soWhatだ

本ブログ中1割は「面白い!」書いた本人が言うのだからまちがいないっ!「soWhatだ」
残りの9割、そこは触れない様に

教訓 加川良

2009-09-28 | 音楽・映画・TV
昔1970年代だったろうか、フォークブームというのがあった。
学生運動が吹き荒れ、ゼネストで山手線が停まった。

ベトナム戦争が泥沼に入り、アメリカでウッドストックが開催された。
日本でもフォークジャンボリーが数万人を集めた。

ウッドストックでジャニスジョプリンが衝撃のデビューを果たした。
フォークジャンボリーでは高田渡のマネージャーだった加川良が『教訓』で喝采をあびた。

ジャニスはメジャーの波に乗り一躍スターとなったが、運命に翻弄され27歳で生涯を終えた。
加川良はメジャーを拒否し、独自の活動を続け、還暦を過ぎた今でも悠々と時に激しい唄を聞かせてくれる。

来月ここ群馬高崎でもコンサートがある。
何とかチケットも押さえた、久々のライブに期待が高まる。

ところで『教訓』はかれの代表作と言われている(本人は不本意かもしれないが)

歌詞引用

命は一つ人生は一回、だから命を捨てないようにね。
あわてると、ついフラフラと御国の為なのと言われるとね。
蒼くなって尻込みなさい逃げなさい隠れなさい

引用終了

この歌詞を聴くたびに思う
団塊世代近辺世代フォークファンの中で「友よ~」に乗れなかった人にとって
「尻込みして逃げて隠れろ」と説く加川の指摘は「目からウロコ」だった。

更に『伝道』では
「悲しい時にゃ悲しみなさい、気にする事じゃありません、あなたの大事な命に関わる事じゃありません」
と言い切る。

さて

「お国のため」とか「男らしく」とかを織り込まれた我々にとって『教訓』は画期的だったが。
現在の標準的若者にとって『教訓』は「へっ、それが何か、当たり前でしょ?」なのだろうか?

soWhatだ・・・でも『シェフ』なんて歌は我々のセンスだなあ?ベタだけど・・・over
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 榛名湖 | トップ | 日本における風力発電の将来... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽・映画・TV」カテゴリの最新記事