穴村久の書評ブログ

漫才哲学師(非国家資格)による小説と哲学書の書評ならびに試小説。新連載「失われし時を求めて」

スプートニクの恋人

2016-01-12 08:11:49 | 村上春樹

この本、わりと聞くことが多いので読んでいる(現ポジション201頁)。

これはノルウェイの森の習作かと思った。ところがどっこい、アンチョコによるとノルウェイの森の方が10年以上も前らしい。

習作と思った理由はシチュエイションが似ていること、叙述がノルウェイの森より劣ることである。

へえ、と思ってインターネットに投網を投げ込んだ。あまりヒット数はないが読者評がいくつかある。「ネタバレ(くたばれ)」なんだそうだが、大分ひねりがあるそうだ。とするとシチュエイションは酷似していても別の趣向ということかな。

少なくとも200頁まででは分からない。