銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

稲荷湯(東京・池袋)

2020-03-17 07:22:00 | 銭湯





#稲荷湯






✔熱めのお湯
✔レトロな作り
✔随所にオリジナルも













#池袋駅


▲JR山手線の池袋駅



▲地図をみると


▲今はここ


▲稲荷湯は北に向かった線路沿い近く(画面の真ん中あたり)


▲東口にむかう






▲地上にでたところ


▲とりあえず明治通りを目指す


▲ビックカメラまで行き




▲明治通り


▲右に向いて


▲まっすぐ進む








▲途中にあった地図。とりあえずここまで来た


▲あと半分ぐらいの距離






▲方向はまっすぐ


▲右斜めの横断歩道を渡り




▲左の横断歩道も渡る


▲そのまま進む






▲右に向くとスカイツリーがみえる(写真では線になってしまってるが…)




▲ここで一旦立ち止まり


▲右に曲がる




▲すると左手に煙突がみえてくる





▲手前の建物は関係ありません






▲ここでストップ


▲右にむくと帝京平成大学やサンシャインがみえるが


▲稲荷湯は左










▲到着


中に入ると、「いらっしゃいませ」と自動音声装置が作動する。
帰りにおじいちゃんと孫らしき2人組が入ってきて、子どもが「なんで分かるの?!」と驚くと、もう一度入り直していたが、作動せず。そのタイミングで自分が帰ると、「ありがとうございました」と反応。
なかなか精度が高い。
男湯は右側で、扉を開けると、左に番台。座るのは70代後半ぐらいの女性だ。
貸しタオルをお願いすると20円になりますと言われ、入浴料合わせて490円。


脱衣場は、ほぼよくある作りで間仕切りに大きな鏡。真ん中に島ロッカー。右側にもロッカーが並ぶ。
手前側には庭があるが、すごく地味。
島ロッカーの手前はL字に並べられたソファーがあり、右側にアンマ機の椅子。
「使わないなら座らないでください」とあったが、お金を入れるところがないので無料だったかもしれない。
浴室入り口には観葉植物が並ぶが、下の写真にあるような溢れるほどではなかった。
古い体重計の横にも観葉植物があって使えない状況だが、その手前にデジタル体重計。ぶら下がり棒もある。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲撮影した頃は沢山あったようだ


浴室の扉を開けると、島カランと左右の壁にもカラン。左側には立ちシャワーが2つある。
立ちシャワーは面白い作りで、ヘッドが2つ並んでいた。暖かいのと冷たいのが出るものであるが、こんな形の立ちシャワーは初めてだ。たぶん、ここのオリジナルだろうが、使い勝手は正直微妙であった…。


浴槽は奥にあって、右手前に水風呂がせり出しており、手を入れると16℃前後あたりか? 温度計は18℃あたりを示していた。サウナがなくてかつ古い銭湯で水風呂があるのは珍しい。


奥にある浴槽は、左からジェットバス。こちらは前後にあって、合計4つ。深浴槽で、けっこう熱めの45℃。最初に入ったときはキツかった。
右となりがバイブラで、奥半分が電気風呂となっており、温度は43℃ほど。
そして一番右奥が、薬湯で40℃ほどとマイルド。ジェットバスにもなっている。


出典:東京銭湯ホームページ引用



出典:東京銭湯ホームページ引用


天井はやはりマンション銭湯ということもあってかだいぶ低く、圧迫感はないが開放感もないといった感じだ。
カラン自体は勢いがあって使いやすく、清掃もしっかりなされている。
古くて老朽化は否めないが、随所に工夫が感じられる下町らしい銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 池袋
経路 明治通りをまっすぐ
周辺の環境 住宅や飲食店

●空間演出
建物外観 古びたビル
壁画・眺望 チップタイル絵
統一感 あり
置物 観葉植物
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 昔ながら
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 座湯、電気風呂、バイブラ、ジェット、薬湯、水風呂
サウナ なし
温度 40~45℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(20円)
備え付け なし

◆人
受付 70代の女性
客層 高齢者ばかり


【案内】

住所
〒170-0012
豊島区上池袋1−9−17

電話番号
03-3918-6712

アクセス
山手線「池袋」駅下車、徒歩10分

休日
水曜

営業時間
15:50−25:00

※東京銭湯ホームページ転載

いなり湯(横浜・山手)

2020-03-14 06:48:00 | 銭湯 温泉




#いなり湯















#山手駅


▲JR京浜東北線の山手駅


▲名前の通り、山(丘)のふもとにある駅である




▲出入り口


▲解説によると山手はかつて鉄砲場だったらしい


▲現在地はここ


▲ガードレール下をくぐり


▲左の平地方向に進む。右の坂道は高級住宅街がある方向である


▲お金持ちは高いところが大好きだ






▲やたらとくねった道。むかしは川だったところだろうか













▲右をみると、こんな断崖絶壁








▲ここで立ち止まる


▲左折




▲すると左側にいなり湯がみえてくる










▲露出したところにコインランドリー










▲ここも三助さんがいた銭湯なのだろうか…


▲なぞのモニュメント


▲下足箱入り口




▲到着


ここは番台なので入り口が男女に分かれている。
左が女湯で右が男湯。
見ての通り古風な佇まいで、足を踏み入れたら床が深く沈み込んだ。


扉の前に立つと、扉自体は古い木製であるが、自動扉だった。勢いよく開くと、すぐ目の前に番台。
座るのは、70後半ぐらいの男性だ。
素朴でとても感じのよい人である。
貸しタオルをお願いすると「10円もらいます」と言われ、入浴料あわせて480円。


入り口から想像つく通り、脱衣場も物で溢れている。
薄暗い脱衣場の中には島ロッカーが2つあって、そのロッカーの上には観葉植物が肩を寄せ合い、壁には無数のポスターがそれこそ鏡にまで張ってある。
浴室側には水槽が3つほどあり、大小さまざまな金魚が泳いでいる。脱衣場からは池も見ることができる。
池のまわりには亀の模型、般若のお面、ディズニー映画にでてきそうな小人となに一つ関連性がなく、組み合わせがめちゃくちゃ!


脱衣場もおよそ統一感やテーマといった志向性がまったく無く、折上格天井なのに照明がシャンデリアだったり壁の周りに相撲関連の写真やグッズが並び、磨り硝子がギリシャ風だったりと、相反するベクトルがここでは共存している。
あらゆる文化を吸収する日本らしさといえばそうなるかもしれないけど、それにしても原理性が見あたらない。
すべての隙間は物で埋まり、目に飛び込んでくる情報がきわめて多い。
見所満載であるが、そのコレクターぶりは強迫的ですらある。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲空白恐怖症ともいえる空間


一つひとつ指摘してるとキリがないのであとは割愛するが、浴室扉前に立つと、こちらも自動扉だった。
この自動扉は古い割には感度が高く、客が通る度に開いて冷たい空気が入ってくる。やはり半自動扉が一番最適か。


浴室を見渡すと広さは若干広めで、島カランが二つ。左右の壁にもあって、左手前にあるのはハンドシャワーだが、こちらは冷鉱泉(黒湯)シャワーである。
右手前は通常の立ちシャワーで、シャワーの勢いはみんな良かった。


浴槽は奥にあって、2つに分かれている。
右が白湯の主浴槽で、瓜のような曲線を描いた形をしており、その端っこには石膏像がある。
裸体の女性で、10代半ばぐらいの少女が口を開けた魚の上に跨がっている。その魚の口がお湯の湧出口になっており、これは女性器のメタファーだろう。さしずめ魚の厚い唇は小陰唇か。その像の前がバイブラでかなり勢いがある。
白湯の左側にはジェットバス。こちらもちょうどいい案配だった。温度は41℃ほどと適温。


通路を隔ててもう一つあるのが黒湯で、こちらは深浴槽。その端っこが電気風呂である。
説明文には、有機物の濃度が全国で2番目とあったが、いつの話だろうか?
たしかに言われるとおり見た目は濃厚。成分は、純重曹湯(ナトリウムー炭酸水素塩泉)である。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲静謐感ある柔らかな陰影が素晴らしい


壁絵は、瀬戸内海を描かれたもので、珍しいことにサインは2人の名前が書いてあった。
丸山清人と勝海麻衣である。
勝海さんは一時期、他人の作品を盗んだと話題になった人で、剽窃疑惑が掛けられて以降、2人の師弟関係は解消されている。
騒動のときは2019年の3月だったので、作成した2018年10月頃は「美人すぎる銭湯絵師」としてメディアに持ち上げられていた頃だろう。
こうした共作が横浜の銭湯で見られるとは思ってもみなかった。
作品自体は、よくある銭湯の絵かなという感じで、特徴的なものは感じられなかった。


客層をみると意外と多彩。若い人も多く、それだけ魅力ある銭湯なのだろう。
オモチャ箱をひっくり返したようなワクワクさせてくれる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 山手
経路 商店街か住宅街
周辺の環境 商店街

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 瀬戸内海
統一感 なし
置物 色々
照明 脱衣場は薄暗い

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 カオス
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 バイブラ、ジェットバス、黒湯(準重曹)、電気風呂
サウナ なし
温度 41~43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 感じが良い
清潔さ 浴室は綺麗
貸しタオル あり(10円)
備え付け なし

◆人
受付 70代ぐらいの男性
客層 様々な年代

【案内】

住所
〒231-0846 
横浜市中区大和町1-12

電話
045-623-8771 

営業時間
15:00〜24:00

定休日
毎週火曜日

※出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

多賀良湯(川崎・鹿島田)

2020-03-12 06:57:00 | 銭湯




#多賀良湯






✔浴室は余裕ある作り
✔珍しいカラン
✔石積みの庭が見所









#鹿島田駅

▲JR南武線の鹿島田駅。
ここは、川崎駅から特急に乗れば一駅で到着できる便利な駅だ


▲川崎方面を眺める


▲改札口を出て左側に向くと


▲地図がある


▲ちょうど赤い点線をたどったピンク色の左端あたりが目的地






▲こっち方面に歩く


▲商業施設をぐるっと回る








▲横断歩道を渡るとひたすら真っ直ぐ
















▲奥に見えるケンタッキーを右折




▲曲がったところ




▲到着


▲下足箱のスペース


奥の自動扉を開けると、左側に券売機。右にフロントがある。さらに奥には小さいながら休憩室。


外観から古い銭湯を想像していたが、思ったよりも近代的(?)な雰囲気を醸し出しており、フロントに座るのは40代半ばぐらいの女性だ。
愛想はとても良かった。
貸しタオルは無料で、レンタルバスタオルは50円である。


男湯は左側にあって、のれんをくぐると少し広めの脱衣場。
ただ、ロッカーは実質左側のみしかなく、数人使うだけで窮屈だった。広いだけにスペースの使い方がもったいない気がした。
右側には洗面台と最新のマッサージチェア。椅子などがある。
トイレは入り口すぐ側にあって、広く確保された多機能トイレ。
そのトイレの扉には押したり引っ張ったりしないでくださいと注意書きがあった。
まさかこんな大きなスライド式を開き戸のように扱う人がいるのだろうか…。


浴室の扉を開けると、まず目に飛び込んでくるのがサウナ。入ってすぐ左にあり、その隣に大きめの水風呂(およそ16~18℃?)がある。
その水風呂の奥側に横向きのカランが三列並んでいる。入浴客の割に数が多いので、余裕ある作り。
カランは初めてみるタイプで、真ん中にハンドルがあり、温度調整はアナグロの「ツーバブル混合栓」である。
生意気にもちょっと小難しい名前を使ってしまったが、ようするに暖かいお湯と冷たい水の出る栓が2つあるタイプ。
そして真ん中のハンドルはシャワーか蛇口かを選ぶものだ。
しかしスーパー銭湯のような温度メモリがないので、どんな案配で調節したらいいのか分からず、最初は冷たかったり熱くなったりして難しい!


入り口右手には立ちシャワー。こちらもツーバブル混合栓である。
その奥、つまり右壁に浴槽が続く。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲こちらは女湯。
男湯はこの反対の作りだが、入り口から見るとちょうどこんな感じだ


手前からハイパージェット(42℃)で、その奥がミクロンバイブラ(42℃)。名前とは裏腹にかなり豪快なバイブラである。その同じ浴槽の中に電気風呂があって、こちらも余裕あるスペース。
さらに奥に座湯(43℃)。残念なことに水枕は死んでいた。
一番奥がぬる湯で38℃。
温度はすべて肌感覚で推測したため正確には違うかもしれないが、だいたいこんな感じである。
くわえてマンション銭湯にしてはずいぶんと天井が高い。
今まで経験してきた中で一番天井が高いマンション銭湯かもしれない。浴室のスペースも余裕があり、ここはマンション銭湯であることを忘れさせる。 
 

さらにここの白眉は、なんといっても露天風呂だろう。
右奥にある引き戸をガラッと開けると、少し広めの浴槽になっていて、その奥には石積みの庭が広がっている。木も植えられていて、鳥も時折訪問する。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲こちらも女湯。実物はもっと奥行きと勾配が感じられる 


ただ、ここはあくまでも観賞用なので、登って怪我をしても責任を取れないよと警告してあった。


このように全体的にみるとスペースの余裕があって、とても快適である。
川崎は地味であるが完成度の高い銭湯が多く、ここもまたそうした期待を裏切らない素晴らしい銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 鹿島田
経路 まっすぐ北
周辺の環境 大通りに面してる

●空間演出
建物外観 マンション
壁画・眺望 石積み庭
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 
サウナ あり
温度 38~44℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(フェイスタオルは無料)
備え付け あり

◆人
受付 40代の男女
客層 中高年や若者


【案内】
住所
〒212-0053 
川崎市幸区下平間223

電話
044-556-0683

営業時間
14:00〜23:00 (日曜日は6:00〜10:30も営業)

定休日
毎週月曜日(祭日の場合は翌日)

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

五色湯(東京・椎名町)

2020-03-10 07:13:00 | 銭湯




#五色湯

 




 







✔オール薬湯
✔あふれる物でカオス
✔ガンプラ










#椎名町駅




▲西武池袋線の椎名町駅



▲ここは、日本のマンガ黎明期に若手作家たちが共同生活を送ったトキワ荘の最寄り駅でもある










▲南口に降りる




▲降りたところ


▲右に進む


ちなみに…


寄り道になるが、別の日に来たときに豆まきのイベントをやっていた


▲北口方面の踏み切りを渡ると












▲年男年女の小学生たちが登壇



▲ゲストのお相撲さんも登場すると豆まきが始まった




▲先ほどの右折したところに戻ると


▲そのまままっすぐ


▲ここで立ち止まり


▲左折する


▲すると、もう五色湯がみえてくる








▲薪が置いてあった










▲到着


入り口に立つと、すり切れた暖簾に、積まれた段ボール。
この時点で、なにやら嫌な予感が…。
自動扉の張り紙には「ここは公衆浴場で休憩所ではないので長い間休まないでください」とあった。
女湯は右側で、男湯は左側。
中に入ると、まず驚いたのが左側に段ボールが山積みだったのと、その上に衣服が投げ捨てられてあったことだ。
プライベートと職場の境界がここでは曖昧なようである。
番台に目を向けると、ボクサーパンツ一丁の50代後半ぐらいの男性がなにやらお金を整理していた。
「こんにちは…」と話しかけると「いらっしゃいませ!」と反応があったから、どうやらここの店主らしい(当たり前か)。
ところで、どうして真冬にパンツ一丁だったのか…。ほどなくすると髪の毛を整えて着替えていたので、開店前に一番風呂に入っていたのかもしれない。


貸しタオルがあるか伺うと、「ありますよ」とゆっポ君のタオルを渡してくれて、「シャンプーとかありますので」と入り口横にある備え付けを教えてくれた。


ザッと見渡すと、趣味の世界全開である。
まず目を引くのが島ロッカーの上にあるプラモデル群。ガラスケースに入ったプラモデルが数多く並べられてあり、その半分以上がガンプラだった。
ほかにも戦艦や戦闘機など所狭しと展示してあった。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲現実はこんな整頓された状況ではなかった


入って手前側には、ドリンクの冷蔵庫があり、その両脇をいろんな物が山積みになっている。その奥にテーブルと椅子。奥側にロッカー。
入り口左奥には南国の海の写真。これも店主の趣味か。
古い体重計などもあった。


浴室への扉を開けると、マンション銭湯にしては広めで、島カランが2つある。左右の壁にもカランがあるが、右の間仕切り側のみがハンドシャワー。あとは固定シャワーである。
右手前に立ちシャワーが1つ。
カラン自体は普通で、古い銭湯にありがちな不具合はみられなかった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は奥にあって、壁一面にタイル絵。
滝が流れており、その下には岩のイミテーション。そこからお湯がわき出てくる演出である。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲なかなか凝っている


浴槽は2つに分かれていて、2つとも薬湯。この日は緑色のバスクリンだった。
左が広めで、ジェットバスがついており、浅浴槽。温度は44℃ほどとけっこう熱めなので、常連ぽい人でも足を温めてから入っていた。もしかすると45℃ぐらいはあったかもしれない。
右が深浴槽で、こちらはさらに熱め。たぶん46℃以上だろう。
入浴客の中には茹でダコのように全身真っ赤な人もいて、あつ湯好きが好んでくる銭湯なのかもしれない。


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層は、高齢者がほとんどで、交流らしき様子はみられなかった。
一人の高齢者は浴室から出ると、足ふきマットのところで正座して体を冷やしていた。正直、出口に座られると迷惑なのだが。。。


浴室も全体的に綺麗とは言い難く、目地をみると黒ずんでいたり茶色がかったりしてて、老朽化を差し引いてもマメに清掃してるとは言えないだろう(脱衣場でだいたい想像できたが)。
ここは独自のホームページがあり、それを見る限りだとしっかりしたとこかな?と思っていたのだが、実際に来てみるとかなり雑多感のある、ある意味昭和らしい銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 椎名町
経路 道路
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 古い
壁画・眺望 滝の落ちるタイル絵
統一感 あり
置物 プラモデル
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 カオス
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 ジェットバス、薬湯
サウナ なし
温度 44~46℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ハキハキしてる
清潔さ 雑然としてる
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 50代後半の男性
客層 高齢者メイン


【案内】

住所
〒171-0031
豊島区目白5−21−4

電話番号
03-3952-7237

アクセス
西武池袋線「椎名町」駅下車、徒歩3分

休日
土曜

営業時間
16:30−24:30
日曜は14:30から営業

※東京銭湯ホームページ転載

大黒湯(東京・北千住)

2020-03-07 06:10:00 | 銭湯




#大黒湯







✔キングオブ銭湯
✔生きた文化遺産
✔心地よい緩さ










#北千住駅








▲地図をみると赤いところが現在地


▲改札口を右に進む




▲地上に出たところ


▲商店街に向かう






▲しばらく歩き




▲ここで立ち止まり


▲右側に向く


▲横断歩道を渡って


▲宿場町通りを進む








▲ミニストップのところで左折




▲あとは真っ直ぐ進むだけ






▲日光街道




▲横断歩道を渡り



▲右を向けば


▲大黒湯が見えてくる












▲大黒様





▲到着


▲ちなみに目の前にある美容室に


▲太り気味のワンちゃんがマットからはみ出して寝ていた




大黒湯の入り口に入ると、左に自動扉。開けて入れば、広めのロビーが広がる。
手前左にマッサージ機が2つ。真ん中にはテレビ。漫画本も置いてあり、さらに奥は座敷である。
全体的に洗練された感じではなく、どちらかというと少し雑然としている。
一番奥には坪庭もみえる。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


フロントに座るのは70代ぐらいの女性。特に愛想がいいわけではないが、言葉使いが丁寧だった。
「貸しタオルありますか?」と尋ねると「売ってるのしかないです」と言われ、「買われますか?」と言われたので頂くことに。値段はなんと50円。安い!
これだともはや利益がないだろう。




出典:東京銭湯ホームページ引用


男湯は右側で、のれんをくぐると、脱衣場も少し広め。真ん中にベンチが背中合わせで並び、右側にロッカーがある。ロッカーはコイン式とそうでない鍵だけのものに分かれていた。
入り口付近には給水機があり、コップも置かれてある。
とにかく脱衣場も手の込んだ造りと古さの調和が素晴らしく、まるで博物館の中に銭湯があるみたいだ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲開放感も素晴らしい


扉をあけて中に入ると、浴室も若干広め。
真ん中に島カランが2つあって、左の間仕切りにもカランがある。手前右側にはサウナの入り口。その横に立ちシャワーが2つ並ぶ。
露天風呂の入り口横は水風呂。水温は16℃ほどと一般的な温度だろう。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴槽は奥にあって、L字型。左が座湯。そこから仕切られて右隣が一人用の寝湯。古い銭湯にしては珍しく水まくらが生きていた。
主浴槽は白湯だけである。
湧出口は凝ったもので、石が積み重なって柵が取り付けられている。
温度は43~44℃と最初こそ熱く感じたが、慣れればちょうどよく感じる。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲左側


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲右側


露天風呂に入ろうとすると扉には注意書きが張ってあり、
「お子さん用便はトイレへ!」
の文字が書かれてあった。
どうやら露天風呂で子どもが○○○をしてしまったようだ。
こういう注意書は過去のトラブルを今に残す記録なので、見てて面白い。


露天風呂は、まず入り口の屋根が軒先のようになっていて、奥に向かって下りている。左に露天風呂。奥は小さな庭。灯籠まである。
この規模の銭湯にしては露天風呂は広めで、温度は42℃ほどか。若干室内よりも低く感じる。


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層は高齢者がメインながら親子や若者もおり、比較的年齢に幅がある。
想像してたよりも浴室内は雑で、少し緩い感じである。
これは批判的な意味ではなく、むしろ肩肘張らずに過ごせることに居心地良さを感じた。
建物は文化遺産級そのものであるが、浴室内は下町の生活感があり、気取らないところに好感の持てる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 北千住
経路 商店街を通る
周辺の環境 住宅街

●空間演出
建物外観 立派な宮造り
壁画・眺望 庭
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 座湯、寝湯、水風呂、露天風呂
サウナ なし
温度 42~44℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 言葉使いが丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル なし(購入50円)
備え付け あり

◆人
受付 70代の女性
客層 高齢者メインで親子や若者


【案内】

住所
〒120-0033
足立区千住寿町32−6

電話番号

03-3881-3001

アクセス
東京メトロ日比谷線「北千住」駅よりバス。「千住4丁目」下車、徒歩2分

休日
月に1回連休

営業時間
15:00−24:00


※東京銭湯ホームページ転載