銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

潮田湯(横浜・鶴見)

2021-09-14 06:46:00 | 銭湯
#潮田湯






京急本線
#鶴見駅

▲京急の鶴見駅。すぐ目の前にはJRの鶴見駅もある




▲鶴見駅はなぜか横に傾いて停車する




▲出口に向かって降りよう



▲右にまわると改札口


▲抜けて振り返ってところ


▲そのまま下に降りて




▲外に出たところ


▲右に進む




▲そのまま真っ直ぐ歩いて






▲ファミマが目印


▲この像が見えたら


▲分かれ道は左


▲左に曲がったところ


▲あとはほぼ真っ直ぐ歩くだけ






▲第一京浜がみえてくる。この道路はお正月の風物詩である大学駅伝で走るコースだ


▲横断歩道を渡り


▲鶴見川にかかる橋がみえてくる


▲汐見橋という


▲そのまま渡って






▲渡りきると


▲商店街がみえてくる。だいたいここらへんが来年の春(2020年5月)に放送されるNHK朝の連続ドラマ「ちむどんどん」の舞台のひとつになるらしい


▲その商店街の中へと入っていく


▲コロナ渦とはいえ、シャッターの閉まった商店街が目立つ






▲左側に駐車場がみえてくると




▲その左側の青い建物が潮田湯である


▲角を曲がり




▲到着


▲ここは受付がフロントタイプであるが実際は番台形式なので、このようにエントランスから男女に分かれている


女湯は左側で、男湯は右側。下足箱はかなり広めで脱ぎやすい。
サンダルをあずけて自動扉を開けると、その奥が受付になっており、先述した通りフロントだけど番台という不思議な作り。
座るのは40代前半か半ばぐらいの女性だ。
対応が丁寧なのと年齢を感じさせないガーリーな声だった。
貸しタオルをお願いすると、すぐに出してくれて1000円を渡せば「510円のお釣りです!」と渡される。


すぐ右側が脱衣場だが、ここは一階だけでなく二階も脱衣場になっている。
以前来たときは二階を覗かなかったのでどんな感じかあがってみると、誰もおらずほとんど使われていない様子だった。
クーラーは稼働しているので、独り占めして使うことができた。
スペースはほぼ一階と同じで、真ん中に座るテーブルがあり、鑑賞用の花も飾られている。全体的に古さはあるが、とてもいい雰囲気だ。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用
▲たぶんこちらは女湯の一階


再び階下に戻って浴室の扉を開けると、ここは初めての人だと驚くと思うのだが、男湯に限っていえば右端に室内ガーデニングが広がっている。そのスペースは浴室全体からみると1/3を占めるほどだ。そのガーデニングに隣接してカランが横列に並ぶ。カランのスペースも広めである。
シャワーは浴びると思ったより熱いが、みんな勢いがあって使いやすい。
浴室の左手前には立ちシャワーが2つ。こちらも使いやすかった。
その左奥に向かって浴槽が続く。
浴槽はシンプルな作りで、ヒョウタンのような曲線を描いて手前が浅浴槽で、奥が深浴槽と2つに分かれる。


出典:神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ引用


主浴槽は手前側がバイブラ仕様。それに間仕切り壁のところにジェットバスが2つついている。その真ん中には大きな支柱があって(男湯のみ)、残念ながら狭い印象を受ける。温度は42℃ぐらい。


深浴槽は若干広めで、白湯であるがラジウム鉱石を売りにしたものだった。湧出口のところはレンガ仕様で、さながら暖炉のように演出されている。そのステンレスの枠内にくだんのラジウム鉱石が詰められていた。温度は若干高めで、43℃ほど。


こうやって全体を見渡すと浴室自体はとてもシンプルで特に奇抜な設備はないのだが、やはりこの室内ガーデニングは別格である。
今までいろんな銭湯を巡ってきたけど、ここまで広く観葉植物を飾ってあるところは潮田湯のみである。


客層は典型的な高齢者ばかりだったが、巷でみるような地域住民の活発な会話はみられなかった。そのためとても静かで安穏としており、お湯につかりながら眺める室内庭園は心休まる時間だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 鶴見
経路 川を渡る
周辺の環境 商店街

●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 室内ガーデニング
統一感 あり
置物 花や植物
照明 明るい

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 二階分の広さ
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 バイブラ、ジェットバス、ラジウム鉱石
サウナ なし
温度 42~43℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 可愛い声
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け なし

◆人
受付 40代の女性
客層 高齢者


【案内】
住所
〒230-0048 
横浜市鶴見区本町通2-50

電話
045-501-0141

営業時間
15:00〜24:00

定休日
8日・18日・28日

※神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載

当り湯(横須賀・県立大学)

2021-09-11 07:17:00 | 銭湯
#当り湯


・横須賀を代表する銭湯
・風格と貫禄漂う建物
・銭湯物語で一番最初に紹介された銭湯





京急本線
#県立大学駅


▲京急の県立大学




▲ここは横須賀の地形を存分に感じることができる場所だ


▲横須賀中央と堀ノ内に挟まれた場所


▲出口を降りる


▲降りたら右に進み




▲改札口


▲駅を振り返る


▲改札口をでて左に向かう


▲そのまま進んで








▲このトンネルに入る




▲道なりに歩く












▲ここで立ち止まると


▲左折する


▲しばらくずっとまっすぐ








▲ここを無理やり入って










▲分かれ道が見えるが、右に進む。目の前に小学校があるが、その小学校の校門前に当り湯がある


▲右の横断歩道を渡り


▲左折する




▲当り湯がみえてくる


▲横には駐車場










▲振り返ると、右に小学校。左に当り湯だ






▲到着




入り口のエントランスは台形(ハの字)の形をしており、横須賀でしかみたことのない作り。
右側が男湯で左側が女湯になる。
中に入ると人とすれ違えないほど狭く、靴を入れてのれんをくぐれば左側に番台だ。
座るのは20代前半ぐらいの若い男性。
受付のまわりはコロナ対策でアクリル板が覆っている。
この手の銭湯は決まって受付がおばあちゃんなのだが、ここは三代目が協力しているのだろうか。手元をみると、教科書なのか難解そうな本を読んでる様子だった。
「貸しタオルありますか?」と訊ねると、入り口横にタオルが山積みになっており、「そこから自由にとってください」とのことだった。返す時は足下にあるカゴに入れて返す。
2枚までが無料で、さらにもう1枚必要な場合は100円が追加料金とある。


脱衣場をザッと見渡すと、昔の銭湯で共通するレトロな雰囲気を色濃く残しており、当時の片影が手に取るように感じられる
周囲の空間は飾り立てで覆われ、全体的に雑多感はあるが、しっかり清掃していることが伺える。
右に目を転じると外には中庭があり、扉が外されているのでほぼ室内と地続きのような作りだった。外にも椅子が置いてあり、小さいながら生け簀のような池も目に止まる。中では小さな金魚が元気よく泳いでいた。
中庭の奥隅っこには貸しタオルが干してあり、銭湯らしく気取らない日常を垣間見ることができる。


脱衣場の間仕切り壁は大きな鏡が鎮座し、右隅にはロッカーが並ぶのだが、なんとその数は合計で5つしかない。
古い銭湯は原則的にカゴを使うのが前提らしく、おそらくロッカーを使うのは一見さん向けなのだろう。
浴室入り口の上には相撲取りたちのサインが並び、相撲の番付も張られてあった。こうした経営者の趣味がにじみ出ているのは銭湯らしくていい。


浴室の扉を開けると基本的にシンプルな作りではあるが、ことのほか色使いがビビッドである。
天井が薄紫色で、このような単色で派手なのは珍しい。
真ん中にカランがあり、左右の壁にもカランがあるが、ハンドシャワーは一つだけ右手前にある。
これは身体が不自由な人向けのもののようだ。あとは固定シャワーで、古い銭湯の割には水回りの設備がしっかりしていた。


奥に浴槽があり、均等に2つに分かれている。
左が深浴槽で、ジェットバスのような設備は一切なし。水面がとても穏やかで、静寂な佇まいを一層引き立てる。
右が浅浴槽でバイブラ仕様。バイブラで底がハッキリとは見えないが、それでも所々床が割れているのが分かる。なにせ建物が昭和初期に建てられてものらしく、どうしてもそうなるだろう。
砂利を蹴るようにザラついた感触を足の裏で感じながら、湯船の中にゆっくりと体を沈めると、熱めではあるが肌を焦がすほど熱くは感じなかった。
せいぜい45℃。直感的には44℃程度かなと感じる。こうした古い銭湯だとお湯を熱くすることが自分たちのアイデンティティかのようにこだわるところがあるが、これは意外だった。
この温度は深浴槽も同じで、よほど熱いのが苦手な人でない限りほとんどの人が入れる温度ではないかと思う。
昔からこれぐらいだったのか、それとも時代とともに変化していったのかは分からないけれども。


浅浴槽と深浴槽の間には溶岩で作られたモニュメントがあり、かなり小さめだったが、開店当初からあったとすればかなり先駆的な(当時としては)銭湯だったようである。
今ではその溶岩のところにウサギやドラゴン、機関車トーマスといった関連性のないフィギュアが所々置かれてあった。
壁絵は山を背景に、田舎の家が描かれている。牧歌的な景色だ。


戦前からあった銭湯ということで、全体的に設備のガタがきてるのは当然であるが、そこをノスタルジックと感じるかメンテナンス不備と感じるかは人それぞれだろう。
当たり湯は神奈川全体を見渡しても突き抜けて古く、いつまでも残ってほしいと願う建物だった。



出典:銭湯ホームページ引用


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 県立大学
経路 西へ
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 牧歌的風景のペンキ絵
統一感 あり
置物 水槽
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 綺麗
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 バイブラ
サウナ なし
温度 44℃
棚 なし
男女入れ替え なし

■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(2枚まで0円)
備え付け なし

◆人
受付 20代前半の男性
客層 高齢者


【案内】
住所
〒238-0017 
横須賀市上町4-99

電話
046-822-2857

営業時間
14:30〜21:00

定休日
金曜日

神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合銭湯ホームページ転載

パラリンピックの折り返し地点④(オリンピックミュージアム前)

2021-09-10 06:24:00 | オリンピック


オリンピックミュージアムにやってきました。やはりオリンピック期間中と比べるとどうしても人が少ないかなという印象を受けます



訪れる人たちも少ないのか、受付のボランティアたちも心なしかのんびりした雰囲気を漂わせています



相変わらず他県の警察官たちをたくさん見かけます。この日は大阪府警でした



五輪のマークのところにきました



パラリンピックの開催中もパラリンピックのモニュメントは掲げないようです



相変わらず行列ができる人気ぶりですが、やはりここも開催中の割には少し人が少ないかなと思われます











みんな手持ち無沙汰のご様子





交通規制がされているためにとてもしずかで、都心とは思えないゆったりした時間が流れる空間でした

パラリンピックの折り返し地点③(夢の大橋)

2021-09-09 06:10:00 | オリンピック


東京ビックサイトにやってきました



こちらは関係者の拠点にもなっており、いろんなスタッフたちが出入りしてました





東京ビックサイトにあるモニュメントです。なぜ巨大ノコギリ?
調べてみると、アメリカのポップアート作家の作品で、問題解決のプロセスを表現してるそうです(問題を切り分けて考えるということでしょうか)



近未来型の水素バスも通っていました



ボランティアの姿がみられます



やっぱり独特ですね



夢の大橋にやってきました





残念ながら以前あったミストシャワーは撤去されていました



見えてきました





オリンピックとおなじ聖火台です







メラメラ燃えてます


 
反対側。やはり二度目ということで新鮮味もなくなったのか、あるいはこの日は暑すぎたのか、見学に来る人は少なかったです





東京ビックサイト駅近くにもどると



こんな花がありました。ミライトワとソメイティをかたどったものです



ボランティアの女性たちが楽しそうに記念撮影をしていました





さらに奥に進むと



こちらも花が飾ってあります



立体的な花です



奥にはこうしてお花畑



近づいてみると



こんな風になっていました

パラリンピックの折り返し地点②(ファンパーク)

2021-09-08 06:29:00 | オリンピック



ゆりかもめに乗っていると、こんな景色が目に飛び込んできました







最寄り駅は東京国際クルーズターミナル。船の科学館が近くにあります
  






ダイバーシティ方面をみると、遠くにはガンダムの姿も



まばらですがお客さんがいる様子でした





オメガや東京ガスなどの文字が見えるので、オリンピックのスポンサーが手がけるパビリオンぽいと思ったのですが、調べてみると「2020 FAN ARENA」と「2020 FAN PARK」2会場があって、FAN ARENAは東京ビックサイト、FAN PARKが東京国際クルーズターミナル周辺になるそうです。
8月24日から9月5日までと短い期間限定のファン向けイベント(パラリンピックのスポーツ体験施設)でした





降りて覗いてみましょう



入り口です。ここで入り口に立つ警備員の男性に、「なにも知らないので来たのですが中に入れるのですか?」と訊ねると、「(新型コロナウイルス接触確認アプリのcocoaを)登録されてますか?都民在住じゃないとダメなんですよ」とのこと。「えー」と内心思いつつ、「とりあえず中で確認してしてみてください」と言われたので中に入ります。
ゲートには茶髪や金髪の若い男女が数人暇そうにしてて、こちらをじっと凝視してしました。
代表者的な感じの男性が寄ってくると、「こちらはどういう手続きを取れば入れるのですか?」と訊ねたら、同じように都民在住じゃないとダメと言うことで、申し訳なさそうに言われました。
感染防止対策として決められたことなら仕方ありません(都民限定ということはよその都道府県に感染を広げない意味もあると思われます)



こんな感じであまり一般市民にあまり知られてないのか、ほかのオリンピック関連施設と比べて閑散とした様子でした