スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

京王閣記念&第一部定理三二

2006-10-27 23:09:42 | 競輪
 24日に決勝が行われた京王閣記念(映像。左のレース案内のレースダイジェストという項目から進んでください。)。前受けは渡部選手で,3番手に山崎選手,6番手に小川選手,8番手から新田選手で周回。残り2周から小川選手が上昇,このラインに新田選手も続きました。一旦は小川選手が前に出ましたが,流したところを渡部選手が再度の巻き返し。福岡の吉岡選手を中心とする不動会に所属する両選手による先行争いとなりました。制したのは先輩の渡部選手の方で,これを絶好の中団を確保した新田選手が捲りにいきます。しかし捲りきることができず,直線は渡部選手の番手の小倉選手が抜け出すところ,7番手から捲ってきた山崎選手が外を一気に突き抜けて優勝。山崎選手をマークした山口選手が2着に流れ込み,小倉選手が3着でした。渡部選手は先行争いをしてのもので,それで新田選手は出させなかったのですから,まずまずのレースだったと思います。新田選手はうまさを発揮して絶好のポジションは取ったのですが,そこからが今一歩。優勝した福島の山崎芳仁選手は,バック7番手,しかも少し離された位置からの捲りで,強かったとしかいいようがありません。中部勢の切替えがなかったのも幸いしました。記念は8月の福井記念以来です。なお,今年の競輪グランプリはこの京王閣競輪場で開催されることになっていて,高松宮記念杯を優勝してすでに出場を決めている山崎選手にとっては,大きな優勝だったといえるかもしれません。
 明日からは千葉記念になります。

 自由意志という特質は神に属し,したがって神はその自由意志によってあらゆることをなすという当時の僕が考えて出した結論は,しかし,エチカにおいては誤りとされるわけです。それではここからはエチカに戻って,なぜそのような考え方が誤りであるのかということを,エチカに訴えて考えていくことにします。スピノザ以前,あるいはスピノザと同時代の哲学者でも,神には自由意志が属すると考えていた人も多かったこともあり,スピノザもこれについてはわりと詳しく説明しています。そこでまず,ここでテーマとしてあげているのが定理三二系一ですから,とりあえずはその前提となる定理三二からみておくことにします。「意志は自由なる原因とは呼ばれえずして,ただ必然的な原因とのみ呼ばれうる」。
コメント (2)
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