スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

順位戦回顧&放尿

2010-03-20 19:29:04 | 将棋トピック
 第68期順位戦は16日にC級1組の最終局一斉対局があり,全日程を消化しました。展望がどの程度のもだったかをみるためでもありませんが,例年のことですから簡単に回顧します。
 A級。三浦弘行八段が優勝を決め,羽生善治名人への挑戦権を獲得しました。どちらかといえばこれまでは残留するのに汲々としていましたので,意外に思われた方も多いかもしれません。降級は井上慶太八段と佐藤康光九段。佐藤九段についていえば,棋力どうこうより,6時間の将棋で体力負けしているような印象を受けます。B級1組では力は上位でしょうが,意外と苦戦するケースもあり得ると思います。
 B級1組。ここは渡辺明竜王と久保利明二冠の昇級ですので本命決着といえるでしょう。渡辺竜王は明らかに自分の将棋に自信を増している印象で,初参加となるA級でも挑戦者争いをしてくれるのではないかと期待します。阿部隆八段と堀口一史座七段が降級。
 B級2組。中村修九段と中田宏樹八段というベテランふたりが昇級。地力という面からいえば,在籍するべきクラスに上がったということはできるかと思います。
 C級1組戸辺誠五段と飯島栄治六段が昇級し,戸辺五段は六段昇段。戸辺五段は僕は実はそれほど注目していなかったのですが,初参加の10連勝は立派。他棋戦の成績もよく,来期以降のさらなる活躍も見込めそうです。
 C級2組。豊島将之五段,崎一生四段,金井恒太四段の3人が昇級し,崎四段と金井四段が五段昇段。展望でも名前を挙げたように,豊島五段は僕が将来に大きな期待をしている棋士のひとり。まだまだこれは通過点にすぎない筈だと思います。

 排尿を分節するといっても,ここでは失禁と放尿の2種類に分節するだけですから,ここではどのような排尿という運動についてそれを放尿と名付けるのかといえば,それは失禁といわれる排尿以外のすべての排尿に関して,それを放尿というということになります。そしてすでにどのような排尿についてそれを失禁というのかということについては説明しましたので,その3種類のカテゴリーに収まらないような排尿に関しては,必然的にそれをすべて放尿ということになります。
 したがって,どのような排尿という運動についてそれを放尿と名指すのかということを,より積極的に定義するならば,それは以下のようになります。
 ある人間の意識が覚醒していて,さらにこの人間の精神のうちに自分の身体の排尿という運動について何らかの観念が現実的に実在し,かつこの人間の精神のうちに,この運動について何らかの意味で否定的な思惟の様態が現実的に実在しない場合に,この人間の身体が排尿という運動をなすとき,この排尿についてはこの考察において放尿といいます。
 ひとつだけ注意しておくならば,自身の排尿に関して否定的な思惟の様態が現実的に実在しないというのは。本来は消極的な定義であって,本当はそれについて肯定的な思惟の様態のみが現実的に実在するというべきですし,考察を続けていけば,おそらくそれが明らかになると思います。しかし僕たちは現実的に放尿する場合,要するにトイレで排尿する場合はほぼこれであるといって差し支えないでしょうが,必ずこの肯定を意識しているというものではありません。僕が消極的に定義づけたのは,積極的に定義することによって生じるおそれがある無用の争いを避けるためにすぎません。したがって積極的な定義が必要と思われる方は,肯定的な思惟の様態のみが現実的に実在する場合というようにお考えください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする