。
右手前に立ちシャワーが1つ。
カラン自体は普通で、古い銭湯にありがちな不具合はみられなかった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は奥にあって、壁一面にタイル絵。
滝が流れており、その下には岩のイミテーション。そこからお湯がわき出てくる演出である。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲なかなか凝っている


浴槽は2つに分かれていて、2つとも薬湯。この日は緑色のバスクリンだった。
左が広めで、ジェットバスがついており、浅浴槽。温度は44℃ほどとけっこう熱めなので、常連ぽい人でも足を温めてから入っていた。もしかすると45℃ぐらいはあったかもしれない。
右が深浴槽で、こちらはさらに熱め。たぶん46℃以上だろう。
入浴客の中には茹でダコのように全身真っ赤な人もいて、あつ湯好きが好んでくる銭湯なのかもしれない。


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層は、高齢者がほとんどで、交流らしき様子はみられなかった。
一人の高齢者は浴室から出ると、足ふきマットのところで正座して体を冷やしていた。正直、出口に座られると迷惑なのだが。。。


浴室も全体的に綺麗とは言い難く、目地をみると黒ずんでいたり茶色がかったりしてて、老朽化を差し引いてもマメに清掃してるとは言えないだろう(脱衣場でだいたい想像できたが)。
ここは独自のホームページがあり、それを見る限りだとしっかりしたとこかな?と思っていたのだが、実際に来てみるとかなり雑多感のある、ある意味昭和らしい銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 椎名町
経路 道路
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 古い
壁画・眺望 滝の落ちるタイル絵
統一感 あり
置物 プラモデル
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 カオス
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 ジェットバス、薬湯
サウナ なし
温度 44~46℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ハキハキしてる
清潔さ 雑然としてる
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 50代後半の男性
客層 高齢者メイン


【案内】

住所
〒171-0031
豊島区目白5−21−4

電話番号
03-3952-7237

アクセス
西武池袋線「椎名町」駅下車、徒歩3分

休日
土曜

営業時間
16:30−24:30
日曜は14:30から営業

※東京銭湯ホームページ転載


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6 コメント

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Unknown (p4p)
2020-03-10 18:19:14
浴槽全部が薬湯の銭湯は以前、別の所も紹介していましたよね。関東だと多いのかなぁ。私は経験ないんですよね。こっちだと、鉱石まみれの銭湯や電気風呂パラダイスの銭湯ばっかりです。あと温度も40℃以下の温め設定の所ばかりで、45℃くらいの熱い薬湯も入った事ないんですよね。
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Unknown (southandnorthface)
2020-03-10 18:38:50
@p4p 全部薬湯は関東でも滅多にないですね!
たぶん店主の気まぐれだと思います。
自分と同じように銭湯のブログを書いてる人が自分が行ったときは全部薬湯だったところが別の日だとそうじゃなかったみたいなこと教えてくれたので、その日の気分かもしれません(笑)
あとはどこか差別化するときに、とりあえず全部薬湯ぶち込むかみたいな考えだったのかもしれません。
青森は銭湯に温泉があるのが普通ですけど、関東の場合だと地域にもよりますが少数派ですからね。
このへんで温泉のフェイクである薬湯を使うしか手がないのかなと思います。
個人的には、全部薬湯じゃなくて、片方が薬湯で片方が白湯の方が好きです。全部薬湯だとやっぱ途中で食傷気味になりますからね。
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Unknown (sun-sun)
2022-03-18 01:12:06
こんばんは。

行ってきました〜。これで豊島区コンプリートです!

意外とよかったです。
カランの鏡、これほど映らない鏡は久しぶりだったけど、逆にこのくらいがいいのかな。自分にフィルターがかかって笑。。。
お風呂は白湯でした。薬湯派の自分としては、えっっ!と思ったけど、なんかお湯が柔らかく感じてよかったです。薪で焚いてるせい?
オール薬湯のこともあるのですね。まさしく、店主の気まぐれお風呂って感じですね(シェフの気まぐれランチみたいな)笑。
岩の演出もこのタイプは初めて見ました。
脱衣場には赤ちゃん用の体重計がありました。レトロです。使われた形跡はありませんでしたけど。
こちらも4月〜8月まで改装に入るので休業だそうです。休業前に入れてラッキー(!!)でした。
ゴリゴリのデザイナーズになったら(なるかな)、近くの妙法湯といい勝負になりそうです。
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Unknown (southandnorthface)
2022-03-18 07:50:59
sun-sunさんへ

おはようございます。

sun-sunさんにとって五色湯が最後だったとは意外でした!
あの五色湯がついに(?)リニューアルするんですね。
豊島区の中では一際個性があるというか、我が道を行く銭湯だったので妙法湯と上手く棲み分けができてるなと思っていたのですが、五色湯もデザイナーズに変わったらどんな銭湯になるのか興味深いです。

個人経営の銭湯はほんと自由ですねぇ。気まぐれで休んだり、個人の趣味全開だったり…。それが銭湯の魅力でもあるのですが。
赤ちゃん用の体重計は記憶にないので、女湯だけだったのかもしれません。
8月には是非ともリニューアル後に再訪したいと思います!
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Unknown (sun-sun)
2022-09-15 23:25:57
こんばんは。

今日リニューアルオープン初日だったので行ってきました〜!
長い銭湯人生で、初日に訪問するのは初めてでした。
行ってよかったです。見違えました。

巣鴨湯ももうすぐだと思います。
このエリアの銭湯が活気づいていてワクワクします。
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Unknown (southandnorthface)
2022-09-16 06:13:55
sun-sunさんへ

おはようございます。

五色湯がリニューアルオープンしてたとは知りませんでした!
さっそく教えていただいてありがとうございます。今度の三連休はどこに行こうか迷っていたのですが、ここで決まりました笑
そういえば五色湯が工事に入ったというニュースをチラッと見たなと思い出しました。sun-sunさんは初日ははじめてだったんですね。かくいう自分も初日に訪れたことはないので、こんど機会があればオープン初日を経験してみたいです。

巣鴨湯もそろそろオープンする雰囲気なのは良いお知らせです。掲示物をみたときは、なんだかずいぶん先になるような(そもそも再開するのだろうか?と疑わせるような)書き方だったので、安心しました。
どちらも良くも悪くも昭和の銭湯という感じだったので、従来の流儀にこだわっていた銭湯も変わり始めてるんだなと感慨深いです。
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