竜王戦七番勝負第四局。
封じ手の△5五歩から46手目に△5四角と打ったのは後手の作戦。しかし▲6七角と打ち返されて。この角はあまり働きませんでした。この後,先手は61手目に▲3三歩成とと金を作ってポイントを稼ぎ,73手目の▲7五歩~▲8七角も好手順。後手も2日目は普通に指しているという感じがするのですが,普通に指していったら先手が快勝したというように思えました。そもそも封じ手の局面で後手には問題があるのかもしれません。
一手損角換り△9四歩型の趣旨から考えると,▲9六歩と受けられた上に先手に穴熊に囲われてしまっては,主張するべき点がないように思えます。この将棋は角交換の後,12手目に△2二飛と回っていますが,先手は向飛車を予期したかのように▲3八銀と備えていますので,これがそもそも早くに形を決めすぎで,ここは△9五歩のような手で,まだ居飛車か振飛車か態度を決めない方がいいのかもしれません。ただこの場合には,後手の立ち遅れを咎めに,3八の銀を早めに繰り出していくような将棋になるのかもしれません。いずれにせよそう多く指されているわけではないので,確たる定跡というものが確立していませんが,もう少しこの指し方には工夫が必要なのではにかと感じました。
その他,何かあればいつものように()の中に追記します。
これで渡辺明竜王が3勝1敗と防衛に王手。第五局は28日と29日に指されるのですが,佐藤康光二冠は26日に王将リーグの森内名人戦があるという厳しい日程の上,今期は先手番の将棋で大きく負け越しているということもあり,このシリーズの帰趨が見えてきたという感があります。
明日は倉敷藤花戦三番勝負第二局が指されます。斎田倉敷藤花が勝てば防衛。清水女流王将が勝ちますと翌24日に第三局が指されます。
精神が思惟の様態であるということだけのことから,観念が発生するということを検証していくために,まず様態の定義である第一部定義五と,ここでの考察におけるその意味を明らかにし,続いてさらに詳しく調べるために第一部定理二五系を援用し,個物の特性というものを調べました。すると,個物が神の属性を表現するということが明らかになりました。そして表現の問題としてここで考えなければならないこととして,表現の理由と内容というふたつのことを考え,その具体的内容として,個物が原因となって別のものを生じさせるということがその内容ではないかと考え,そのように考えられる根拠を明示しました。また,そうしたことは,単に個物の場合にだけ妥当するのではなくて,無限様態の場合にも同様に妥当するであろうと結論しました。精神は必ずしも個物であるとはいえませんので,これは重要なところと思います。
これらのことを基に,精神の場合について考え,精神,あるいは思惟の様態一般による思惟属性の表現を思惟作用ということにしました。そして第一部定理三を援用することによって,思惟の様態が原因となって生じる結果は思惟の様態であるということを明らかにし,思惟の様態のうちの第一のものは観念であるということがすでに明らかになっていますので,この定義のうちには,観念の発生の正当性があるということ,すなわち,精神はそれが思惟の様態であるということだけで,ある観念を生じさせるということが,正しいということを明らかにしたわけです。これで今回のテーマの最大の問題は解明できたと思います。
封じ手の△5五歩から46手目に△5四角と打ったのは後手の作戦。しかし▲6七角と打ち返されて。この角はあまり働きませんでした。この後,先手は61手目に▲3三歩成とと金を作ってポイントを稼ぎ,73手目の▲7五歩~▲8七角も好手順。後手も2日目は普通に指しているという感じがするのですが,普通に指していったら先手が快勝したというように思えました。そもそも封じ手の局面で後手には問題があるのかもしれません。
一手損角換り△9四歩型の趣旨から考えると,▲9六歩と受けられた上に先手に穴熊に囲われてしまっては,主張するべき点がないように思えます。この将棋は角交換の後,12手目に△2二飛と回っていますが,先手は向飛車を予期したかのように▲3八銀と備えていますので,これがそもそも早くに形を決めすぎで,ここは△9五歩のような手で,まだ居飛車か振飛車か態度を決めない方がいいのかもしれません。ただこの場合には,後手の立ち遅れを咎めに,3八の銀を早めに繰り出していくような将棋になるのかもしれません。いずれにせよそう多く指されているわけではないので,確たる定跡というものが確立していませんが,もう少しこの指し方には工夫が必要なのではにかと感じました。
その他,何かあればいつものように()の中に追記します。
これで渡辺明竜王が3勝1敗と防衛に王手。第五局は28日と29日に指されるのですが,佐藤康光二冠は26日に王将リーグの森内名人戦があるという厳しい日程の上,今期は先手番の将棋で大きく負け越しているということもあり,このシリーズの帰趨が見えてきたという感があります。
明日は倉敷藤花戦三番勝負第二局が指されます。斎田倉敷藤花が勝てば防衛。清水女流王将が勝ちますと翌24日に第三局が指されます。
精神が思惟の様態であるということだけのことから,観念が発生するということを検証していくために,まず様態の定義である第一部定義五と,ここでの考察におけるその意味を明らかにし,続いてさらに詳しく調べるために第一部定理二五系を援用し,個物の特性というものを調べました。すると,個物が神の属性を表現するということが明らかになりました。そして表現の問題としてここで考えなければならないこととして,表現の理由と内容というふたつのことを考え,その具体的内容として,個物が原因となって別のものを生じさせるということがその内容ではないかと考え,そのように考えられる根拠を明示しました。また,そうしたことは,単に個物の場合にだけ妥当するのではなくて,無限様態の場合にも同様に妥当するであろうと結論しました。精神は必ずしも個物であるとはいえませんので,これは重要なところと思います。
これらのことを基に,精神の場合について考え,精神,あるいは思惟の様態一般による思惟属性の表現を思惟作用ということにしました。そして第一部定理三を援用することによって,思惟の様態が原因となって生じる結果は思惟の様態であるということを明らかにし,思惟の様態のうちの第一のものは観念であるということがすでに明らかになっていますので,この定義のうちには,観念の発生の正当性があるということ,すなわち,精神はそれが思惟の様態であるということだけで,ある観念を生じさせるということが,正しいということを明らかにしたわけです。これで今回のテーマの最大の問題は解明できたと思います。