スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

広島記念&様態的区別

2006-12-19 20:09:41 | 競輪
 広島記念決勝(動画)。ここは佐藤選手と荒井選手がSを取りにいき,内枠有利の佐藤選手が確保して北日本の前受け。これを群馬が追走し,中団の5番手から静岡勢,後方8番手に荒井選手での周回となりました。残り2周のホームから荒井選手が上昇すると,深沢選手がこれを制し,打鐘で佐藤選手を抑えて先行態勢に。佐藤選手は4番手まで引き,静岡の後ろは内が佐藤選手、外が手島選手で取り合いになりました。そのまま先行した深沢選手ですが,隊列がやや短くなったところを,後方の荒井選手がホームから早くも発進。力の違いもありますが,スピードがまったく違い,バックではあっさりと捲りきりました。マークの山田選手も懸命に追走しましたが,深沢選手の番手から渡辺選手の飛びつき。直線入口では渡辺選手が取りきって山田選手は後退。早めの巻き返しであったために,荒井選手も直線ではやや失速気味でしたが,渡辺選手の猛追を振り切って優勝。スピードの違いで荒井選手の捲りこそ止められなかったものの,それ以外はうまく立ち回った渡辺選手が2着,3着には外を鋭く伸びた斎藤選手が入っています。優勝した佐賀の荒井崇博選手は,前受けできなかったのは誤算だったと思いますが,まずまず強いレースをしたといえるでしょう。九州勢好調の波にも乗りました。8月の小田原記念完全優勝以来の記念競輪3勝目です。対してSを取った佐藤選手は,突っ張って先行してしまった方がよかったかもしれません。抑えにきたのが深沢選手であったところが誤算だったようです。
 明日は名古屋グランプリ。勝つのはヴァーミリアン◎でしょうが,2着争いが難解。マイネルボウノット○を筆頭に,差なくドンクール△,キングスゾーン△という順で。
 そして浦和ではテレビ埼玉杯。ここはグリンセレブ◎を狙い,カセギガシラ○,ベルモントストーム▲,ベルモントソレイユ△,ブローザウインド△あたりまで。
 そして竜王戦の第七局。勝った方が竜王,負ければここまでの3勝が水の泡という厳しい一局です。振駒ですが,どちらかといえば先手がほしいのは佐藤棋聖の方でしょうか。

 今日からは,実体Aの本性が属性Xと属性Yによって構成され,実体Bの本性が属性Yと属性Zによって構成されるということが可能であると表象する(想像する)場合には,実体Aの本性を構成するといわれている属性Yと,実体Bの本性を構成しているといわれているもうひとつの属性Yとの間に,区別の混同があるということ,すなわち,本来は実在的に区別されるべきである属性について,それを様態的に区別しているのだということについて詳しく説明していきます。まず,最も単純に考えた場合,これらふたつの属性Yというのは,そのように存在することが可能であるという場合には,明らかに,ひとつの属性Yともうひとつの(それとは別の)属性Yというように区別されていることは明白なのです。ところが公理一の意味からして,自然のうちには実体とその属性か,様態だけが存在するのですから,すべてのものは属性の相違によって区別(実在的区別)されるか,様態としての差異によって区別(様態的区別)されるかのどちらかです。ですがふたつの(複数の)属性Yが実在的に区別されるわけがありません。よって,これは区別される場合には様態的に区別されているということになるわけです。
コメント
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