スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

岸和田記念&排泄

2010-03-16 19:13:22 | 競輪
 今年の競輪は近畿勢が好調。地元地区ということもあり,今日の岸和田記念の決勝(動画)にも3名が進出してきました。
 並びは金成-山田の北日本,村上-南-中沢-光岡の近畿中部,坂本-菅原-加倉の九州。
 スタートを取ったのは南で村上の前受け。金成が5番手で7番手から坂本の周回。残り2周半から坂本が上昇。ホームでは村上に並び,金成がスイッチ。バックで村上が引き,ほぼ一列棒状となった打鐘から再び村上の巻き返し。村上は坂本を捲りきりましたが,菅原が南を捌いて番手に。直線は粘る村上を菅原が捕えて優勝。バックから捲っていった金成が2着で逃げた村上が3着。
 優勝した大分の菅原[すがはら]晃選手はこれが記念競輪初優勝。ここは決勝に進めたSSが村上ひとりで,相手関係には少しだけ恵まれました。また,坂本が気風よくいってくれた展開もうまく作用。ただ南を捌いたあたりの動きは俊敏でした。本来は自力型の選手で,この優勝を気にさらなる飛躍に期待したいところです。

 これで第二部定理四九系をそれ自体で証明するということには成功しましたし,またそれに伴って,僕が知性と意志との関係を,ある事物とその事物の本性との関係ではなく,ある事物の本性とその事物の実在性,すなわち第二部定義六によりその事物の完全性との関係で説明した理由についても,僕としてはできる限りの説明を尽くしました。よって,この系に関連する論理的な考察はひとまずここで終止符を打つということにして,いよいよ今回の考察の主旨である,この系を経験論的な観点から補強するという段階に歩を進めていくことにします。
 これに関しては,第三部定理二を考察したときと同様に,人間の排泄という行為ないしは行動を例にとって説明します。というか,第三部定理二の考察で排泄行為を例とした理由のひとつが,今回の考察を視野に入れてのものでしたから,これは当然です。ただ,やはりそれを考察したときから長い時間が経過してしまいましたので,ここで再び,これについても若干の説明を加えておくことにします。
 まず,人間の排泄行為というのは,第三部定理七の現実的本性,この場合は人間の現実的本性に属するというのが僕の立場です。いい換えればこれは人間の自己保存の法則です。したがって,一般的には,排泄をなすことにより人間の本性あるいは実在性は維持ないし向上し,逆に排泄がなされないという場合には,その人間の本性は最終的には破壊されるということになります。このことは医学的というほどのことではないかもしれませんが,自然科学的な観点からも間違ってはいないでしょう。
 もちろん排泄だけがこれに属するというわけではなく,排泄とはこの一部であるということです。そしておそらく僕たちが日常的に経験し,かつそれを意識するような自己保存の法則としては,この排泄行為というのが,最も代表的なものになるだろうと思います。
コメント
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