ポルトガルの空の下で

ポルトガルの町や生活を写真とともに綴ります。また、日本恋しさに、子ども恋しさに思い出もエッセイに綴っています。

ポルト、ミラガイア地区(2)

2017-12-27 09:58:48 | ポルト
2017年12月27日 

MiragaiaとはGaiaが見える所という意味です。その名の通り、ドウロ川を左手に歩くと右手は古い家並み、、そして対岸には隣町Gaia市が見えます。ミラガイア地区は世界遺産区域で、ポルトの最も古い伝統的な家々を今に遺しています。

ポルトの新設アパートでは写真で見るように通りに面して洗濯物を干すのは禁じられているが、旧市街は別。この洗濯物のポルトガルらしさを表すのだ。


かつてはカフェや商店が立ち並びにぎわったであろうアーケード。


現在はそのほとんどは倉庫として使用されておりさびれたままだ。わたしがよく足を運んだころは訪れる人もなく、一人自分が歩いたアーケードを振り向いてデジカメを向けると、この古いアーケードが一瞬の間、輝く光を見せたように思われたのは気のせいか。清潔な近代美もそれなりにいいけれど、こういう古さには人の生活のノスタルジアが感じられ惹かれる。下はツーリスト用に最近修繕されたアーケードの一部。



ポルトの古い町では必ず見かける猫たち。ミラガイアもその例に漏れず。




人なれしていてカメラを向けるとちゃんとポーズをとる。


アーケードの古い家々には現在も人が住む。



この日も洗濯物を干しに住人がベランダに。パラボリックアンテナも設置されて、生活感が溢れている。



わたしの好きなアーケードの上の住まいの一枚。

この低地から前回紹介した急な高地範囲がミラガイア地区になるので、一通り歩くには少し骨が折れるのだが、わたしの好きなポルトの街のひとつである。


読んでいただき、ありがとうございます。では、また!


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
地震 (ほげほげとまと)
2017-12-28 01:15:17
spacesisさん

<一人自分が歩いたアーケードを振り向いてデジカメを向けると、この古いアーケードが一瞬の間、輝く光を見せたように思われたのは気のせいか。清潔な近代美もそれなりにいいけれど、こういう古さには人の生活のノスタルジアが感じられ惹かれる>

私が年を取って嬉しいのは ↑ こういう文章に
共感と感動を覚えられる時です
若いときにはできなかったことができるようになっていると感じるのが嬉しい今日この頃


ほげとま
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ほげとまさん (spacesis)
2017-12-28 18:15:33
コメントをありがとうございます。

年を経てできなくなることも多いですが、できることを捉える考え方は、ポジティブでとても好きです。

若い時には、子育てやらなんやらでこういうことには
目をむけませんでしたが、
子どもたちが手元を離れてから、自分が住む街に興味を持ち始めました。

ほげとまさんも行動的なようですが、わたしも
まだひと頑張り、したいものです^^

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