新鋭の稲葉陽四段がA級の木村一基八段に挑むという図式になった第80期棋聖戦挑戦者決定戦が指されました。このふたりは初手合。
振駒で先手は稲葉四段。木村八段の一手損角換り1-Ⅱに対し,先手が最短手順で早繰り銀から進撃。前例ある展開からおそらく先手の研究手順に対し,後手が△6二飛~△4四銀という非凡な手順で応じ,ややリードを取ったと思われる局面から第1図に。
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ここで△5五銀は▲6七銀でつまらない感じですが,△7八金から飛車を取る順や△5六同角成▲同歩△5五銀はありそう。しかし自重して△8五角成。先手も角を逃げてはいられないので▲2二角成~▲7六金。この最後の▲7六金が,場合によっては▲8八飛と回る狙いを含む手で,それまでの手順からすると後手は変調を思わせました。進んで第2図。
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ここでは▲3三歩と叩いてみたいですが,▲6三桂としたのはそれでは無理だからなのでしょう。先手はこれで金は取れましたが,成桂がそっぽ。その後も一旦は渋い応酬となりましたが,先手にはチャンスがなかったように思います。したがって第1図以降の展開でも,駒得で後手がリードを保っていたということではないかと思われます。
ということで木村八段が羽生棋聖に挑戦することになりました。きっと長い将棋が見られることでしょう。
酒と煙草というのはどこかワンセットのようなところもありますので,この話もしておくことにします。
まずは家族のことから。僕が産まれたとき,僕の家族というのは,僕の両親と父の母,すなわち祖母でした。僕の父は8人きょうだいの末っ子であったのですが,祖父と祖母が住んでいた家を相続する形になりました。これは珍しいことのように僕は思うのですが,末子相続という形態で,あるにはあるようです。だから祖母が同居していたということになります。なお祖父,父の父というのは僕が産まれる前に死んでいますので僕は知りませんし,そもそも僕の両親が結婚する前に死んでいましたので,僕の母も知らないということになります。
6年後に妹が産まれました。つまり家族が5人になったわけです。この状態は15年余り,つまり僕が成人するまでは続きましたので,僕の中で僕の家族という形態はこの5人の状態をまずは意味します。この状態は祖母が死ぬことによって崩れました。
その後,母の母が同居するようになりまして,今度はこの状態が現在まで続いています。なお母の父というのは,僕が小学生のときに死んでいます。
このうち喫煙者は,僕の両親と,母の母です。したがって,僕が物心ついた頃から煙草というのは僕の身近にあるものでした。また,僕の父は8人きょうだいで,祖母が一緒に住んでいた関係で,家に親戚がくるというケースはかなり多かったのですが,喫煙者の方が多かったです。こういう状況で僕は育ったわけですから,僕が喫煙者になってもそれは不思議なことではなかったといえるかもしれません。
振駒で先手は稲葉四段。木村八段の一手損角換り1-Ⅱに対し,先手が最短手順で早繰り銀から進撃。前例ある展開からおそらく先手の研究手順に対し,後手が△6二飛~△4四銀という非凡な手順で応じ,ややリードを取ったと思われる局面から第1図に。
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ここで△5五銀は▲6七銀でつまらない感じですが,△7八金から飛車を取る順や△5六同角成▲同歩△5五銀はありそう。しかし自重して△8五角成。先手も角を逃げてはいられないので▲2二角成~▲7六金。この最後の▲7六金が,場合によっては▲8八飛と回る狙いを含む手で,それまでの手順からすると後手は変調を思わせました。進んで第2図。
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ここでは▲3三歩と叩いてみたいですが,▲6三桂としたのはそれでは無理だからなのでしょう。先手はこれで金は取れましたが,成桂がそっぽ。その後も一旦は渋い応酬となりましたが,先手にはチャンスがなかったように思います。したがって第1図以降の展開でも,駒得で後手がリードを保っていたということではないかと思われます。
ということで木村八段が羽生棋聖に挑戦することになりました。きっと長い将棋が見られることでしょう。
酒と煙草というのはどこかワンセットのようなところもありますので,この話もしておくことにします。
まずは家族のことから。僕が産まれたとき,僕の家族というのは,僕の両親と父の母,すなわち祖母でした。僕の父は8人きょうだいの末っ子であったのですが,祖父と祖母が住んでいた家を相続する形になりました。これは珍しいことのように僕は思うのですが,末子相続という形態で,あるにはあるようです。だから祖母が同居していたということになります。なお祖父,父の父というのは僕が産まれる前に死んでいますので僕は知りませんし,そもそも僕の両親が結婚する前に死んでいましたので,僕の母も知らないということになります。
6年後に妹が産まれました。つまり家族が5人になったわけです。この状態は15年余り,つまり僕が成人するまでは続きましたので,僕の中で僕の家族という形態はこの5人の状態をまずは意味します。この状態は祖母が死ぬことによって崩れました。
その後,母の母が同居するようになりまして,今度はこの状態が現在まで続いています。なお母の父というのは,僕が小学生のときに死んでいます。
このうち喫煙者は,僕の両親と,母の母です。したがって,僕が物心ついた頃から煙草というのは僕の身近にあるものでした。また,僕の父は8人きょうだいで,祖母が一緒に住んでいた関係で,家に親戚がくるというケースはかなり多かったのですが,喫煙者の方が多かったです。こういう状況で僕は育ったわけですから,僕が喫煙者になってもそれは不思議なことではなかったといえるかもしれません。